マス ダルゾン / フォジェール ブラン カブレッタ 2020 (フランス/ラングドック)

FRB0025020
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マス ダルゾン / フォジェール ブラン カブレッタ 2020(白)

(FRB0025020)

ヴィンテージ:2020

生産国:フランス

生産地:ラングドック

葡萄品種:クレレット デュ ラングドック25、ルーサンヌ60、グルナッシュ ブラン及びグルナッシュ グリ15

コメント【商品説明】:

※SO2数値が低い為、3月から11月の間はチルド便必須です。カート画面でご指定お願い致します。ご指定頂けない場合、こちらで追加してご利用料金の修正をさせて頂くか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。

※数量限定の為、お一人様2本までとさせて頂きます。

ラングドックの可能性の幅を広げるエロー県。

爽やかに香るんですよね、ルーサンヌが。この手のワインは、香りすぎるとちょっと苦手です。香ってしまうものを、爽やかに留めるって結構難しいと思うんですよね。ひとつの要因としては、ラングドックの中では標高が高いエリアとなるエローのフォジェールだからってのが上げられますが、でも、それだけではないはずで。

カトリーヌ ロック女史にお会いできる日が来たら、そこを聞いてみたいなと。どこで会う事になるかはわかりませんから、皆さんも彼女のワインを飲んで準備を進めておきましょう。

飲んだ時の、いや、飲んでる最中の満足度が非常に高いです。

 

以下、輸入元コメントです。

MAS D’ALEZON

ナチュラルかつエキスたっぷりなフォジェールの最も情熱的な表現

ドメーヌについて

Mas dAlezon マス・ダルゾンは、ラングドックのピノ・ノワールのパイオニアであるドメーヌ・クロヴァロンを独学で牽引してきたカトリーヌ・ロックが、1997年にクロヴァロンの南隣の村のフォジェールに購入した畑によるドメーヌです。マス・ダルゾンの畑はクロヴァロンよりもさらに標高の高い 300~470mの冷涼な場所に位置しています。AOC フォジェールの栽培区域内で最も北に位置し、最も標高の高い場所(470m)であるため、一般的に温暖なラングドックとは対照的に、冷涼な気候の特異なミクロクリマを享受しています。

栽培面積は現在 10ha で、赤ワイン用ブドウ 6 品種(リュドナー・ペルト、サンソー、カリニャン、ムールヴェードル、シラー、グルナッシュ)、白ワイン用ブドウ 5 品種(クレレット・デュ・ラングドック、ルーサンヌ、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、マルサンヌ)が栽培されています。畑は品種毎区画に分かれ、1haを超える区画はムールヴェードルとシラー、グルナッシュの区画しかありません。その他は全て 1ha 以下の小さな区画になっています。畑全体の平均樹齢は 30年ほどですが、グルナッシュ、サンソー、カリニャン、リュドナー・ペルト、グルナッシュ・ブランなどの主要品種は平均樹齢50年の古木で、特にカリニャンは樹齢100年を超えるプレ・フィロキセラのブドウ木で、接ぎ木していない自根のブドウ木です。

 

ドメーヌ名の Mas dAlezon マス・ダルゾンの Alezon アルゾンとは、フランスのカトリックとプロテスタントが休戦を挟んで 40 年近く戦った 16 世紀のユグノー戦争の際に活躍した隊⾧の名前。このアルゾン隊⾧が戦後に褒章としてちょうど現在ドメーヌの畑がある土地の所有者になったことから、ドメーヌ名にアルゾンと付けられました。

ドメーヌは 2017 年からナチュラル・ワインのイベント「Raw Wine Fair」に参加しています。

Lledoner Pelut リュドナー・ペルト
葉の裏側が綿毛で覆われた Grenache Poilu グルナッシュ・ポワリュのカタルーニアでの名称。造られるワイ
ンはグルナッシュ(ノワール)に良く似ており、ラングドック・ルーションの AOC ワインに公式に使用が認めら
れ広く使われている。通常のグルナッシュ(ノワール)に比べて腐敗に冒されにくい特徴を持っている。

 

栽培について

ドメーヌでは畑を取得した 1997 年からビオロジックを実践。その後、2000 年に完全なビオディナミへと移行し、全ての畑でビオディナミによるブドウ栽培を行い、現在ではドメーヌの全てのワインが厳格なデメテールの認証を受けています。

地質はシスト(片岩)土壌で、植樹比率は 1ha 当たり 6000 本。剪定方法は品種に応じてゴブレ式、もしくはコルドン・ロヤ式です。収量のコントロールは剪定段階で行っています。剪定の際、極めて短小に剪定に行うことによって収量が増えないよう調整しています。

通常、剪定がうまくいけば想定した収量に誘因できるため、基本的にグリーン・ハーヴェストは行いません。しかし、芽かきは、翌年の剪定をやり易くしてくれるため、実施しています。

摘芯は行いませんが、「Tricotage トリコタージュ」という、ブルゴーニュのドメーヌ・ルロワでも行われている手法が取られています。これは枝先を切らずに伸びた枝を巻きつけて編んでいく手法で、ブドウが色付きの段階で行っています。除葉は基本的には行いませんが、9 月の段階でブドウの成熟が遅い場合は行っています。

収量は品種や区画によって異なりますが、1ha当たり20ヘクトリットルを超えることはありません。特にプレ・フィロキセラのブドウ木のカリニャンなどは収量 10 ヘクトリットルという少なさです。このため、栽培面積は 10ha ですが、ドメーヌのワインの全生産量は年間 2 万本以下という少なさです。畑の耕作は年 2 回行います。冬場はつるはしを使って手作業で、もう一回はブドウの芽から綿毛が出た頃からブドウが結実する間の時期に馬を使って行っています。耕作と同時に、ブドウ木と競合関係になってしまう不要な雑草を取り除いています。

除草剤は一切使用していません。また、ヤギの糞を使った堆肥やビオディナミの調剤をコンポストとして畑に撒いています。

* Tricotage トリコタージュについて
摘芯は、結実した実により養分がいくように、また伸びていく枝が他の葉に影を作ったり、絡まって風通しが悪くなったりするのを避けるために、不必要な枝先を切る作業です。しかし最近は、伸びていく枝先こそがブドウの糖分を作るのに役立っていると考えられており、ブルゴーニュのドメーヌ・ルロワのように摘芯をしない造り手が増えています。これらの造り手が、摘芯をしない代わりに行っているのが「トリコタージュ(フランス語で「編む」という意味)」です。これは、糖質を作る枝先を切らずに、枝が影を作らないように伸びた枝を巻きつけて編んでいく作業です。

 

収穫と醸造について

マス・ダルゾンのブドウの収穫は、フォジェールの造り手の中でも最も遅く、例年 9 月下旬から 10 月中旬にかけて行われます。昼の暑い時間帯を避け、早朝に収穫を行います。全て手摘みで実施し、収穫したブドウは潰れないように小さなケースに入れて醸造所まで運ばれます。選果は、収穫直後に畑で 1 回、さらに醸造所に運んで醸造する前に 1 回の合計 2回行われます。

醸造はブドウに付着している野生酵母のみで行い、他のいかなるものも加えません。

SO2 も無添加(もしくは必要最低限のみ添加)。ブドウは除梗せずに全房で発酵を行います。発酵は品種毎別々に行います。品種に応じてステンレスタンク、セメントタンク、木製発酵槽、オープントップの樽などでアルコール発酵を行います。発酵温度は 25~28 度の低温で行います。醸しに関しては、発酵の最初の段階でポンピングオーバーを 1 回のみ行います。発酵期間中は 1 日 2~3 回のデレスタージュを実施します。ピジャージュは頻繁には行わず、発酵の最終段階で 1 日 1 回の実施に留めます。発酵期間は 5 日から 7 日。キュヴェゾンの期間は約 3~4 週間です。圧搾後は、容量 225 リットルのバリックもしくは容量150 リットルの木樽に移し、マロラクティック発酵と熟成を行います。新樽の比率はキュヴェに応じて 20%程度。その他は、白ワインの熟成に使用した 1~3 年樽が用いられます。

マス・ダルゾンでは、フレッシュ感とタンニンの繊細さ、ブドウに備わっている複雑な香りを引き出す醸造を行っています。過剰なアルコール度や力強さなどは追求していません。

Cabretta

アペラシオン: AOC Faugères フォジェール

品種: 2020 年物 クレレット・デュ・ラングドック 25%、ルーサンヌ 60%、グルナッシュ・ブラン及びグルナッシュ・グリ 15%

醸造: 早朝に手摘みして収穫したブドウを畑と醸造所で各 1 回ずつ選果。ブドウは除梗をしてスキンコンタクトを行ってから破砕してフリーランジューズのみを発酵層に移して発酵を行う。発酵はブドウに付着している野生酵母のみで行い、酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤などの醸造添加物は一切付け加えずに醸造。クレレットは卵形のコンクリートの発酵槽で、その他の品種はオーストリアのストッキンジャー製の大樽で一緒に発酵を行います。発酵は 16~20 度の低温で行い、発酵期間は 3~4 週間。その後、細かい澱と共に熟成を行います。マロラクティック発酵は完全に実施し、熟成中はバトナージュも澱引きを行いません。熟成後、無清澄で瓶詰め。

2020 年の収穫日はルーサンヌ 9/23、グルナッシュ・ブランとグルナッシュ・グリが 9/24、クレレット・デュ・ラングドックが 9/27。SO2 は瓶詰め前に限り 2mg/l のみ添加。2022 年3 月時点での SO2 トータルは 19mg /l。アルコール度数 12.5 度。総生産量約 4,000本。

白い花や、レモン、ういきょうなどの香り。アタックは生き生きとしていてフレッシュで、円やかなテクスチャーと良く熟した果物の風味が感じられる口中、白桃やハシバミの風味が、軽い酸化のニュアンスとバランスが取れている。ミネラルのノートが感じられるフィニッシュ。

カブレッタとは古代の人にとって山羊を放牧するような痩せた土地を意味していました。このようなテロワールで栽培されたブドウは地中深く根を伸ばし、自分にとって最適なバランスを見つけていきます。カブレッタとは南仏の方言で山羊を意味します。また、南仏の民族楽器の名称でもあります。このようなことから、ドメーヌではこのワインを味わう人にテロワールの奏でる音楽が伝わってくれるようにとの願いを込めて、カブレッタと命名しました。

輸入元:VIVIT

詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。

http://www.vivit2012.co.jp/cn7/CatherineRoque.html

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