マルセル ダイス / ゲヴェルツトラミネール 2018 (/アルザスフランス)
マルセル ダイス / ゲヴェルツトラミネール 2018(白)
VT:2018
生産国:フランス
生産地:アルザス
葡萄品種:ゲヴェルツトラミネール100
コメント【商品説明】:
アルザスの巨人。
ソムリエ駆け出しの頃、初めて試飲会の会場で見かけた時は「アンドレ ザ ジャイアントだ…」なんて思ったものですが、お話ししてみると、とても優しく、ブドウへの愛のあふれた方でした。
その人柄と同じく、とてもスケールが大きくて、かつ繊細なワインを造ります。
芳醇な白。
アロマティックな白ワインの中でも、特にコアな需要の高いゲヴェルツ。代えがたい気品のある香りは、楊貴妃が愛したそれのようで。
香りの爆発がすさまじく、個体差を感じることが難しい品種でもあります。そんな中でも、ジャン ミシェル ダイスって男が醸し出すゲヴェルツはやっぱり少し特別で、その他大勢には埋もれない独特の存在感を放ちます。
カレーにゲヴェルツってのを言い始めたのはTサキさんって言われたりもしますが、Dイスさんも言ってます。
「なるほど、これはこれで辛口なんだな」って感動があります。
以下、輸入元コメントです。
Marcel Deiss
「何かを良くしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」。現代アルザスワインの頂点を極めるジャン・ミッシェル・ダイス。アルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込んで大論争を巻き起こし、遂にはAOC法の改正(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなったこと等々)を成し遂げた、信念の男。現在も彼が昔から提唱する、畑の個性に基づく「プルミエクリュ」を実現させるべく運動を続けています。
「ぶどうの樹は、自ら養分を求めて根を土中に伸ばします。この土中深くにあるものがその土地のテロワールです。ここは気候の影響もほとんど受けません。根が地表に留まると気候の影響をモロに受け、土地の個性は失われてしまいます。僕のワインは、例えば酷暑だった2003年も、濃さは例年と変わりませんでした。ビオディナミも、このテロワールを引き出すための手段に過ぎません。」
「また今日、アルザスのほとんどの畑で同じクローンばかりが植えられるようになりました。その結果、どのワインを飲んでもクローンの個性の味しかしなくなりました。アルザスの土壌は、太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なものです。個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生です」。
Gewurztraminer
ダイスのゲヴュルツトラミネールは2007年ヴィンテージ以降、従来は別々に商品化されていたサン・イポリットとベルグハイムをブレンドして一本化することになりました。(サン・イポリット・・・1ha。平均樹齢30年。砂質、花崗岩質主体の軽めの乾燥土壌。酸がきりりと立ちしっかりとした構造を持つワインを生むテロワールで、特にリースリングとゲヴュルツトラミネールに向きます。これぞゲヴュルツトラミネールというような、ライチ、オレンジの花、バニラなどの芳香が特徴。ベルグハイム・・・2ha。平均樹齢30年。ドメーヌ所在地でもある地元村。粘土石灰質主体で、溶岩質、泥灰岩質、シストなどを含む複雑な土壌構成。レモンジャムのような濃密な風味が特徴です)。ダイスのゲヴュルツトラミネールは、濃厚な果実味とフレッシュな酸とのバランスが完璧で、口の中でとろけるように感じられます。「カレーにもよく合うのでぜひ試してみてください」(ジャン・ミッシェル・ダイス)。辛口。
輸入元:ヌーヴェル セレクション
⇒https://www.nouvellesselections.com/winery/detail.php?post_id=1000079