フランク ジャイヤール / ジュリエナVV (フランス/ボージョレ)

FRR0000714
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フランク ジャイヤール / ジュリエナVV 2014(赤)

(FRR0000714)

VT:2014

生産国:フランス

生産地:ボージョレ

葡萄品種:ガメイ100

コメント【商品説明】:

もう、十分な熟成です。柔らかさは一つ引かれた線の向こうへ。

リリース直後、開けてすぐは若干の還元。少し酸化させてあげるとほどけてきます。コルクを抜いて、グラスに注いでゆする事10回転。ほら、嫌われがちなガメイの本当の姿がすぐそこに。造り手の優しさが滲み出てしまうんですね、液体から。

すくすくと育ってしまう樹勢の強いガメイが、ぐっと堪えて高品質に実る為に必要な花崗岩土壌、そして高樹齢。その両方を併せ持つ恵まれた畑で紡がれる、天才の系譜。それは揺るがない信頼となり、きっとこの先々もずっと続いてゆくのでしょう。

とかなんとか、情緒的な事を書いてはいますが、この造り手のジュリエナの、こんなに熟成したワインが流通している日本ってある意味すごいなって思う今日この頃です。

 

フィネスさんのワインについて。

ワインって、生産者は概ね「美味しい」状態で出荷するものです。これは、お値段に対してどうかというお話しでは無く、状態としてと言いますか、飲み物としてと言いますか。目玉の飛び出る様なお値段のワインでも、お水よりもお求めやすいワインでも、造り手はその価値には関わらず消費者に「美味しいワイン」を楽しんでもらえたらと想ってワインを造っているはずです。そんなワイン生産地で飲むような、完璧に健全な状態のワインが日本でも楽しめるのが現在の日本のワイン市場。個人的に、その中でも群を抜いて安心感があるのがフィネスさんが輸入したワインです。

例えばですが、現地で同じお値段のワインをフィネスさんと、フィネスさん以外が輸入したワインを比べると、フィネスさんが輸入したワインの方が若干高くなります。その要因として話題になるのが、現地の保管庫から港まで輸送するトラックが定温便かどうかという所。所謂「リーファーコンテナ輸送」とラベルが貼ってあっても、陸路の保証はないんです。もっと言えば、トップページにも書いたように、そもそも論でリーファーコンテナと書いてあっても完全には品質は保証されません。

ヨーロッパで生産されたワインを日本に船で運ぶ時、炎天下の赤道を必ず通ります。その際のコンテナ内の温度変化が大きいと、ワインのポテンシャルの維持は不可能です。美味しかったはずのワインが「美味しくない事もないけど、こんなもんかな」ってなっている時、それは感じられないくらいの微細な劣化の可能性があるのです。

で、結局の所海上で健全に輸送されたかという確認は「飲んでみるしかない」って事になるのですが、フィネスさんは入荷時はもちろん、プレミアムワインにおいても経年変化のテイスティングを徹底し、その品質は業界からも評価されています。

そんなこんなで他の輸入元のワインよりも輸送や検査にコストがかかるので、多少は割高になるのですが、日本でヨーロッパの繊細なワインを楽しもうと思った時に、こんなに心強い存在はありません。フィネスさんの取り扱う生産者が、希少性の高い生産者ばかりであるのもそういった背景があってこそ。

もちろん、フィネスさん以外にも優秀な輸入元はたくさんありますし、吉澤ワイン商店で扱うワインはそういった努力を怠らない皆様から少しずつ分けて頂いているものです。ワインが良質だからこそ、それぞれの輸入元の傾向ですとか、バイヤーさんの好みなどが感じて頂けるのだと思います。そういった目線でワインを味わってみるのも面白いのではないでしょうか。各輸入元のワインは、右にあるサイドバーの「輸入元から探す」からお探しいただけますので、お気に入りのワインに出会ったらぜひチェックしてみてくださいませ。

フィネスさんのワインはこちらのボタンでも。

その他色々ございます

以下、輸入元コメントです。

FRANCK JUILLARD

フランク ジュイヤール氏は1970年、ボージョレの優れた造り手であるミッシェル ジュイヤール氏の長男として生まれ、14歳から醸造学や農業学を勉強しながら父親のワイン造りを手伝い、1992年に独立しました。最初はジュリエナ、ボージョレ ルージュ、ボージョレ ブランの合計3.5haほどの畑から始め、ネゴシアンに樽売りされておりましたが、少量のみ瓶詰されていた物を弊社が輸入し始めました。現在は引退した父親の畑も譲り受けて約9haの畑を所有し、良質のワインを造り続けています。

シャルドネ種はギュイヨ整枝で粘土石灰質土壌、ガメ種はゴブレ整枝でワインにフルーティさを与える砂地やクオリティを高める粘土質の腐植土と白土、ミネラルを与える砂利質、骨格を与える花崗岩質の畑で育てられ、葡萄に様々な要素を与えています。また、パリサージュ(葡萄の枝を支柱、金網などに固定する作業)により畑の風通しを良くしたり、日差しが強過ぎる時はあえて除葉せずに葡萄が焼けるのを防ぐなど、質の良い葡萄を収穫するために努力しています。

収穫は全て手摘みで行われ、選別作業により腐敗した葡萄、未成熟な葡萄は取り除かれます。醗酵は基本的にこの地区特有のマセラシオン カルボニック(炭酸ガス浸漬)ですが、それに加えて果帽の上に金網を乗せて、その重みで果帽を果汁中に完全に浸し、炭酸ガスの発生を制限して色素やタンニン、旨みを最大限に引き出す方法(グリヤージュ)により、フルーティでありながら味わいと色の濃い、骨格のあるワインが出来上がります。

 

JULIÉNAS VIEILLES VIGNES

ガメ種100%。畑の標高230~430mで花崗岩、砂利が多い粘土石灰質の畑です。最も古い木の樹齢は100年以上にもなります。葡萄の樹齢や土壌ごとに9つの区画に畑があり、広さは約4.3haになります。こちらはコンクリートタンクで密閉をしない「セミ マセラシオン カルボニック」でアルコール醗酵を行い、ステンレスタンクで約6カ月熟成させます。カシスやブルーベリーを彷彿させるようなアロマ、フレッシュな果実味と酸味が美味しく、渋味も抑えめで飲みやすいワインです。

(参照:輸入元フィネス「生産者資料」より)

 

詳しくは輸入元ホームページからもご確認いただけます。

http://www.finesse-wine.co.jp/domal/bourgogne/240.html

輸入元:フィネス

※入荷待ち商品のお取り寄せ等、お問い合わせフォームからお受け付けしております。お気軽にお問い合わせ下さい