ロッシュ ビュイシエール / プティ ジョー(2019) (フランス/ローヌ)

FRR0019019
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ロッシュ ビュイシエール / プティ ジョー (2019 赤)

(FRR0019019)

VT:2019(表記無し)

生産国:フランス

生産地:ローヌ

葡萄品種:グルナッシュ75、シラー25

コメント【商品説明】:

【3月から11月はチルド便必須】常温便でご購入の方には、追加でチルド料金(660円)を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。

わかりやすくしみこむタイプ。ヴァン ド ソワフなローヌの優しいワインです。

色違いのラベルで、色々なタイプで造っていますが、飲むタイミング次第ではそれぞれ主張が激しくなる場合もあり、じゃじゃ馬感は否めません。オルヴォーさんは、その辺のコントロールをしながら市場にリリースしようとしてくれているので好感度が高いです。(個人の感想です)

こちらのキュヴェはドメーヌの入門編、一番安価なキュヴェなのですが、毎年安定した状態で日本にやってきます。安心して買えるとでも申しましょうか。「だったらこれでいいじゃん」と引っ張りだこのキュヴェなので、リリース時に各酒販店に限定数が割り当てられる様な存在でしたが、コロナになってからは競争は穏やかです。

自然派ワインなどと呼ばれる中でもピュアな仕上がりのワインは、普通にご家庭でも気軽にお楽しみ頂けるものなので当店でも色々とご紹介しておりますが、自然派で有る事が美味しさの決定要因であるとは思っておりません。なので、どれが自然派でどれが自然派じゃないかってカテゴライズはしておらず、お問い合わせにもお応えしておりません。

日本の自然派ワイン市場って、(全部のお店がそうとは良いませんが)劣化していたり、雑菌に汚染されてたりしても「妙な味」がするとありがたがって消費してしまう傾向にありますよね。そんな事だからヨーロッパの生産者から「酢酸出たら日本に送れ」とか言われてしまうんですよね。揮発酸ならまだ許せますけど、酢酸まで到達してしまって餃子を浸したら美味しそうなワインや、ブレタノマイセス等の雑菌の香りがする液体をゴクゴクのむくらいなら、お水でいいなと思ってしまうのです。と、脱線するのはこのくらいにして…。

ビオだどうだと深くは思慮せず、しっとりとした優しいワインをお求めの方にお勧めです。ぜひぜひ。

 

以下、輸入元コメントです。

Domaine Roche Buissiere

≪四半世紀に渡る「ビオロジック」の歴史≫
1974年、ピエール・ジョリー氏が、7haの農場を入手しぶどう畑、オリーブ畑、 そしてアプリコット栽培を開始したのが蔵の始まり。
ピエール氏はもう既にこの時から「環境保全」を念頭に置いた農業をはじめました。
その為、1979年に有機農法の認証団体「ナチュール・エ・プログレ」に認証されます。

この頃はやっとブドウ栽培以外の一般の農業分野で「ビオロジック」が注目しはじめた時期であり、同社は現在世界的注目を集める「自然派ワイン」の先駆者的な生産者 と言えます。ちなみに、自然派ワインの教祖的存在であるニコラ・ジョリー氏が「ビオディナミ」でのワイン生産を始めたのは1980年。現在「ナチュール・エ・プログレ」 に 続き、近年人気が高まったビオロジック認証団体「エコセール」にも認定されています。

開始当初より「自然派栽培」を続けている大きな理由は『自然を大事にして、土壌の風味を出すため・・・』と語る当主は、その当時より“コート デュ ローヌ”らしさを求めていたとても先進的なブドウ栽培者と言えるでしょう。

1980年代に入るとアプリコットの生産を徐々に止め、ブドウ栽培専科へと移っていきました。
しかし、栽培・収穫したブドウは、共同組合に運んでおり、自らワイン醸造は行って いませんでした。息子(アントワンヌ)が蔵の仕事を手伝うようになった1999年、所有する畑の面積も20haを超えた事を機にDOMAINE(栽培・醸造家)として独立しました。
独立当初は資金的に困難だったため、友人のワイナリーから設備を借りながらのス タートで した。しかしDOMAINEとしての独立は、アントワンヌ氏の「夢実現」の第一歩です。
アントワンヌ氏は自らのワイン造りを志して、ボーヌの農業学校で勉強した後「環境 保全」や「水質管理」について学び、「自然を尊重した農業」を目指しながら、1年を通したブドウ栽培と醸造の経験を積みました。

アントワンヌ氏曰く
「畑仕事から始まり瓶詰めまでの全ての作業は、テロワールの自然な味わいをより多く表現するための”手助け”であるべき」と語ります。
実に謙虚で誠実なワイン造りに、頭が下がる思いです。その後、ヤン・ロエル氏を醸造 コンサルタントに迎え入れ、更なる進歩を求めています。

ヤン・ロエル(Yann Rohel)氏
ディジョン醸造学校にて、フィリップ・パカレ氏などと一緒に学び、その後 コー ト・ド・プロヴァンスのドメーヌ・ドラゴンの責任者として、初めて酸化防止剤を使用せず醸造を 行う。
2000年からは、醸造コンサルティングとして、マルセル・リショー、ギィ・ジュリア ン、マス・フラキエなどの醸造指導を行ってきました。

そして、2004年にヴェヌメンティス(ネゴシアン)を設立いたしました。

注:現在(2009年)は、ヤンノエル氏とのコンサルタント契約はしていません

≪ブドウ栽培と醸造の特徴≫

畑はプロヴァンスとアルプス山脈を結ぶ線上に位置しています。
およそ18ヘクタールの畑は標高300m~450mに位置し、冷涼な丘陵でありながら太陽の恵みがあります。
粘土石灰質土壌が多いですが、それぞれ泥灰土、沖積土、砂・砂利と異なり多種・多様な地質で構成されています。
この土壌の多様性がワインに複雑さと独創性を与えてくれるのです。
畑は30年以上、有機栽培を続けており、化学肥料は一切与えていません。
除草剤も使わず、自分たちで鋤き返し、耕作を行うことで、ブドウの根が地中深くまで張ることが出来るのです。
自然の産物ですから、年により平均収穫量は30から40hl/haと異なります。
収穫は選果しながらの手摘みで、房がつぶれないようにプラスチックケースに入れて運搬。
蔵に着いてからさらに選果作業を行います。
申し分ない健全なブドウのおかげで自然なワイン造りが可能となるのです。
醸造においては、SO2を含め一切他のものを添加しません。
アルコール発酵の前に冷却し、低温でゆっくりと発酵。酵母は天然酵母を使用しています。
濾過、清澄作業はせずに熟成中に自然にまかせます。
瓶詰め前に、ワインの働き方と時期に応じてSO2を10~15mg添加、もしくはサン・スフル(無添加)。

●品種とテロワール

『丘陵の爽やかな風、南仏の太陽、そして粘土石灰質のテロワールとの相性は抜群!
骨格がしっかりとしているワインが出来上がります!そして砂質の土壌では繊細なタンニンが特徴としたワインが造れます。
もう一つ僕が最も気をつけている点は収穫量です。
収穫量はテロワールの特徴を表し、高ければ高いほど土壌の特徴は消えてしまいます。
テロワールの特徴が最も現れやすい品種はまさにグルナッシュでしょう。』

『僕にとって”やる気”と”意志”が最も重要。
“ナチュラルで品質の良いこと”、そして”テロワールとブドウが最大限に引き出されているワインを造る”という思いが大切です。
そう思っていると、自然と畑での作業は入念になるはず。収穫時期、一番健全で綺麗なブドウを収穫する事が大事。
僕達はなるべくテロワールとヴィンテージの特徴を引き出そうと思っています。
一年一年と時は流れていきますが、二度と同じ年は来ないんだから。
畑から瓶内まで、真実そのままのワインを造ることが僕の今後の目標です。』

Petit Jo Vin de France

ブドウ品種: (2018年)グルナッシュ75%、シラー25%  収穫量:25hl/ha
畑・土壌:区画は南東向きになった粘土石灰質、泥灰質の土壌。
醸造・熟成 :手摘みで収穫。100%除梗するが破砕はしない。
天然酵母で10日間マセラシオン、ピジャージュせずにルモンタージュを施しながらコンクリートタンクでアルコール発酵。9カ月間コンクリートタンクで熟成。濾過・清澄せず
2019年6月に瓶詰め、SO2を1g/hl添加する。

このキュヴェの名前は2004年に生まれた初めてのお子さん「Joseph=ジョセフ」から取ったもので、この新たなキュヴェ誕生は子供が生まれた幸せと同じくらいうれしい気持ちゆえ。

 

果汁がたっぷりと詰まった日本のサクランボ、少しアメリカンチェリーも混ざる。
挽きたての黒コショウやセージのようなスパイスやハーブが果実を立てる。
純度の高い果実を清々しくトーンの高い酸のベースによる押し上げがあり上向きのベクトル。
酸の質感がゴツゴツ、イガイガしておらず一体化して果実をくっきりと描き出し、非常に爽快。
中間から余韻まで果実と一体感があり、軽量なタンニンと共に抜けるようなフィニッシュ。
マルセル・リショーと比較されますが、より冷涼でフレッシュ。
甘重いコート・デュ・ローヌではなく、飲み心地が良い軽快なジュース感。
三日目で果実味がやや酸化した印象を受けるが豆の兆候は無し。
価格高騰が続くこの世界で本当にありがたい存在。

(2021年3月)

 

輸入元:オルヴォー

より詳しい商品説明に関しましては、輸入元HPをご覧下さい

http://www.orveaux.co.jp/maker/buissiere.html

※入荷待ち商品のお取り寄せ等、お問い合わせフォームからお受け付けしております。お気軽にお問い合わせ下さい