シャトー ブランドー / レ デルニエール フルール (イタリア)

FRR0020217
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シャトー ブランドー / レ デルニエール フルール 2017(赤)

(FRR0020217)

ヴィンテージ:2017

生産国:フランス

生産地:カスティヨン コート ド ボルドー

葡萄品種:メルロー80、カベルネ フラン20

コメント【商品説明】:

小さい畑の生産者は手抜きをしないですよね。

と語る担当者さんの言葉に胸打たれ、販売を始めたVIVITさんのワインが少しずつ増えてきました。

広大なボルドーの片隅で、自分の信じるままにワインをせっせこと造る。そんな素敵なライフスタイルがそのままワインに表現されています。

霜害を乗り越えた果実の集大成。

カベルネ フランのキュヴェが手に入れたくて、VIVITさんに試飲にお邪魔した時に一緒に試させて頂いたのがこちらのキュヴェ。

4月の霜でとても大きな被害が出た2017年のボルドー。今の日本のワイン市場は、ボルドーの2016年が豊作で何しろ美味しいって歓喜に踊るタイミングですが、次に訪れるのがこの2017年の不作。でも、この場合の不作っていうのは量的な不作であって、質的なものでは無いってのがポイントです。

シャトー ブランドーの畑も、壊滅的な被害を受けました。結果的に生産者が選択したのは、複数のキュヴェに分けてワインを造るのではなく、手にしたブドウ全てをブレンドし、ありのままのワインをリリースする事。それでも資産量は3600本のみ。過酷な環境の中で生き残ったブドウへの感謝が感じられる、とても優しくて、とても力強い不思議なバランスのワインとなっています。

舌触りがなにしろしなやか。それでいて口いっぱいにふくよかさが広がります。下の方のVIVITさんのコメントにブラッドオレンジって表現が出てきますが、なるほどそんな感じです。そのニュアンスが初体験だったもので、これは是非皆様にご紹介せねばと。

 

以下、輸入元コメントです。

世界中を放浪したベルギー人がボルドー右岸で造るナチュラルワイン

ベルギー出身のジュリアン・ヴォーグは、ボルドーのカスティヨンでシャトー・ブランドーを立ち上げ、2015 年からナチュラルワイン造りを始めました。ジュリアンは、ニュージーランド、カナダ、ガーナ、中央アメリカ、モロッコ、アジアなど世界各国を放浪した後、ボルドーのシャトー・メイラのミシェル・ファヴァールの下で修行した後、自分でワイン造りができる畑がないかフランス中を探し回り、現在のボルドー右岸のカスティヨンに辿り着きました。畑は 1990 年からビオロジックでブドウ栽培を続けてきた所有者の引退に伴い、借り受けたものです。

ジュリアンは化学薬品を使わないビオロジックによる生きた土のみが、テロワールを表現できると信じていて、ビオディナミへの転換も目指しています。畑ではブドウと⼀緒に小麦などの穀物も栽培しています。シャトーの畑は林と果物の木々に囲まれて周りから隔離されているため、ジュリアンは世界中から働きに来ている年齢・性別・人種の異なる様々な人達と共に、馬や犬、鶏などの動物に囲まれて、自然の⼀部としてナチュルな生活をしています。シャトー・ブランドーはそんなナチュラルな生活から生まれる本物のナチュラルワインです。

シャトー・ブランドーの概要

ベルギー出身の Julien Voogt ジュリアン・ヴォーグは、ニュージーランド、カナダ、ガーナ、中央アメリカ、モロッコ、アジアなどの世界各国を放浪したナチュラリストです。
その後、ボルドーで醸造とブドウ栽培を学ぶうちにワイン造りに目覚めました。ジュリアンはポムロールのシャトー・クリネで研修。その後、サンテミリオンで 1990 年代からビオディナミを実践しているシャトー・メイラのミシェル・ファヴァールの下で約 2 年間修行しました。既に妻と子供がいたジュリアンは、自分でワイン造りができる畑がないかフランス中を探し回っていました。
その時に出会ったのが今のシャトー・ブランドーの畑の所有者であるキング氏でした。

キング夫妻は、フランスの他の地方に比べてビオロジックへの転換が遅れていたボルドーで、1990 年からビオロジックでブドウを栽培。既に 1993 年にはエコサートによってビオの認証を受けていました。ジュリアンは、引退するキング氏からフェルマージュ契約で畑を借り受けて、2015 年からナチュラルワイン造りを始めました。世界を放浪したジュリアンらしく、シャトー・ブランドーにはオーストラリア、カナダ、アイルランド、オランダ、メキシコなど世界中の年齢も性別も国籍も異なる様々な人達が季節労働者として働きに来ています。

畑と栽培について

シャトー・ブランドーの栽培面積は 9.5 ヘクタール。7.5 ヘクタールでメルロー、2 ヘクタールでカベルネ・フランを栽培しています。平均樹齢は 35〜40 年で、泥土が混じった粘土石灰岩土壌の丘陵の南向き斜面に位置しています。メルローとカベルネ・フランという 2 つの品種の栽培に適したテロワールです。⼤⻄洋の影響で湿気がありますが、それがワインのヴィンテージに個性を与えてくれる要因の⼀つにもなっています。シャトーの畑の⼤部分が、林と牧場、果物の木々に囲まれた⼀続きの地所となっていて、周りと隔離されているため、ビオロジックによるブドウ栽培にとって、また生態系のバランスと多様性を守るために理想的な土地となっています。

ジュリアンは化学薬品を使わないビオロジックによる生きた土のみが、テロワールを表現できると信じていて、ビオディナミへの転換も目指しています。シャトーでは常に畑を注意深く観察し、畑の僅かな変化も見逃さないようにしています。畑は馬で耕耘し、畝の間に下草を生やし、そして⼩⻨などの穀物もブドウと⼀緒に栽培しています。ジュリアンは馬や犬、鶏など動物に囲まれて自然の⼀部としてナチュルな生活をしています。

醸造について

シャトー・ブランドーでは、健全で素直で、テロワールを反映したヴァン・ヴィヴォン(生きたワイン)を味わってもらいたいと思ってワイン造りをしています。絵画における色彩が作られるのがブドウ畑であるとしたら、色を塗っていくのが醸造であると考えています。シャトー・ブランドーでは畑での仕事と同じく、入念にそして可能な限りナチュラルな方法で醸造を行っています。ブドウは全て手作業で収穫されます。そして、すぐに畑で選果され、醸造所に運ばれた所で、選果台を使ってさらにもう⼀度厳格に選果します。醸造では、醸造添加物は全く何も加えず、野生酵⺟で自発的に発酵を行います。抽出とマセレーションは、それぞれの区画のテロワールの異なるポテンシャルに応じて、フレッシュでフルーティな果汁には短いマセレーションを、豊かでリッチな果汁が得られる区画のブドウには⻑いマセレーションと⻑めの抽出を行います。シャトーでは区画毎に醸造を行えるように、容量の⼩さな発酵槽を用いています。また、ソフトなピジャージュを行えるように、発酵層の蓋は幅広になっています。全てのワインが無濾過・ノンフィルターで瓶詰めされます。

Les Dernières Fleurs

2017 年 4 月にボルドーは壊滅的な霜の被害を受けました。シャトー・ブランドーも例外ではなく、多くのブドウが被害を受けました。このため、例年のような複数のキュヴェの生産は不可能で、被害を免れたシャトーの全てのブドウをアッサンブラージュして、このキュヴェだけが造られました。デルニエール・フルールとはフランス語で「最後の花」という意味です。2017 年の
霜の⼤被害を乗り越えて、花をつけてくれたブドウ木に感謝を込めて付けた名前です。

アペラション:Castillon côtes de Bordeaux  カスティヨン コート・ド・ボルドー
品種:メルロー80%、カベルネ・フラン 20%

手摘みで収穫したブドウを畑と醸造所で 2 回選果。アルコール発酵は、ステンレスタンクでブドウに付着している野生酵⺟で自発的に行う。マロラクティック発酵も自発的に行う。醸造添加物は全く何も加えずに醸造。1 日 1 回のソフトなピジャージュで抽出。ルモンタージュは発酵初期の段階に短めに行う。マセレーションは 10 日間。その後、容量 500 リットルの⼤樽で 6 ヶ月熟成させ、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2 は瓶詰め前に必要最低限添加するのみ。

2017 ヴィンテージの総生産量は 3,600 本。瓶詰め時の SO2 トータルは 35mg/l。2019 年9 月時点の SO2 トータルは 12mg/l。

味わいのコメント:リコリスやミント、レッドフルーツを思わせる芳醇な香り。アタックは柔らかく、口中は非常にジューシーで果実味に溢れている。微かにブラッドオレンジのヒントが感じられる。ボルドーというよりは、グルナッシュやピノ・ノワールを思わせるような酸と旨味が感じられる。フィニッシュにも生き生きとした旨味が⻑く続く。

 

輸入元:VIVIT

詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。

http://www.vivit2012.co.jp/cn7/pg1074.html

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