マリー ロシェ / レ パサント 2020 (フランス)

FRR0023520
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マリー ロシェ / レ パサント 2019(赤)

(FRR0023520)

ヴィンテージ:2020

生産国:フランス

生産地:ロワール

葡萄品種:ガメイ100

コメント【商品説明】:

謎が謎を呼ぶ美味しいガメイ。

【3月から10月はチルド便必須】期間中、常温便でご購入の方には、追加でチルド料金(660円)を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。

お一人様2本までの限定です。

美味しいです。飲みものとして。

ザクロの様な明るいタイプの果実味の中に、なぜかみかんがいるんですよね。ロワール、特にトゥーレーヌのソーヴィニヨンなんかにはよくある感じですが、ガメイの赤からみかんが出て来たので驚きました。

なんでこうなるんだろうって考えてても、全く答えが見いだせず、結論としては「なんか色々な要素が絡み合って、みかんなんだな」って事で自分を納得させました。

通常のガメイの感じとは違うのですが、不安定さは無いんです。むしろ、SO2低いのに超安定。

そもそも論で、SO2の判定をするラボは、数値が高いと違反になるので高めの数値は厳しく判定しますが、低い分には頑張る必要が無いと言うか、基準値以下だと結構ざっくりとした数値を出してきます。(ラボが所有する測定器の制度にもよるみたいですが)

なので、〇〇はSO2がこんなに低い!って議論は、実はそんなに正確に測れてない事が殆どなので、目に見える基準ってほとんどなくて、飲むしかないって事になるんですよね。

例えば「うちはSO2入れてないぜ」って生産者がいて、ホントはちょこっと入れてましたって事になっても問題はありませんし、微量ならきっと分かりません。公表義務が無いので。同じく酵母もそうで、「うちは自然酵母だぜ」って所が実は発酵が始まらないからブースターとしてちょっと培養酵母使っても公表義務はありません。

なんか、ワインの話じゃなくなっちゃってるのでもう切り上げますが、このワインがとても自然な味わいで美味しいですよって事がお伝えしたいのですが、これはなかなか難しいもので。

しいて言えば、好きでは無いですが自然派ワインが好きな方も、自然派ワインって聞くと敬遠してしまうワイン好きな方も、どちらの方にも楽しく飲んでもらえる、とても平和なワインだなって。

そう、タンニンがすごく心地よく馴染んでいるのですが、このタンニンもどこから出て来る要素なのかを考えているとちょっとわからなくなっちゃうんですよね。

自分の中で色々と謎が生まれ、それが処理できないままなのですが、体に染み込むような素直なこのワインをなるべく多くの方に知ってもらえたら何よりです。そんなに数は無いんですけど…すいません。

 

以下、輸入元コメントです。

MARIE ROCHER

ノエラ、サイヤールと同じクロ・ロッシュ・ブランシュのセラーから誕生

ロワールの数多くの造り手に大きな影響を与えてきたクロ・ロッシュ・ブランシュ。実際、その畑を引き継いで、ボワ・ルカ、ノエラ・モランタン、ローラン・サイヤール、ジュリアン・ピノーなどのドメーヌが誕生しました。また、当初ノエラとサイヤールはクロ・ロッシュ・ブランシュの醸造所を借りていました。そしてまた一人、ディディエ・バルイエとカトリーヌ・ルッソルの手助けを受けて、クロ・ロッシュ・ブランシュの醸造所でナチュラルワイン造りを始めた女性がいます。2018ヴィンテージがデビューとなるパリ生まれのニューフェイス、マリー・ロシェです。

マリーは高校卒業後、マルセル・ラピエールで 5 年間ブドウ収穫を経験。その後は別の分野で働いていましたが、ナチュラルワイン造りに惹かれロワールに移住。レ・カプリアード、エルヴェ・ヴイルマード、ミカエル・ブージュ、ブリュノ・アリオンでの研鑽を経て、ミクロネゴスを立ち上げました。ワインをアール・ド・ラ・ターブル(食卓の芸術)と考えるマリーのワインは、味わ
いだけでなくプレゼンテーションもポエジー(詩情)に溢れています。このため初 VT からパリや欧米で大ブレイク。今回 1 年待ってやっと日本への割り当てを確保することができました。

 

マリー・ロシェについて

2014ヴィンテージを最後に⾧い歴史に幕を下ろしたクロ・ロッシュ・ブランシュは、数多くのナチュラルワインの造り手に大きな影響を与えてきました。また、クロ・ロッシュ・ブランシュの畑を引き継いで、ボワ・ルカ、ノエラ・モランタン、ローラン・
サイヤール、ジュリアン・ピノーなどのドメーヌが次々と誕生していきました。そのクロ・ロッシュ・ブランシュの醸造所を借りて、2018 年にナチュラルワインのミクロネゴスを立ち上げた女性がいます。パリから移住してきた Marie Rocher マリー・ロシェです。

1978 年にパリで生まれたマリーは、16 歳の時にヴァランスの三ッ星レストラン『ピック』に両親と食事に行ってワインを試飲し、そこでワインに魅了されました。高校卒業後は、父の友人であったマルセル・ラピエールでのブドウ収穫に参加します。美しい秋の空と太陽の下、フランスや世界中から集まった様々な人達と寝食を共に過ごした 1 ヶ月は、マリーにとって今も忘れることができない幸せな思い出となっています。その後、マリーは 5 年間、毎年マルセルでのブドウ収穫に参加しました。2 年目からは収穫の責任者も任されていました。

その時から、ワインはマリーにとって料理と同じArt de Vivreアール・ド・ヴィーヴル(暮らしの芸術=人生をより良く暮らすためのライフスタイル)となったのです。このラピエールでの経験からマリーはナチュラルワインを味わうことが自然な習慣となり、90 年台後半から 2000 年にかけてパリでナチュラルワインを提供する店が増えてきた時期に、La Regarade ラ・レガラード、Camdebordeカムドボルド、Thierry Bretonティエリー・ブルトン、 Le Baratinル・バラタン、Le Verre Volé. ル・ヴェール・ヴォレといった店に頻繁に通うようになりました。大学で地理学と都市計画を学んだマリーは、その後、フランス国外内の同分野の会社で 10 年近く働いていました。

2010年も近くなった頃、マリーは自分の情熱のままに生きたいと考えるようになり、父と共に仕事をするようになりました。マリーの父ジャン・ポールは書籍の編集者で、マルセル・ラピエールと親交が深く、ジュール・ショーヴェのテイスティングの本などを出版していました。その関係で、マリーはフランス各地で行われる Les Vins du Coin や ViniCircus や La Beaujoloise といったナチュラルワインと本のサロンに参加するようになったのです。そこで数多くのナチュラウワインを味わって味覚を鍛えていきました。

また、並行して天然酵母によるパン作りも学びました。パン作り好きで知られるピエール・オヴェルノワは家族ぐるみの友人で、マリーがジュラのオヴェルノワの家の近くのブーランジェール(パン職人)の下に滞在していた時には、オヴェルノワと一緒にいくつかのパンを作ったそうです。

2015 年 9 月からはロワールのレ・カプリアード、エルヴェ・ヴイルマード、ミカエル・ブージュで醸造を経験。翌年にはパリからロワールに移住して、アンボワーズのビオロジックワインの学校に入学。並行して、ブリュノ・アリオンのドメーヌで栽培と醸造を学びました。そして、2018年、クロ・ロッシュ・ブランシュの元醸造所を借りて、ミクロネゴスを立ち上げたのです。2020
年 7 月に隣村の Pouillé プイエに醸造所を移しましたが、クロ・ロッシュ・ブランシュのディディエ・バルイエとカトリーヌ・ルッソルは今も醸造面でマリーの手助けをしてくれています。

 

醸造の哲学

マリー・ロシェは、自分が美味しいと思うワインを造りたいと考えています。それは畑とブドウに由来する自然なアロマを備えた、味覚を心地良く刺激してくるワイン。そして、美食的なマティエールと柔らかさを備え、味覚の喜びと詩的な趣きが溢れるアール・ド・ラ・ターブル(食卓の芸術)なワインです。そのようなワインを造るためには、彼女自身がそのテロワールと畑仕事のクオリティを知っているビオやビオディナミで栽培された造り手のブドウを収穫して醸造する必要があります。マリーは以下のような哲学を大切にしながらナチュラルワイン造りをしています。

● ブドウの質と野生酵母、醸造での入念な仕事に立脚し、可能な限りナチュラルに醸造を行う小規模な生産量のミクロネゴスであり続ける。

● 自然なアロマを備えた食材と、アール・ド・ラ・ターブル(食卓の芸術)の喜びに対する情熱を持った女性としての経験によるインスピレーションを大切にする。

● 自身が出版した、ジュール・ショーヴェや、人間と環境に敬意を払いながら仕事をしているアルティザン(職人)の知識やノウハウを扱った本の内容と調和が取れたワインを醸造する。

● ワインと詩情(ポエジー)を結び付ける。文筆や出版の仕事によってワインを育む時間とともに、ワインに詩情を与えること。

 

現在、マリー・ロシェのワインは、スウェーデン、ベルギー、アメリカ、韓国などに輸出されています。イタリアやオーストリア、カナダにも輸出される見通しです。マリーの母はテレビ朝日のパリ支局でジャーナリストとして働いていたそうです。このため、マリーも日本文化に強い関心をもっています。今回、日本へワインを輸出ができるようになったことをマリーはとても喜んでいます。

 

LES PASSANTES

ガメィで造る赤のキュヴェ

Vin de France ヴァン・ド・フランス

品種:ガメィ 100%

手摘みで収穫したブドウを 100%全房で野生酵母のみでタンクで自発的に発酵。ブドウ以外の醸造添加物は一切加えずに醸造。マセレーションは 2 週間。初期段階は足によるピジャージュを行う。ルモンタージュは 1 日 1 回実施。その後、4/5 はタンクで、1/5 はバリック(新樽は用いない)で、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。熟成。収穫翌年の初夏に無清澄で瓶詰め。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるためにマロ発酵後と瓶詰め前に 10mg/l の SO2 を添加。

2020 ヴィンテージはビオの造り手ヴァンサン・ルクレールからの買いブドウで醸造。収穫はそれぞれ 8/29 と 8/31。2021 年 2 月 26 日に瓶詰め。総生産量 7,000 本。アルコール度数は 12.5 度。2021 年 11 月時点の SO2 トータルは 10mg/l 以下(検出限界値)

味わい:ルビーレッドの綺麗な色合い。レッドベリーやクランベリー、バラ、カシスなどの心地良い香り。アタックは柔らかく、ラズベリーやザクロを思わせるシュージーで透明感のある口中。⾧い余韻には微かにイチゴの甘酸っぱさと旨味が残る。

 

~マリー・ロッシュ自身によるコメント~

『このキュヴェの名前は、詩人のAntoine Polアントワンヌ・ポルの詩に、フランスの国民的歌手のジョルジュ・ブラッサンスが曲をつけて歌って有名になったシャンソンです。私は子供の頃からこの曲を聴いて育ちました。このシャンソンは、どんな些細な瞬間であっても、私達が思い起こすことができる、人生の中で出会った様々な人達へのオマージュです。』

 

LES PASSANTES レ・パサントとはフランス語で、『通りすがりの人(女)たち』という意味。ジョルジュ・ブラッサンスのシャンソンの中では、初老の男性がこれまでの人生の中で、短い瞬間の間に(通りすがり)一目惚れしてしまった女性達のことを一人一人回想する。

 

輸入元:VIVIT

詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。

http://www.vivit2012.co.jp/cn7/marierocher.html

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