オレリアン ヴェルデ /ヴォーヌ ロマネ 1er レ ボー モン (フランス/ブルゴーニュ)

FRR0023617
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オレリアン ヴェルデ /ヴォーヌ ロマネ 1er レ ボー モン 2017(赤)

(FRR0023617)

VT:2017

生産国:フランス

生産地:ブルゴーニュ

葡萄品種:ピノ ノワール100

コメント【商品説明】:

構える方向が逆って事で。

ヴォーヌ ロマネのピノを飲むぞって時に、少しだけ心の奥に気合が入るのは僕だけでしょうか。これから立ち向かうワインに対するリスペクトであると同時に、ワインに飲まれはせず、こちらから飲んでやるぞという決意の表れの様な何かがそうさせるのだと思います。

でもですね、そういった妙な気合を入れて向き合ってしまうと、拍子抜けしてしまう場合が有るんです。オレリアン ヴェルデのワインはそんなタイプ。でも、気を抜いているとやられます。「え、そんなとこからそこまで香り出しちゃうワケ??」ってな感じで。

全体的に彼のワインは空気の様に軽やかに舞うようなスタイルですが、それを「ヴォーヌ ロマネらしくないね」で終わらせてしまうのか、「ヴォーヌ ロマネでもスタイル崩さずにまっすぐに攻めますね笑」てほくそ笑むのか。

結論から言えば、ものは言い様で。でも、それが出来そうでできない事だってのは、ピノ ノワールを愛する皆様なら既にお分かりいただいているはず。

なんて、つらつらと書いてはみたものの、僕なんかがそんな事を言うでもなく、このワインには自分の居場所を自分で決める強い意志が宿ります。さあ、いってらっしゃい。自分が向かうべき飲み手の元へ。そこで、存分に香りを広げていらっしゃい。

 

ところで、オレリアンの2018はいつ来るのか?

気になりますよね。

結論から言うと、もう正規ルートでは日本に来ません。当店でも既に登録してある(もしくは完売の)オート コート ド ニュイや村名クラス以外はディオニーさんが輸入せず、プルミエ クリュ以上は2019年が次回のリリース(時期未定)となります。

リアルワインガイドの73号で編集長の徳丸さんがここぞとばかりに誌面でまくしたて、瞬間的に日本の市場から消え去った2018年のオレリアンのワイン。コロナ明け、フランスに行かれる時がありましたら現地で探してみるのも面白いかも。

 

リアルワインガイド66号をご参考に。

お手元にございましたら、2019年夏発刊のリアルワインガイド夏号を片手に。

オレリアン曰く2017年は「温かい魅力があり、すぐに楽しめる。気難しくなくてとても香りが開いておりフルーティ。質の良いブドウがとれ、全く選果の必要がなかった。17年のような年はモラルが上がった。16年とは真逆で、何の心配も無く良い醸造が出来たから。自分のようなこれから頑張らねばならない若い生産者は1ヴィンテージでも失敗できない」と。

何処までも謙虚に、自分のスタイルを貫いている様でいて常に進化を止めない彼のワインは、一体どこにたどり着くのか。

徳丸さん曰く「いつも思うけどオレリアンのこの美味しいワインに上質感が加わったらド級のものとなる。つまりルーミエなどと同レベルになるということだ。そして、いつかそうなると信じる」との事。

73号の2018ヴィンテージのレヴューがとんでもない事になってましたから、陰に隠れる形になってしまった2017年ですが、そもそもびっくりするほど美味しいですからね、そこんとこはお間違いなく。

 

以下、輸入元コメントです。

Aurélien Verdet

2004年の初訪問から5度目の夏2009年6月、ブルゴーニュのブドウ畑が輝く緑を湛える中、オレリアンとアランが笑顔で迎えてくれました。コートドールの中心ニュイサンジョルジュ村から西に約10キロ、山道を走り抜けるとARCENANT(アルスナン)村に到着します。1604年からこの地に住むヴェルデ家は、父アラン・ヴェルデが1971年よりビオロジック農法を開始し、ブルゴーニュの中でも自然栽培の先駆者として知られています。オレリアンは18歳からの3年間、モーターバイクレースのフランスナショナルチームの選手として活躍していましたが、危険がつきまとう仕事であったため以前から興味のあったワイン造りに舵取りを変更、22歳で成人向けのワイン育成コースに入門します。ビオロジックさらにビオディナミ農法を学ぼうと研修先に選んだのは、ギィ・ボサールとマルク・アンジェリ、父から受け継いだ伝統をベースに更なる自然志向を深めて来ました。アランのブドウで初めて醸造を手がけたのが2003年、翌年には引退を決意したアランから、オート・コート・ド・ニュイの畑とアルスナンの醸造所が受け渡されました。

2004年ヴィンテージで鮮烈なデビューを果たしたオレリアンは、ブルゴーニュの若手造り手の中でも実力派として認識されるようになり、多くの愛飲家の期待を一身に受けワイン造りに邁進してきました。2008年にはブドウ購入が大変難しいとされるヴォーヌロマネの畑を幸運にも引き継ぐ機会に恵まれるなど、コートドールでのワイン造りにも情熱を傾けています。

「私より強い自然志向」と父のアランも太鼓判を押すオレリアンは、畑には自然肥料しか与えないことで土中の生命を活発化させ、そこから生まれるブドウの視覚、聴覚、味覚など官能特性を引き出しワインに表現しています。高収量を避けるためブドウ樹は短く剪定、初夏には太陽の光を取り込むため部分的に葉摘みを行い、厳選した選果のもと手摘み収穫します。

2008年には最適な衛生状態を保つため醸造所を新装しました。温度管理付のステンレスタンクを導入し、キュヴェゾン(浸漬)時のmout(果もろみ)の温度を完璧に保つことを重要視しています。キュヴェゾンで色とタンニンを最大限に抽出する代わりに、タンニンが出過ぎないようピジャージュは控えています。これらの作業は目が離せないので時間を要しますが、むやみやたらなブルゴーニュワインの価格高騰を疑問視するオレリアンは「だからこそ品質と価格が見合ったワイン造りをするべきだ」と言います。

醸造所の投資額は目を見張るもので、覚悟を据えたオレリアンの眼差しは2007年に会ったときよりも数倍光り輝き、また揺るぎないものへと変化していました。繁忙期に家族の手を借りるぐらいでほとんどの作業を一人でこなし休みなしに働くオレリアン。伝統と革新を地で行く、これからがますます楽しみな生産者です。肩肘張らない自然体の完成度で、綿密なミネラル感、伸びやかな酸、上品な味わいが絶妙のシンフォニーを奏でます。伝統的なオート・コート・ド・ニュイは言うまでもなく、ニュイ・サン・ジョルジュを代表とするコートドールのプリミエクリュと村名ワインは、その年々の気候条件を考慮し、それぞれのテロワールのキャラクターを見事に表現しています。

 

Vosne-Romaneee 1er Les Beaux Monts

2009年からの借地で斜面に位置するレ・ボーモンの畑に植わる平均樹齢45年のピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽に移しマロラクティック発酵後14 ヶ月熟成しました。綺麗なルージュの色調、白樺やベリーのコンフィチュールのアロマを感じます。甘やかなベリー感にしっかりとタンニンを感じ黒果実のニュアンスに力強いタンニン、伸びやかなアフターも美しい仕上がりです。

 

輸入元:ディオニー

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