ジェローム アルヌー / アルボワ ピノ ノワール レヴェラシオン 2018 (フランス/その他の地方)
ジェローム アルヌー / アルボワ ピノ ノワール レヴェラシオン 2018(赤)
VT:2018
生産国:フランス
生産地:ジュラ
葡萄品種:ピノ ノワール100
コメント【商品説明】:
【3月から11月はチルド便必須】常温便でご購入の方には、追加でチルド料金を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。
※数量限定の為、お一人様2本までとさせて頂きます。
アルボワ = 肥沃な大地。
ケルト語でね、そういうんですって。
ああもう美味しい。オルヴォーの担当さんに「吉澤さんはジュラとかどうでしたっけ」と聞かれ、少したじろぐ私。ジュラのワインをいくつも並べてしまうと、なんだかいけてる自然派ワインのお店になってしまいそうで、二の足を踏んでしまうんです。
でも、こちらがあんまり美味しいもんですから、ずらっと並べてみようかと思うんです。
香り高いピノ。
ジュラの赤と言えば、土着品種プールサールやトゥルソーも魅力的なのですが、やっぱり手が伸びるのはピノ ノワール。
美味しいジュラのピノ探すぞぞってなっても、妙な自然派のワインばかりが目について、還元きつくて何飲んでも同じ味しかしなかったり、雑菌に汚染されてるでしょこれ……って事もちょいちょいありますし(そういうのに限って謎の人気になっていたりもしますし)、綺麗な状態で仕上がっていても、ピノ ノワールっていうかこの薬草っぽさ……プールサールと自然交配しちゃってませんか?って聞きたくなるようなワインもちらほら。
そういった意味では、こちらのワインは私の数限られたジュラワインとのマッチアップの中でナンバーワンのピノ ノワールらしい装いとなっております。しかも状態は健全です。
「いやいや、どうぜピノ ノワール飲むならブルゴーニュでしょ」って方には強くはおすすめ致しませんが、ワインライフのアクセントには抜群です。
以下、輸入元コメントです。
La Cave de la Reine Jeanne/Jerome Arnou
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、1997年に生産者からブドウを買い付けるスタイルのネゴシアンとして、ジュラのビオディナミ生産者として注目を浴びるステファン・ティソと妻のベネディクトにより設立されました。
その後2009年にブノワ・ミュランが共同経営者として加入。ステファン・ティソが醸造を担当、ブノワ・ミュランが営業を担当していました。
2012年からはカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌの醸造についてはドメーヌ・ティソで彼の右腕として10年以上従事していたジェローム・アルヌー氏に任せています。
2019年、ラ・カーヴ・ド・レーヌ・ジャンヌは醸造責任者であるジェローム・アルヌー氏に売却し、ブノワ・ミュラン氏は念願の自社畑を持つドメーヌ ル・クロ・デ・グリーヴを購入し、責任者となりました。
ワイン(特にシャルドネ「グラン・ド・ピエール」およびピノ・ノワール「レ・リュサード」)はアルボワでも屈指の歴史あるカーヴにて樽熟成が行われます。カーヴ内は2列のオジーヴ穹窿(きゅうりゅう)を支えるアーチ型の支柱が奥まで突き抜けるように整然と並んでいます。
このゴシック様式の美しいカーヴを建築したのは誰なのでしょう。
それはブルゴーニュ伯オトン4世の娘で、1316年から1322年までフランス王となるフィリップ5世・長躯王(フィリップ4世・端麗王の息子)と結婚したジャンヌ。フランスの女王となったジャンヌは夫の死後、現在のアルボワ市ブルゴーニュ通り5番地にあたる場所に、自分の母であるアルトワ女伯マティルドと共に、屋敷の中にこの素晴らしいカーヴを建設しました。この歴史的建造物は当初、この地方の最高のワインを保存するために作られましたが、その後建設時のままの形で現在まで残されました。
メゾンでは御目に適ったブドウを買い付けることにより、伝統的な栽培方法のものと有機栽培のもの双方において提供できるアイテムが増え、また表現できるテロワールの幅を広げることが可能となっています。
常にコストパファーマンスの高いワインを提供し続けるカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、設立して間もないうちから多くの愛好家に評価され続けています。
Arbois Pinot Noir ≪Revelation≫
品種: ピノ・ノワール 土壌:粘土石灰質、南東向き。
醸造、熟成:除梗して、ルモンタージュしながら15日間のキュヴェゾン。
野性酵母にて発酵。熟成はオーク樽で12か月。(新樽15%)。清澄とフィルターは行わないで瓶詰。
味わい:濃い紫の色調で凝縮した味わい。
ジューシーで密度のある紫~黒果実ながら清涼感を伴っており
温暖化が著しいブルゴーニュでは描けなくなってきた陰影のある果実の香り。
緩やかなイントロ、派手に主張することない立ち上がり。
後半にかけて大きく果実が膨らみます。
押しつけの強さはなく、どこかゆっくりとしたリズム。朴訥とした流れ。
軽快でザクザクとしたタンニンと果実が描く陰影が余韻で伸びていきます。