ミューレ / ピノ ノワール クロ サン ランドラン 2016 (/アルザスフランス)

FRR0043516
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ミューレ / ピノ ノワール クロ サン ランドラン 2016(赤)

(FRR0043516)

VT:2016

生産国:フランス

生産地:アルザス

葡萄品種:ピノ ノワール100

コメント【商品説明】:

※SO2数値が低い為、3月から11月の間はチルド便必須です。カート画面でご指定お願い致します。ご指定頂けない場合、こちらで追加してご利用料金の修正をさせて頂くか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。

特級畑のピノ ノワール。

ところがですね、アルザスの特級畑を名乗るには四大品種と呼ばれるリースリング、ゲヴェルツトラミネール、ミュスカ、ピノ グリでないといけないという厳しい戒律があるんですね。

なので、美味しいブドウが育ち、美味しいワインを造る事が出来る特級格付けの畑にはその四品種が植えられることが殆どなのですが、ミューレの所有する特級畑のフォルブルグ(Vorbourg)にはピノ ノワールが植わっています。

そのフォルブルグの中の【クロ サン ランドラン】という区画の名前は表記できるので、間接的には特級表記って事になります。

オルヴォーさんにこのワインを頂いたのは2年ほど前。ジェームズ サックリング(96ポイント獲得!)が「2020年以降に飲んでね」って言ってますが、すなわちもう十分に本格化したアルザス ピノの究極の一端をお楽しみ頂けると言う事なのかと。極上です。

 

以下、輸入元コメントです。

MURE – CLOS ST LANDELIN

1650年:ミシェル・ミューレはアルザス地方南部にあるウエスタルタンでワイナリーを設立。
1935年:ミシェルの子孫アルフレッド・ミューレはクロ・サン・ランドランの畑を購入。(単独所有)
1966年:オスカー・ミューレとその兄アルマンドは、ウエスタルタンからルファックに移り住みます。
1976年:ルネ・ミューレは1976年にドメーヌを引き継ぎました。運営を子供たちに譲った現在も引き続きアドバイザー的な役割を持ってワイン造りに関わっています。 12代目となるヴェロニク・ミューレはモンペリエ大学の作物栽培学の学位を持ち、2001年からドメーヌの経営や商業的部門の責任者として働いています。ヴェロニクの弟トーマス・ミューレはボージョレーでブドウの栽培と栽培学を学んだ後、アルザスへ戻り、栽培・醸造責任者として醸造所・セラーとブドウ畑との間を行き来している。

●ミューレの栽培・収穫について
葡萄が最も優れたテロワールを表現するのは地中の最も深いところであるとの考えから1haあたり10,000本という高い植密度で葡萄を植樹しています。除草剤の使用をやめ有機栽培を行うなどブドウ樹の根を地中に誘導し生きた土壌を造るための畑仕事に主眼を置いています。仕立てはギヨー・サンプルもしくはドゥーブル。収穫は手摘みで行い、収穫量は25~45hl/ha程度と非常に低く抑えます(アルザスの特級の最大収穫量は70hlまで許可されています)。また20kgの小さな箱で醸造所まで運ばれます。

●ワイン造り
発酵は低温でゆっくりと行います。天然酵母によりゆっくりとやさしくワインは醸されます。発酵後は澱と長期間、接触させる(シュール・リー)ことによりテロワールに由来するきわだつアロマを生み出します。出来る限りの最高の品質を保つために、熟成後にごく軽くフィルター濾過を行います。

●哲学(2010年3月 Thomas Mureにインタビュー)
『私たちは1ヘクタールあたり約10,000本という植密度で葡萄を植えています。現在のアルザスでは1ヘクタールあたり4,000本程度の植密度が一般的です。しかし150年前のアルザスではどの畑も私たちのような植密度の高さだったようです。植密度が下がった一番の大きな理由は大戦後のことだと思います。株を均等に植えてコントロールするキャノピーマネージメントの浸透によりトラクターでの土壌の耕作が主流となりました。トラクターを畑に入れるには植密度を下げなくてはなりません。現在私たちのクロ・サン・ランドランの畑は、畝と畝の幅が約1.3メートル。そして80センチ間隔で葡萄樹が植えられています。植密度があがれば表土では葡萄樹同士の生存競争が起こり葡萄は深く根を下ろします。
クロ・サン・ランドランの畑は日照が強く、非常に石灰質が強い土壌です。葡萄が根を深く張ることにより地上での日照が強くても水分不足になることはなく葡萄が健全に成熟してくれるのです。真の意味でのテロワールを表現することが出来るのです。私たちはこの10年間ビオディナミ栽培を選択しています。これも健全な土壌を造り葡萄樹の根を地中深く下ろすためです。そして収穫量を低く抑えることで葡萄は健全に成熟しテロワールの個性を反映してくれるのです。』

●畑の構成
赤ワイン用:6ha(その内自社畑が4ha) ピノ・ノワール100%
白ワイン用:45ha(その自社畑が22ha) ピノ・ブラン28%、ゲヴェルツトラミネール26%、リースリング25%、 ピノ・グリ12%、シルヴァーナ8%、ミュスカ1%
自社畑の合計は26ha。特級はVorbourgに19ha(その内 12haが Clos st Landelin)とZinnkoepfle 0.5ha。
特級以外の畑が6.5ha。自社畑は全てAB又はデメテール認証。2018年にBiodyvinへ加盟。

 

≪Vorbourg Grand Cru Clos Saint Landelin≫

クロ・サン・ランドランはルファック地区、特級畑フォルブルグの中に位置する区画です。
7世紀、クロ・サン・ランドランは教会の所有する区画でした。
8世紀にはこの畑は聖ランドラン教会に寄進されました。
当時の文献によれば、この区画のブドウ株は、アルザスの中でも最良のものが選ばれたとされています。ミューレ家はこの区画 を1935年に購入しました。

15ヘクタールにまたがるクロ・サン・ランドランは、アルザスの特級畑フォルブルグの最南に位置する区画であり、
ミューレ家 の単独所有(モノポール)です。
土壌は小石を多く含む、粘土と石灰質の土壌です。
下層土は、バジョシアン期の石灰質砂岩と漸新世の石灰岩から成っています。
完璧な南向きの急斜面を持つためテラス式にブドウは栽培されます。そして谷向きで風向きも良く、甘口ワイン(VT・SGN)にも最 適な畑です。

クロ・サン・ランドランでは斜面の場所によって植える品種を変えています。
リースリングには冷涼さが必要なので斜面の下部に植えています。
斜面中腹にはピノ・グリとゲヴェルツトラミネール。
斜面の上部は最も日照が強いため、ミュスカ、ピノ・ノワール、シャルドネを植えています。
フォルブルグはヴォージュ山脈のおかげで雨がほとんど降りません。
山脈からは乾燥した風が吹き下ろしてくるため斜面の上部は 比較的乾燥しています。
土壌からの湿度のたまりやすい斜面の下部の方が貴腐菌の発生には適しているでしょう。
しかしそれにも 健全なブドウ栽培をするということが前提です

 

2016  Pinot Noir Clos St Landelin 

樹齢:49年  収穫:9月26日、27日

醸造:樽発酵、70%全房、25%新樽

熟成:228リットルのブルゴーニュ樽

 

現時点では閉じ気味ですが、砂糖漬けの柑橘や土を思わせる風味が繊細に感じられます。

スケールが大きく、複雑で、数年の熟成を必要とするシリアスなタンニン。

凝縮して洗練されており、とても長い余韻。

2020年以降が望ましい。ビオディナミ栽培デメテール認証。

96 points  Jamessuckling Mai 2018(訳:オルヴォー村岡)

 

輸入元:オルヴォー

こちらの輸入元HPで詳しい情報がご覧いただけます。

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