クロ デ フェ / コート デュ ルーション モデスト 2020 (フランス/その他の地方)
クロ デ フェ / コート デュ ルーション モデスト 2020(赤)
VT:2020
生産国:フランス
生産地:ルーション
葡萄品種:シラー50、グルナッシュ、カリニャン
コメント【商品説明】:
※お一人様一本まででお願い致します。
※ベストな状態で飲んで頂くため、3月から11月の間はチルド便必須です。カート画面でご指定お願い致します。期間中にご指定頂けない場合、こちらで追加してご利用料金の修正をさせて頂くか、キャンセル扱いとさせて頂きます。
とても綺麗な南仏の赤。
日本のワイン市場は、今でも「重たい赤」の需要がとても高い異例な地域となっています。世界的にはビールや日本酒のトレンドと同じく、人々の好みは端麗辛口化傾向にあって、生産者が造るワインは市場のニーズに応える形で既に優しいタイプのワインが主流となっているので、日本で売れる「安くて重たいワイン」ってのがなかなか見つからなくなっています。
人気のフランス、の中で、強いて言えば温暖で価格も安定しているラングドック ルーションはそういった需要にも対応できる地域として大活躍なわけですが、ワイン屋さんでもワインを飲む人でも、南仏って言うと、真っ先に思い浮かぶのはやっぱりラングドックなので、ラングドック ルーションとひとくくりにされている様で、どことなくサブ的な扱いになりがちなルーションですが、ワインが美味しい地域です。
同じ味で同じ価格の、ラングドックのワインとルーションのワインがあったら、手放しで売れるのは知名度的にきっとラングドックの方になりますから、ルーションのワインってのは、それでも日本に輸入しようって事になった、何かしらの理由があるはずなんですよね。
で、ここからが少しややこしいんですが、こちらのワイン、特に重たくないんですね。すごく綺麗。ルーションなのに重くなくて、そっちに期待して頂くと良くないなって思って、回りくどく書いています。すみません。
初めて飲んだ時にあんまり美味しかったんで、もう少し熟成させたらもっとお美味しいだろうなと思いまして。我慢して我慢して、そろそろ三年経ちましたからもう良いのではないかと。
綺麗に熟成させた、元々綺麗なワインです。こういうのを飲みたいんです、僕は。
セパージュさんのワインは楽しさが隠し味。
ソムリエ時代にお世話になったフランス人のワイン商がセパージュさんに移籍した時に「セラーが広くなったら始めるね」と約束したままなかなか手が付けられないでいた時に、私のワインの好みを一番理解してくれている某輸入元の担当さんがセパージュさんに移籍したって事でお取り扱いを始めました。
セパージュさんは、チョロチョロ見かける「ワインが大好きなフランス人が安くて美味しい南仏のワインを集める」といったスタイルのインポーターさんの内のひとつ。ワインに対して熱を入れる場所が違うのか、ワインに求めているポイントが違うのか、セレクトしているワインはどれもみな個性的でありながらお食事の邪魔をしないものばかり。何より、働いている人たちがみんな楽しそうなんですよね、そこってすごく重要ですよね。
「ワインを美味しいと感じるかどうかは、何と飲むかも大事だけど【誰と飲むか】が意外と大事」って言ってるソムリエさんがいました。なるほどなるほどとその時は思ったのですが、セパージュさんのワインを飲んでいると【誰から買うか】ってのも結構大切だよなって思うので、吉澤ワイン商店ももっともっと頑張らなくっちゃなって。
セパージュさんのワインはこちらのボタンでも。
以下、輸入元コメントです。
Clos des Fées
“私はルーションにおいて最高のワインに匹敵するもの ができるという夢を持っていました。今やその夢 は現実のものとなりました» 以前はレストラン店主でワインライターであったHervé BizeulはVingrauの北方で、驚くほど岩の多い、し かし粘土質石灰石が通っている土地で完全なブド ウ栽培を貫きました。加えてフルーツの生育に優しい 環境を加えることで、彼はルーションの象徴たるワイン を作り出しました。さらにリッチで地中海的なフルーティ さというものを追求しています。”
ドメーヌ
ガリッグと呼ばれる地中海特有の乾燥地帯の片田舎、干からびた低 い石塀が取り囲むル・クロ・デ・フェの地は、まるで絵葉書から飛び出 してきたような風景です。遥か昔からぶどう農家は、何代にも渡り、畑 に埋もれた大小の石を一つ一つ人の手と馬で取り除いては、根気よ く知恵を使って積み上げてきました。
テロワール
ぶどうは 7 つの異なるエリアで育てられており、それぞれのエリアが特別なテロワールと言えます。 そのひとつは、大変貴重な土壌に恵まれ、「シャトーヌフ」を思わせる丸い小石を大量に含んだ、沖積土由 来の赤粘土質。この酸性土が、他では得られない濃厚さをムールヴェードル種にもたらします。 また、白亜紀の頁岩質の泥灰土からなる黒い土壌には、ブドウの根が深く張りやすく グルナッシュ・ノワールとシラー種に最適の土壌です。 その他、石灰質の台地には、年に 250 日も風が吹き付けます。先代の人たちがこの土地に選んだのは、 グルナッシュ・ブラン種。植え付けられてからすでに 100 年以上になります。
ワイン醸造
醸造は伝統的な方法で行いますが、熟成はキュベによって異なります。 ソルシエールにはステンレスタンクを用い、ヴィエイユ・ヴィーニュにはオーク 樽、クロ・デ・フェは醸造・熟成ともにオーク樽を用います。
「ル・クロ・デ・フェ」とはどういう意味?
フランス語で「クロ」とは、塀に囲まれた小さなブドウ畑のことです。「フェ」は、魔法の 杖を使い、不思議な力を持った想像上の女性、つまり妖精です。「ル・クロ・デ・フェ」 とは、もしも妖精が存在したら住んでいたであろうブドウ畑、という意味です。
Modeste
ティスティング・ノート
新鮮なフルーツとドライフルーツの複雑な香り。口当たりはとてもフレッシュでピュア。果実の美味しさが口いっぱいに広がります。タンニンは洗練されており、余韻も長く心地よい。軽く冷やしてBBQなどに最適なワイン。
ペアリング
ピペラード、ラタトゥイユ、イワシのモロッコ風、赤肉のグリル、七面鳥のロースト