カシーナ イ カルピーニ / コッリ トルトネージ ティモラッソ (イタリア)
カシーナ イ カルピーニ / コッリ トルトネージ ティモラッソ 2017 (白)
VT:2017
生産国:イタリア
生産地:ピエモンテ
葡萄品種:ティモラッソ100
コメント【商品説明】:
オレンジ手前の醸し具合。
その塩梅が絶妙です。ピエモンテの土着品種のティモラッソを短期間醸して造られます。酸がパシッと効いているメリハリのあるぶどうに、最大限の風味をもたらしております。結果として抜群のバランスとなっております。
深みのある果実味に対して、それを縛り付ける蜜っぽい酸。リースリングやグロ マンサン、プティ マンサンといった高いレベルで双方のバランスを取る品種で造られたワインの雰囲気があります。そこに、ふんわりと絡む優しいタンニン。
オレンジワインと呼ぶには短い抽出。でも、それをせねばこの絶妙な仕上がりにはならないのでしょう。このお値段で飲めるならいう事なしではないでしょうか。
以下、輸入元コメントです。
Cascina I Carpini
~トルトーナの丘~ DOC Colli Tortonesi
ピエモンテ州東部の町 トルトーナ。昔からミラノとジェノバ、トリノとボローニャを結ぶ街道の要所にあたり、ピエモンテ、ロンバルディア、エミリアロマーニャ、リグーリア4つの州の異なった文化の影響があります。
~Timorasso ティモラッソ種~
ピエモンテ州トルトーナ原産の地ブドウ。生産農家は30件以下で総栽培面積50haのレア葡萄。房は小さく、小粒で粒どうしが離れて実ります。ヴェルメンティーノやリースリングそして白にもかかわらずネッビオーロと比較されるキャラクターを持ち、フローラルな香りと高い酸を保ったまま 複雑さを伴うフルボディになることで知られます。
~ピエモンテの希少種 ティモラッソ種~
10~15日間の醸しを行う フルボディの白ワイン
■生産者
1998年にパオロ ギスランディ氏がトルトーナの東、Pozzol Groppo ポツォール グロッポの丘にある、手付かずの自然を自力で開いたワイナリー。元大手企業のディレクターだったパオロ曰く「ワイン生産者になることは夢以上に 渇望に近いものだった」 そうで、現在は物質的な充足から決別し、大自然の真っただ中で家族と共にナチュラルワイン造りに没頭しています。
所有面積は10ha。畑の標高は約400m。地質は粘土石灰質。密植度は5,000~6,000本/ha。 畑では生態系と生物の多様性の維持、土壌の微生物の状況把握に常に気を配り、硫黄と銅以外は畑に撒くことはありません。パオロ氏曰く、一般的なオーガニック栽培以上に自然な農法とのこと。地下15mに温泉水が流れています。そのせいでとても水はけが良く、土が湿度を低く保てるのでベト、ウドンコ病のリスクが数なく、一方で干ばつなどでも根に必要な水分は保持でき、ユニークなミネラルバランスを土壌に与えるそうです。
~醸し発酵~
ティモラッソは酸が強く、パワフルで耐久性があり、時として最良の黒葡萄と共通した面が見られるそうです。そしてその最良の醸造法はエリアとしても確立していず、生産者ごとに様々なスタイルがとられています。彼は醸し発酵を行うことにより、果皮に含まれるブドウのキャラクターと色素が含まれている天然の酸化防止剤を引き出し、余計な添加物を加えず 長期熟成できる白ワインを理想としワイン造りを行っています。
Colli Tortonesi Timorasso DOC
ピエモンテの希少種ティモラッソ、醸し発酵で仕上げました。
赤ワインのように皮と共に10~15日間 醸し発酵を行った白ワイン。彼らが持つ4面の畑の一つ 標高400mのCà del Bruno区画で収穫されたティモラッソで造ります。手摘みで収穫し除梗後、ステンレスタンクで野生酵母にて 醸し発酵を行います。とても濃い麦わら色。赤ワインと共通する堅牢な骨格。ブドウの旨み、タンニン、フレーヴァーを存分に引き出したフルボディの辛口白。 年間生産量 3,500本。