イ マンドルリ / サンジョベーゼ 2018 (イタリア)

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イ マンドルリ / サンジョベーゼ 2018(赤)

(ITR0001318)

ヴィンテージ:2018

生産国:イタリア

生産地:トスカーナ

葡萄品種:サンジョベーゼ100

コメント【商品説明】:

「テロワールを醸造する」

と、ストレートに哲学を語る生産者が所有するのは、トスカーナの4ヘクタールの畑。

手作業で農作業を行い、発酵という自然な流れをそのまま瓶に詰めます。

 

あまり多くの事を考えず、ワインの事だけ考える。

こちらが、人のワイナリーに言ってワインを飲むのが楽しいと語る彼女の作るサンジョベーゼ。

2016ヴィンテージまで名乗っていた「ヴィーニャ アッラ スーゲラ」という名称の「ヴィーニャ」の部分に規制がかかったそうで。

噂では、「ヴィーニャ」は英語で言う所の「ヴィンヤード」、日本語で「畑名」になるので、規模が小さいくせに「小さい事を良い事みたいに書くな!」って、畑を名乗る事が出来ない大きな規模の生産者から要望が出てしまったのではないかって。なんとも寂しいお話です。

ただそれで、何か魅力的な新しい言葉を並べるのでもなく、品種を語るのみにした彼女の心の強さと、全てを受け入れる優しさが、きっとブドウにも伝わっているのでなと思える、素晴らしい仕上がりのワインとなっています。

 

肉感がたまらないサンジョベ。

たまに欲するあの感じ、おいしいイタリアの赤飲みたいなって時に是非。

ワインの肉付きではなくて、焼いたお肉。例えば牛肉。ステーキを焼こうとした時に、お肉の端っこが少し焼けすぎてカリカリになって焦げる手前の感じ。風格を備えたサンジョベーゼだけに許される香気が、食欲をそそります。

赤い果実と黒い果実の混在も、その複雑さに寄与します。

塊でお肉を焼くのが得意な方はお好きなお肉で。難しく考えずにハンバーグだっていいんです。胡椒を効かせて。付け合せは是非じゃがいもで。

 

以下、輸入元コメントです。

I Mandorli

Toscana Suvereto  4ha   biodynamica  nature

イ・マンドルリの歴史は、現当主の Maddalena Pasquetti マダレーナ・パスクエッティの父、Massimo Pasquetti マッシモ・パスクエッティがスヴェレートに魅了されて土地を購入した2002 年に遡ります。カンティーナでは 2003 年に地所の北東~北西側にサンジョヴェーゼを、2004 年には南西側にカベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フランを植樹して、2008 ヴィンテージからワイン造りをスタートしました。ブドウ木はマッサルセレクションによる複数の苗木を植樹しました。このため単一のサンジョヴェーゼの畑でも多様性が表現されているのが大きな特徴です。設立当初からビオディナミでブドウを栽培しています。現在の栽培面積は約 4ヘクタールで、少しだけアレアティコ、マルヴァジア、ヴェルメンティーノも栽培しています。

現当主のマダレーナは、2011 年まで小学校で教師をしていましたが、家業のワイナリーに参画したことで、それまで心の片隅にあった自然と大地、そしてワインに対する情熱が強く沸き上がり、家業に完全に専念するようになりました。マダレーナは、カルミニャーノのバッケレートのロセッラ・ベンチーニの下で修行してビオディナミを学びました。そして現在は、ビオディナミのスペシャリストでワイナリー設立当初から栽培と醸造の責任者を務めているアンドレア・バルジャッキとともに、二人三脚でワイナリーを運営しています。

スヴェレートとイ・マンドルリの畑について

地中海から約 10~15 km に位置するスヴェレートは、4 月から 10 月にかけてイタリアで最も雨の少ない場所の 1 つです。イ・マンドルリは、スヴェレートの Belvedere ベルヴェデーレ地区にあります。トゥア・リータやモンテペローゾ、ペトラなど、その他のスヴェレートのワイナリーの殆どは、スヴェレートの村の旧市街の南に広がる斜面に集まっています。しかし、イ・マンドルリのあるベルヴェデーレ地区は、旧市街の北側にあり、旧市街のある丘陵よりもさらに高い海抜 300mの丘陵に位置しています。

ワイナリーの畑は、豊富な鉱物質で知られるメタッリフェーロ丘陵と地中海のエネルギーを受ける段丘にあります。南西にはゴルフォ・ディ・バラッティ(バラッティ湾)とエルバ島が見え、そこからリベッチオと呼ばれる西風が吹き付けます。この海からの風によって、湿気が飛ばされるため、畑はベト病などの病害から守られ、ワインにミネラルと塩の風味が加わります。

土壌は石灰、粘土、砂が均一に混じり、シスト、マール、ガレストロ、頁岩、砕骨、鉄、マンガンなどのワインの味に反映される希少な微量元素が豊富に含まれています。

ワイナリーの畑は円形劇場のような畑で、ブドウ木は一日中日の光を浴びます。それに加え、バラッティ湾が鏡の役割を果たしてくれるため、昼は太陽の光を、夜は星のイ・マンドルリの畑の周囲には、セイヨウヒイラギガシやコルクガシ、イチゴ、ギンバイカ、ピスタチオなどの地中海灌木が残っています。

アーモンドの木(イタリア語で『イ・マンドルリ』と呼ぶ)もあり、それがワイナリーの名前の由来になっています。また、周辺には数百種の鳥やカメ、キツネ、鹿、イノシシ、色とりどりの蝶を含む何百万もの昆虫が生息しており、豊かな動物相に恵まれています。この豊かな生物多様性はワイナリーの大きな財産です。

自然界の細菌、菌類、昆虫、ミミズは、森林やサンゴ礁と同じくらい複雑な生態系を持っています。しかし、肥料や除草剤、農薬はそれら全てを死滅させてしまいます。生態系が死滅した後、土が生態系のバランスを取り戻すためには数十年以上もかかるだけでなく、種間のバランスが取り返しのつかないほど変化するため、生まれ変わったものが以前のものに完全に戻ることは困難になります。しかし、イ・マンドルリの畑は、ブドウを植樹する前は地中海灌木が自生していた場所で、それまで全く肥料や農薬で汚染されたことがありませんでした。このため、土は全く汚れがなく純粋で、数十万年前に地球に存在していた微生物が今も土壌に含まれていると考えられます。

マダレーナ・パスクエッティはこのテロワールの力を強く信じています。テロワールは人類共通の守るべき財産で、後世に継承していくべき大切なものであると考えています。イ・マンドルリでは、ビオディナミによって、地中の微生物の生命力と、地球と空気の交換プロセスを高め、畑の周辺環境の自然バランスを整え、ワインに最大限のテロワールを表現しようと努めています。 光が反射して、畑に惜しみなく降り注ぎます。

栽培と醸造について

イ・マンドルリでは、慣行農業で使われる農薬や肥料は一切使わず、ビオディナミで認可されている 500 番や 501 番などのプレパラートを使っています。人工的な肥料も一切使わず、セイヨウワサビやクローバー、大麦、レンゲ、エンドウ豆などの緑肥を畑に撒いています。これらの緑肥は、土壌の有機組成と窒素のバランスを自然に改善してくれると同時に、畑の侵食防止、夏の間の旱魃防止にも役立っています。

ワイナリーでは畑作業においても醸造においても、可能な限り自然な方法で作業をしています。例えば、一般的に行われている摘芯は行わず、ブドウの枝先を切らずに伸びたままにしておいて、ブドウを自律的に成⾧させています。また、太陽のサイクルだけでなく、月のサイクルも栽培やワイン造りの工程における目安としています。

イ・マンドルリでは「テロワールを醸造する」を哲学としています。セラーでは、一世紀前の醸造所にあったものを見つけることができます。カンティーナでは衛生管理のためだけに現代的技術を用いていて、その他の醸造工程は、全て自然なプロセスに任せているからです。

収穫は全て手摘みで行い、酵素、培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造を行います。醸造中は温度管理も行いません。清澄も濾過も行いません。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り、必要最小限の SO2 を添加しています。

 

I Mandorli Sangiovese

Vigna alla Sughera ヴィーニャ・アッラ・スーゲラから生まれるフラッグシップキュヴェ

*2016 ヴィンテージまでは畑名の Vigna alla Sughera を名乗っていましたが、ワイン名に Vigna を付けることが
禁止されているため品種名に変更されました。

IGT トスカーナ 品種:サンジョヴェーゼ 100%
標高:300~270 メートル
土壌:石灰、粘土、砂が均一に混じる土壌。シスト、マール、ガレストロが豊富。
向き:北東~北西
剪定方法:ギヨ式
植樹比率:5000 本/ha
醸造:手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、オープントップの発酵層で野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。温度管理も一切行わない。2~3 週間
の果皮浸漬の後、2500 リットルの大樽で 10~12 ヶ月熟成。さらにセメントタンクで 6~8 ヶ月熟成させた後、無清澄・無濾過で瓶詰め。さらにセラーで最低 12 ヶ月熟成させてからリリース。SO2 は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。

2018 ヴィンテージは、9 月 19~29 日に収穫。総生産量 3,330 本。瓶詰め直後の SO2 トータルは 40mg/l。2021年10月時点の SO2 トータルは 20mg/l。アルコール度数は 14度。

味わい:ごく僅かにレンガがかったルビーレッド。野イチゴやラズベリー、チェリーなどのフレッシュで凝縮した香り。微かになめし皮のニュアンス。アタックは柔らかく、メントールやタバコのタッチを伴ったアーシーな果実味。冷涼さを感じさせるキレイな酸と、ブルゴーニュのようなシルキーなテクスチャーに旨味が乗って、驚くほどエレガントな味わい。⾧い余韻にはリコリスやレッド・ベリーのヒントが感じられる。

 

輸入元:VIVIT

詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。

http://vivit2012.co.jp/cn7/imandorli.html

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