ヨハネス ツィリンガー / ペルペトゥム ブラン 2019 (オーストリア)

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¥9,500 ¥8,510(税別)

(税込¥9,361)

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ヨハネス ツィリンガー / ペルペトゥム ブラン 2019(白)

(ORB0001019)

VT:2019

生産国:オーストリア

生産地:フェルム ゴッツェンドルフ

葡萄品種:ソーヴィニョン・ブラン

コメント【商品説明】:

※限定品の為、お一人様二本までとさせていただきます。

【3月から11月はチルド便必須】常温便でご購入の方には、追加でチルド料金を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。

やっと来た……3年ぶりのリリースです。

まってたんです、ずっとずっと。2017年のペルペトゥム ブランがリリースされたとき、僕はとても衝撃を受けまして、ワイン屋のハシクレとしてはこれは何としてもお客様にご紹介をせねばという衝動が抑えらませんでした。

(でも、知名度の無いオーストリーの高級SBなんてほんとに売れるかな)って心の中の言葉はそっと仕舞い込んで発売開始。するとですね、世で話題となる前に瞬く間に完売。しかし輸入されたのが24本のみという希少性もあり追加で仕入れる事が出来ず…。

そこからずっと我慢の日々。ヨハネス ツィリンガーのその他のキュヴェは輸入される量もそれなりで、日本に届くたびにメールが届きます。でも、リストに載って無いんですよね、ペルペトゥム ブランが。

そもそも数が少ないワインというのは分かっているので(少なすぎてリストに載せられないのかな?)なんて心配になり、毎度毎度担当さんに聞いてしまうんですよね「で、ペルペトゥムはどうですか?」って。しつこくってほんとスイマセンでしたオルヴォーさん。だって、大好きなんですもの。

そんな中、先日ついについにオルヴォーさんの新着案内メールにその名を見つけ時には、ついつい二度見してしまいましたよね。小躍りしながら。心のどこかでもう造るの辞めてしまったのかって思ってすらいましたから。

名前以外に情報が特に無かったのですが、彼のワインに対して信頼しかない僕はそのまま無言で発注。翌日、オルヴォーさんから「吉澤さん、念のため本数の確認を。いや、出せちゃうんですけどね、出しますよほんとに。送っちゃいますからね?」って確認が。この時、まだオルヴォーさんも飲んで無いのです。でも、その先の試飲会で参加者にこのワインの素晴らしさが知れ渡ったら、三年待った僕が買える本数が少なくなってしまうリスクがありまし、もちろんそのまま。

 

で、届いたその日に飲みました。グーフォさんの岩牡蠣、超絶合いました…。この手のワインは「旅疲れ」すると味が引っ込んでしまう事がありますから、届いた当日に飲むってのはナンセンスってのはわかってるんです。でも、好きすぎて衝動が抑えられない時はそんな事言ってられないですよね。そんなんじゃワイン屋さん失格だよと言われようとも、三年我慢してきた僕には、もう一日たりとも我慢は出来ませんでした。

もうですね、旅の疲れなんてなんのその。コルクを抜いた瞬間から、一度も香りを途切れさせることなくムンムンに開いてました。冷やしてから抜きましたが、そこから一度もクーラーに入れませんでした。これ以上冷えて香りが減るのが勿体無い!って前のめりになってしまうタイプなんです、僕。

「今年も絶対美味しいだろう」なんて高をくくってはいけないなと言う程の、2017年からのスタイル変更!もちろん上方修正で。前回はソーヴィニヨン ブランの個性を包み込む無限大の包容力がアナザー ディメンションな仕上がりでしたが、今回は何と言うか、今出来る彼の全てを注ぎ込んだんですねという感じで、ワインに関わる全ての要素が非常に高いレベルでバランスを保っておりました。

まず、ソーヴィニヨンの青いムスクがドカンと鼻にきます。ちょっと、どうやったらここまでブドウが元気になるんですかって程に。シャンパーニュの使用済み樽でフロールと共に12ヶ月熟成って聞いてましたが、裏のラベルには14ヶ月って書いてあるので「いわゆる産膜酵母併用タイプかな」って思っていた所はあったのですが、いやいやどうしてそれだけ長く樽入れといてこんなにフレッシュなんですか!ってくらいなんですよね。でも、その元気すぎるソーヴィニヨンの個性をよいしょって押しのけて、奥底に潜むものがなにかを探しているとですね、出て来るんですあれやこれや。

そこから先は、もう皆さんが自分で探してもらった方が楽しいと思いますのでもうこの辺で。なんかツラツラと書いていますが、つまりは僕がどれだけ衝撃を受けたかって事が伝われば本望です。

 

(2019年11月の来日時にヨハネスと)

いやーヨハネス、あんた凄いよ。最高だよ。僕はこんなすさまじい白ワインを飲んだの生まれて初めてだよ。楽しすぎて、思い出すと今でも涙があふれそうになる。

 

シールキャップではなく蝋止めになってます。開栓時お気を付け下さい。

 

以下、輸入元コメントです。

BIOWEINGUT JOHANNES ZILLINGER

オーガニック栽培された葡萄によるワインは、重要視され需要も高まってきています。ヨハネス・ツィリンガーは家族経営のビオヴァイングートで、フェルム=ゲッツェンドルフ最大の功労者です。ヨハネスの父ハンスは1980年代に既にオーガニック栽培に回帰しており、オーストリアにおけるナチュラルなワイン造りの先駆者のひとりです。畑と葡萄は30年以上、健全な状態で活力を与えられています。
2013年、ヨハネス・ツィリンガーはワインにより葡萄の生命力と香りの力を反映させるため、新たな畑を開墾しました。設備は一新され、ワインはこれまで以上に自由な熟成を経ることとなりました。ツィリンガーでは新旧合わせた手法を採用しています。彼のワインはすべてが特別な個性を持ち、魅惑的で飲みやすさを備えています。350年の歴史にまた新たな1ページが加わりました。

歴史
ヴァインフィアテル東部のこの地域は、イリュリア人とケルト人が葡萄を栽培してワインを造ったのが始まりとされています。フェルム=ゲッツェンドルフは、時のバイエルン州パッサウの修道院によって設立されました。
この地域で最も古い葡萄畑Steinthal(シュタインタール)は、1520年の文献でその名を見ることが出来ます。
現在、ツィリンガー家が管理しているKellerberg(ケラーベアグ)の地下ケラーは、戦時中には防空壕として使われていました。
1673年、ダヴィッド・ツィリンガーがヴァイングートを創始。1980年代までは多くの家族同様に葡萄栽培は副業であり、当時は養豚に力を入れていました。1984年にすべてを有機栽培へと転換し、1994年には純粋なワイナリーとなったのです。

哲学
ハンス・ツィリンガーは、オーストリアにおけるオーガニック栽培の先駆者の一人です。彼は当時すでに、古代の葡萄品種やクローンを探していました。
オーガニック栽培の手法は養豚経験の結果から生まれました。
ハンス 『私たちの豚は、非常に過保護に育てられていましたが、しばしば病気がちでした。抗生物質を用いた治療を試みたりしたのですが、治すことが出来ず、何度か豚達を屠殺せざるを得なくなりました。1980年代、子豚たちが瘢痕から来る病気に苦しんでいた時のこと、従来の治療法は効果がありませんでした。私の父は、その昔は酢を塗付して治療したことを私に教えてくれました。そして、解決したのです。これが私の転機となりました。私はドイツの有機栽培農園を訪れ、見聞を広めました。1984年に、有機農法に転換しました。養豚を含め、様々な農業のすべてに有機栽培を実行することは不可能だったので、事業は自然と絞り込まれ、1994年にはワイン醸造を開始しました』。
彼をワイン造りに導いた決定的事項はSteinthal(シュタインタール)に植わる樹齢100年のSt.Laurent(ザンクト・ラウレント)でした。
『年を問わず、この畑は常に健全で熟した葡萄を育んでくれます。この葡萄は房は少ないものの、とても上質な葡萄です。無農薬栽培に取り組んだ契機であり、知名度の低い品種であっても同様に手間をかけます。』
今日では、30年に渡って有機で栽培された畑はヨハネスに引き継がれています。生命力を引き出された葡萄は、ヨハネスの哲学、セラーでの最低限の干渉によって、長い生命力と多彩な魅力を持ったワインへと昇華します。2013年からは葡萄の購入を止め、すべて自社栽培の葡萄によるワインとなりました。
畑のコンポスト治療のために、畑には50種類ものハーブが植えられています。
『除草と殺虫の効果を持つタイムだけでなくペパーグラスやシトラス・タイムが必要です。畑の緑化だけでなく植物の保護にも繋がります。』

 

PERPETUUM Blanc

PERPETUUMは私の全てのワインの反映です。Velueのエレガンス、Parcellaireのミネラルと冷涼感、そしてNumenの複雑さ。フュメ・ブ
ランの畑から最も生理的に熟して酸を保った葡萄を選択して再構築したワインです。

葡萄:ソーヴィニョン・ブラン 樹齢:40年

畑・土壌:Steinthal、様々なハーブが共生、常にハーブが薫る。

丘陵中腹。東向き。 標高185メートル、石灰質砂岩。

醸造:天然酵母で自発的な発酵、70%全房、30%は500Lのアンフォラで5日間果皮浸漬発酵。ゆっくり圧搾。

熟成:シャンパーニュの古樽でフロールと共に12か月熟成。

 

輸入元:オルヴォー

詳しくはこちらから輸入元ホームページでご確認ください。

※入荷待ち商品のお取り寄せ等、お問い合わせフォームからお受け付けしております。お気軽にお問い合わせ下さい