イエリング ステーション / ヴィラージュ ピノ ノワール 2021 (オーストラリア)
イエリング ステーション / ヴィラージュ ピノ ノワール 2021(赤)
VT:2021
生産国:オーストラリア
生産地:ヴィクトリア
葡萄品種:ピノ ノワール100
コメント【商品説明】:
ヤラ ヴァレーの開拓者。
なんて書くとちょっと大袈裟ではありますが、とても良いワインです。
オーストラリアのピノと言いますと、僕の中でもヤラ ヴァレーのヤラ イェリングが筆頭に来ますが、その冷涼な風の吹き抜ける谷、ヤラ ヴァレーで最初にワイン用の葡萄の栽培を始めたのはこちらの生産者です。1889年のパリ万博ではグランプリ受賞、しかしフィロキセラや冷涼ワインの需要減により一旦は衰退。1970年代にヤラ ヴァレーでのブドウ栽培が再開され、1996年に現オーナーによって改革が推進され現在に至ります。ヤラ ヴァレーの生産者の中では規模が多きく、毎年安定したクオリティのワインを冷涼な風の吹く抜けるヤラの谷から送ってくれます。
セカンドラベルのリトル イェリングが機械での収穫と手摘みの併用であるのに対し、全ての葡萄を手摘みで収穫するなどこだわりをもって造られるキュヴェです。輪郭の際立つ骨格は、冷涼なヤラ ヴァレーならでは。お値段以上の価値が有ります。
以下、輸入元コメントです。
Yering Station
沿革
1838年、スコットランド⽣まれのライリー兄弟によってこの地に初めてブドウ樹が植えられた時、先住⺠達が「イエリング」と呼んでいたこの一帯はヴィクトリア州初のブドウ畑になりました。彼らは17,400haの広大な土地の一角に2種類のブドウ樹を植え、牧場を経営しました。
1850年、イエリング・ステーションをフランス系スイス移⺠のポール・デ・カステラ⽒が引継ぐと、畑を20ha拡張してフランスのシャトー・ラフィットなどからブドウ樹を移植するとともに、1859年に醸造のためのオールド・ワイナリーを建造します(その歴史的建造物は、現在セラードア兼アートギャラリーとして活用されています)。
イエリング・ステーションは1800年代を通じてこの地域最大規模のワイナリーの一つで、ヤラ・ヴァレーが産地として世界に知られるようになると、その名は世界に知られるようになります。1861年のアーガス ・ゴールド ・カップ( ArgusGold Cup)でのベスト・ヴィクトリアン・ヴィンヤード賞や、1889年のパリの万国博覧会でのグランプリ受賞など数々の栄誉に輝き、今日に続く世界での高評価の礎を築きます。
1996年にラスボーン・ファミリーがイエリング・ステーションを取得してからは、国内外において各種ワインを始め、ワインツーリズムが高く評価され数々の賞を受賞します。現在は、二代目のダーレン・ラスボーン⽒がラスボーン・ワイン・グープのCEO兼ワインメーカーとして、ワイナリーの運営全般を牽引しています。
栽培と醸造
ヤラ・ヴァレーは、オーストラリアで最も冷涼な産地の一つで、優れたピノ・ノワールとシャルドネの⽣産地として知られます。この冷涼気候によりブドウの成熟期は⻑く、品種特有の個性と複雑なストラクチャーを兼ね備えたワインを⽣み出します。
イエリング・ステーションは、ヤラ・ヴァレーの中心部に位置し、ヤラ・グレンからサブ・リージョンのコールドストリームに至る地域に5つのブドウ畑を持っています。それぞれの畑は土壌、⽅角、標高が微妙に異なるため、最先端のマッピング技術からブロック・列ごとの特性を導き、それを元にキャノピーや収量を管理して区画の違いを最大限に活かす栽培を⾏っています。
また素晴らしいワインは、時間、土地、傾けた努⼒を物語るとの信念から、伝統と⾰新のバランスを図りつつ、この地の冷涼気候の特徴を⽣かすワイン造りが⾏われています。
2024年、 イエリング・ステーションは 畑とワイナリー両⽅でSustainable Winegrowing Australia の認証を取得しました。
Village Pinot Noir
鮮やかなチェリーや赤いベリーのピュアな⾹りにスパイスのタッチ。きめ細かいタンニンに覆われたラズベリーとチェリーの明るい果実をジューシーな酸がバランスよく支える。
⼿摘みブドウを開放式発酵槽で発酵し、フレンチオーク大樽で10ヶ月間熟成。
輸入元:ヴィレッジセラーズ