オチョ イ メディオ / ティント ヴェラスコ 2023 (スペイン)
オチョ イ メディオ / ティント ヴェラスコ 2023(赤)
VT:2023
生産国:スペイン
生産地:ウクレス
葡萄品種:ティント ヴェラスコ100
コメント【商品説明】:
A VINEYARD IN THE CLOUDS
ティント ヴェラスコという品種を調べていると、フランスやポルトガルでいう所のアリカンテ ブーシェなんじゃないかって所までは辿り着くのですが、その先には一歩も進めず。日本語インターネットの限界はそこまでみたいです。アルファベットのウィキペディアによると、ティント ヴェラスコはアリカンテ ブーシュのシノニム(別名)って書いてあるんですが、そもそも論でアリカンテ ブーシュって属名的な使われ方をしたりするので、もう、いよいよわかりません。
で、特徴はなんなのよって話ですが、果実味が濃いです。酸が立ってます。普通の赤ワインに使われる葡萄は、果肉は白(緑?)で、皮が紫。これを「黒葡萄」と呼びます。ティント ヴェラスコは、皮だけでなく、果肉や葉っぱや茎や種まで赤い葡萄。言うなれば「赤葡萄」かた作られる赤ワインという事になります。色素が濃いので、他の葡萄品種とブレンドされて使用されたりすることもありますが、こちらは単一品種。その濃縮感をストレートに味わえます。一度、経験してみるのも良いのかと思います。短期間ですが新樽を使ったり、味わいのお値打ち感は抜群です。
オチョ イ メディオは8 and 1/2の意。標高850mという高地で栽培されています。標高でワインのバランスを取るイメージが強いスペインの中でも、特に高地の栽培になってます。ワイン味わいを決める要素にイレギュラーが多いので、比較が難しいワインではありますが、これはこれでとても面白いワインなのではないかと思います。
※1点、どこでそうなるのかは不明ですが、ラベルが若干こすれて色が飛んでいたりします。なるべく綺麗な状態の物をお送りいたします。中身が美味しいならと割り切って頂けるかたにお勧めいたします。ラベル不良での返品はお受けいたしかねますのでご了承ください。(最近は安定してます)
以下、輸入元コメントです。
Ocho y Medio / Finca Estacada
フィンカ・ラ・エスタカーダは、古い農場を起源とし、フェルナンド7世の未亡人であるマリア・クリスティーナ女王の子孫の財産で、現在の所有者であるカンタレロ・ロドリゲス一家が、20世紀中頃に購入しました。
一家は、当時よりブドウ栽培、ワイン醸造の世界で名を馳せており、ブドウ畑からワインのための最高の葡萄を生み出す事を目標としています。
私達の仕事の哲学は、この土地の個性を表現し、なおかつ美味しい、品質の良いワインを醸造することです。ワイナリーの道具は全て最新の物で、無菌状態を維持しています。
オチョ・イ・メディオ(スペイン語で8と1/2の意味)の畑は2005年に認可されたD.O.ウクレスの中に位置する、標高850メートルの場所に位置しています。
まるで雲の上を歩いているかのような畑から、エチケットがデザインされました。
ラ・マンチャのワインと比べると、ブドウの成熟はゆっくりと進むため、綺麗な酸味が残ります。土壌は石灰岩と砂です。
Tinto Velasco Vino de la Tierra de Castilla
ヴィンテージ【2023】
ブドウ品種:ティント・ヴェラスコ 樹齢:30年 畑:Montehigueras 9ha
醸造:7日間マセラシオン、21℃で発酵、ステンレスタンクでマロラクティック発酵後、14日間だけ新樽に入れ、瓶詰めまでステンレスタンクで熟成。
味わい:コーヒー、ブラックベリー、チョコレートといった黒系果実主体のボディをフレッシュな酸味が支えています。
余韻に黒い果実やローストした香りを伴います。
アルコール度数:13.5%
輸入元:オルヴォー
【吉澤ワイン商店のこだわり】
① 輸入状態の良いワインだけを販売します。
日本に輸入されるワインは、北米以外は概ね赤道を通過します。リーファーコンテナ(低温コンテナ)輸送と書いてあっても、コンテナが甲板に置いてあっては、それは絶対的な補償にはなりません。
くわしくはこちらから。
② すべてのワインを低温&紫外線から守り保管しています。
当店に届いたワインは通年16度以下になる様に設定された店舗内で保管し、高温によるランシオ香(マデラ香)の発生を防ぐだけでなく、紫外線対策済の照明で、ワインの風味の破壊を防いでいます。もちろん窓もありません。太陽光だけでなく、蛍光灯、LED照明の光にも紫外線は含まれており、紫外線によるワインの風味の不規則変化は、「なんとなく美味しくない」ワインに多く見られる劣化です。多くのワインショップで一般的な、明るい環境で保管されているワインと是非飲み比べてください。
③ 夏場は低温輸送でお届けします。
良い状態で輸入され、良い状態で輸送されたたワインを、ベストの状態でお楽しみいただけますように、3月~11月までの間、気温が16度以上になる時には、低温輸送に必要な料金を当店で負担させて頂いております。
くわしくはこちらから。
④ 輸送用段ボールの隙間を塞いでお届け。
細かい事ですが、輸送中になるべく温度変化が無いように、それでも温度が変化してしまう場合は、なるべくゆっくり温度が変化するように、輸送用の段ボールは隙間をなるべく梱包用テープで塞いでいます。空気の流れが生まれると、空気と一緒に熱も移動してしまうからです。ワインがお手元に届いた際、箱を開けるのが少しご面倒かもしれませんが、全てはワインを美味しく楽しんで頂くため、ご容赦下さい。
【ワインの幸せだけを考える】
吉澤ワイン商店では、上記のワインを美味しい状態でお楽しみ頂くための取り組みを、ワインのお値段に関わらずすべてのワインに対し実施しています。
「ワインの産地に行って飲んだワインが美味しかった」とか、「同じ銘柄なのにレストランで飲むワインの方がなんとなく美味かった」なんてご経験はございませんか?それは、ワインが劣化する前に飲む事が出来たからかもしれません。世の中には、本当は美味しかったのに劣化してしまって本来の風味が楽しめないワインがたくさんあります。
ワインをもっと知りたくてワインショップに行っても、照明の光の下に並んでいるワインを見ては「どれだけの時間、光(紫外線)を浴びているのかわからないから買えないな」と思った時、僕はお店に並ぶワインが買えなくなりました。
僕が神経質なだけなのですが、せっかく自分で買うならば、せめてワイン本来の味わいは感じたいと思ってしまって。通販なんてもってのほか。保管状態も見ずに安心して買えるはずがありません。
気にし始めると気になって、勤めていたレストラン用のワインについても、酒屋さんや卸売りさんも介さず、輸入元から直接仕入れる様になりました。
そんな僕たちが、レストランのソムリエを辞めた後、何故最もリスクの高い通信販売というカテゴリーでワインを販売しているかと言うと、僕たちさえ嘘をつかなければ、ワインを最良の状態でお客様にお届けすることが出来きて、それがワインにとって一番の幸せなのではないかと思ったからに他なりません。
個人で運営する僕たちの小さなワインショップに、管理に長けた輸入元さんが素晴らしいワインを卸して下さるのは、その頃からの妙なこだわりにご理解いただいていた多くの担当さんたちのお陰様。
ワインと、ワインに関わる全ての方に感謝を込めて。
「全てのワインが、良質な状態のまま皆さまのお手元に届きますように」
【自分に嘘をつけない様に】
土曜日の14-19時だけ、対面販売をしています。都合によりお休みを頂く日もございますのでお気を付けください。お休みいただく際はインスタグラムにて告知させて頂いております。ご来店前にご確認頂けますと幸いです。





