アニエス パケ / ブルゴーニュ アリゴテ ル クルー エ ラ プリュム 2021 (フランス/ブルゴーニュ)
アニエス パケ / ブルゴーニュ アリゴテ ル クルー エ ラ プリュム 2021(白)
VT:2021
生産国:フランス
生産地:ブルゴーニュ
葡萄品種:アリゴテ100
コメント【商品説明】:
2019年からの新登場アリゴテ。
※ベストの状態で飲んでい頂きたいので、3月から11月の間はチルド便必須です。カート画面でご指定お願い致します。ご指定頂けない場合、こちらで追加してご利用料金の修正をさせて頂くか、キャンセル扱いとさせて頂きます。
(と、書いてないワインも夏はチルド便の方が良いです絶対)
フランス本国でのリリースは不明ですが、日本では2019年から初めて紹介されるようになったパケさんのアリゴテ。アリゴテの生産者グループにも出入りをし、結構積極的に取り組んでいるそうです。
パケさん曰く「生産量は50%減。この21年から展示を入れたラベルに変更。収穫は遅い時期にスタート。この遅い年は自分の好み。白は美しい締まり感があり、20年の様な豊満さはないがブドウをよく見ると本当の意味でのしっかりとした完熟感がある。9月の遅い収穫が好みなのはブドウをじっくり観察して考える時間があるから。収量が少なかったことで新樽の購入はゼロ。それによりバランスの良いワインになったと思う。赤はピノ・ノワールらしい典型的なタイプが再び戻ってきた。フィネスがあり、適切なストラクチャーがしっかり存在してるから。そして前年より全房発酵比率を増やしている。それはブドウが衛生的で健康で茎まですっかり完熟していたためだけど、自分の気持ちが全房発酵に傾いていることも大きい。よく17年と比較されるけど、17年よりタンニンやしっかりした要素が揃っているので、あと7~8年くらいでとても良くなると思う。21年のワインはいろいろと考えさせられる、飲み手にとって知的好奇心をあおるワイン」とのこと。※リアルワインガイド第82号より転載。
飲む前から好奇心は爆上がり必至。
私的な元祖女性醸造家。
ドメーヌの歴史はそう長くは有りません。しかし、世界中のソムリエたちの心を掴んで離さないパケさんのワインの魅力に是非とも触れて頂きたい。
出会ったのは2006年に発刊された堀晶代さんのリアルワインガイドのムック本の「ブルゴーニュ」でした。【旬で穴場な生産者】として30人が紹介され、登場するワインをあれも飲みたいこれも飲みたいとドッグイヤーをしている内に気が付くんですね、なんだ全部じゃないかって。
【天は彼女に二物以上を与えた!】とのタイトルと共に登場した彼女は良く似合うショートカットが印象的な女性でした。でも畑作業で手にはマメが、みたいな。
今でこそワインの説明分に女性醸造家という言葉が、さもワインを美味しくする決定要因であるかの如くそこかしこに出て来ますが、当時はそんな線引きはありませんでした。その頃活躍していた(後にその土地を代表するようにもなった)女性達が市場で評価され、存在感を高める中で自然と定着して行くのですが、その先頭を走っていたのがパケさんだったのではないかと思っています。
「目標は『オークセイ・デュレスにパケあり』と認めてもらうことですから」と前出の本の中で語っていた彼女。その目標を達成した今、次はどこに向かうのか。歩みを止めないパケさんの挑戦から目が離せません。
クリスタルの様なミネラルと評された、彼女の魂の籠ったワインの数々はきっと今日も誰かを虜にします。
以下、輸入元コメントです。
Agnès Paquet
2001年に創業したアニェス・パケは、今日のブルゴーニュ新世代を象徴するような存在です。
実質ビオロジックのリュット・レゾネ栽培を創業当初から実践しているのみならず、ぶどう樹を1本1本観察して優れた樹の選抜と育成を行う「マス・セレクション」にも取り組むなど地道な努力を続けながら、急斜面をものともせずに畑仕事に精魂込めています。
「美味しい料理を引き立て、ガストロノミーに愛されるワインを造りたい」という彼女の願いは叶い、オークセイ・デュレスというややマイナーなアペラシオンにもかかわらず、その品質に感動した「コート・ドール」、「ランズブール」、「ポール・ボキューズ」、「ジョルジュ・ブラン」といったフランス・ミシュラン3つ星レストランのソムリエ達が、こぞってオンリストするようになりました。
彼女のワインは、透き通るようにピュアで清らかな口当たりながら、大地の滋養の結晶たる深いうまみに満ち溢れています。(それにしても昨今のブルゴーニュの女性醸造家達の造るワインは、頭ひとつ抜きんでているように思えます)。
「畑で自然と接するのが、なにより楽しいのです」という彼女は、休日も大自然の中をジョギングするなど、ライフスタイルそのものが自然志向です。
Bourgogne Aligoté Le Clou et La Plume
ムルソー村内のリウ・ディ「レ・プリュム」と地元ムロワジー村内のリウ・ディ「ル・トポ・デュ・クルー」の2区画合計で1.3ha。平均樹齢30年。228リットルと500リットルの樽で発酵&10ヶ月間熟成。
輸入元:ヌーヴェルセレクション
⇒https://www.nouvellesselections.com/winery/detail.php?post_id=1000094