シャトー ドスモン / オーメドック クリュ アルティザン (フランス/ボルドー)
シャトー ドスモン / オーメドック クリュ アルティザン 2018(赤)
VT:2018
生産国:フランス
生産地:ボルドー
葡萄品種:メルロ53、カベルネ ソーヴィニョン35、プティ ヴェルド12
コメント【商品説明】:
シャトー ドスモン / クリュ アルティザン
クリュ アルティザンと呼ばれる職人集団の中心的存在。
ボルドーワインの格付けと言うと、いわゆる1級から5級までの各付け、クリュ ブルジョワ、ボルドー シューペリウールなどが一般的ですが、ボルドーさんが掘り下げているのが「クリュ アルティザン」です。
オーナーが自ら畑を耕し、ワインを造り、テロワールを表現する職人さんのワイン。
生産量は多くは有りませんし、ビジネスライクな取り扱いになる事が多い日本のボルドーワイン市場ではあまり紹介されてこなかった、ボルドーワインを専門で取り扱うアストルさんだからこそというカテゴリーです。
その中でも特にこちらのシャトーのワインが好きで、アストルさんとお付き合いを始めた当初、まだ酒販免許を取得する前からずっとお取扱いをしている銘柄です。
その職人さんのご苦労なんかはどこにも書いてはいないのですが、口にした時に丁寧に造られているんだなって事が良くわかる、手造り感のある丸みのある舌触り。
飲食店であればソムリエがあれこれ言えば売れるのでしょうが、ラベルも安っぽさは無いもののシンプルなものですし、ネットで良く見る「金賞受賞!」や「元〇〇の醸造長」って売り文句もありません。
でも、美味しいんです。いや、何万円もするボイルドーに匹敵するとかは言いませんよ、良い意味で普通。当たり前の事を当たり前にやった結果すごく普通なんですが、じゃあこの普通に美味しいワインって、探したらどれだけあるんだろうって。
とても評判の良い2018年にヴィンテージ更新となりましたが、価格改定で少しお安くなりました。ボルドーのその辺の正直な所、とても好感が持てますよね。
色々な意味で、吉澤ワイン商店が一番売りたいボルドーはこれです。
(でも、そんなに売れないんです。でもでも、それでいいんです。だって、好きでやっているんですから。)
アストルさんのボルドーワイン。
吉澤ワイン商店で取り扱うボルドーワインのほとんどは、ボルドー専門インポーターの「アストル」さんから仕入れています。
アストルさんで働く皆さんは根っからのボルドー好き。それもそのはず、ボルドーに住み、ボルドーで学んでいた仲間が、ボルドーの魅力を伝える為に立ち上げた会社です。なので、ボルドーワインに対する愛の深さは、お仕事でワインを取り扱う商社の方とはちょっと異なりますし、何しろ日本に引っ張ってくるワインのセレクトが素敵で尚且つ美味しい。
現地で深く掘り下げた人脈は、生産者だけでなくボルドーワインの取扱いに於ける最重要ファクターのネゴス(仲買いのネゴシアン)にまで及び、星の数以上のボルドーワインの中から一際輝くきら星をセレクトされています。
ボルドー市内の「レクスキ」という日本人シェフのレストラン(https://www.restaurantlexquisbordeaux.fr/ja/)と、神保町で「レピック」というボルドーワインバー(http://www.lepique.jp/)もやっています。私がボルドーにいった時も名だたるシャトーにヴィジットのアポイントを取って頂き、公私ともに大変お世話になっています。もう、アストルさんのワインは全部仕入れちゃいたいくらいなのですが、セラーの容量をお財布の都合で我慢我慢。
数が多すぎ、ラベルで内容が分かりにくい、安いものにはハズレがある、輸入経路によっては劣化している、同じシャトーで同じヴィンテージなのに値段がまちまちなど、市場の需要が高くクラシックであるが故に購入時に二の足を踏んでしまう要素が多いボルドーワインですが、「アストルさんの輸入しているものから選ぶ」って事が取り急ぎの道しるべになるって事は、自信を持ってお伝えできます。アストルさんの手を離れた後、ワインショップさんの保管状態が良くなかった場合を除いては。
Specialiste en Vins de Bordeaux
ボルドーの魅力、それは王道であること
↑毎月届くアストルさんのカタログのタイトルが大好きです。アストルさんの進む道が王道になる日は、そう遠くないのかもしれません。
アストルさん輸入のワインはこちらのボタンでも。
以下、輸入元コメントです。
【ARTISAN BORDEAUX:アルティザン・ボルドー】 とは
「貴族・大規模生産」のイメージや「格付・銘柄」に傾倒しがちなボルドーにあって、『オーナー自ら畑を耕し、ワイン造りを行い、真摯にテロワールを表現するこだわりの小規模生産者』を、アストルスタッフが体感して表現した標語です。弊社ではこうした小規模生産者達にスポットを当て、”クリュ・アルティザン” への加盟の有無を問わず、独自の視点でボルドー各地の優良生産者を発掘しご紹介して参ります。
『CRU ARTISAN BORDEAUX:クリュ・アルティザン』について
メドックやサンテミリオンなどのグランクリュ格付けの他にも、クリュ・ブルジョワなどのカテゴリーがあるのはご存知と思いますが、”クリュ・アルティザン”という団体があるのは、あまり知られていないと思います。1800代後半には、グランクリュ格付けとともにメドックで公式に認められていた存在で、戦時中の混乱期に自然消滅した形になったものの、近年、再び公式な格付けとして復活しました。いわゆる農家が造るワインはブルゴーニュやアルザスなどと同様、当然ながらボルドーにもたくさんあるのです。
Château d’Osmond Cru Artisan
前クリュ・アルティザン協会会長が造るメドック農家系ワインの代表作1987年よりサンテステフの内陸部シサックにフィリップ・トレソル氏が所有し、オーナー自ら畑を耕し醸造を行っているシャトー・ドスモンはあります。
フィリップ・トレソル氏は2014 年までクリュ・アルティザン協会の会長を務めた人物で、この格付けの復活に尽力しました。 8.3 ヘクタールの畑は 1998 年からプロテクション・アンテグレ(減農薬”リュット・レゾネ”をしつつ、 持続可能な 環境 農法 ”サステイナブル・ヴィティカルチャー”を行うことを実践。 2000 年からは除草剤を使用していません。
農業・醸造を行うことにより発生する廃棄物の徹底管理や水やエネルギーの節約など、環境全般を配慮したスタイルを追求している人物でもあります。
ピュアで凝縮した果実感と細やかなタンニンが心地良い上質な2016 年ヴィンテージです。
カベルネ・フランで白ワインを造るなど、遊び心と柔軟な思考を持つフィリップ・トレソル氏。一日のほとんどを畑で過ごし、車に乗るよりトラクターに乗る方が多い、彼こそがまさしくボルドーのアルティザンです。
アペラシオン : オー・メドックAC (クリュ・アルティザン)
畑の場所 : シサック、サン・ソーヴール
オーナー : フィリップ・トレソル
作付面積 : 8.3ヘクタール
土壌 : 地表・砂性砂利質 地中・粘土石灰質
農法 : 1998年よりプロテクション・アンテグレ(減農薬と包括的な環境農法)。 2000年から除草剤不使用。
植樹比率 : 7000~10000本/ヘクタール
平均樹齢 : 40年
品種 : メルロ53% カベルネ・ソーヴィニョン35% プティ・ヴェルド12%
熟成 : 12ヵ月の樽熟成(新樽比率20%)
生産本数 : 25,000本/年
希望小売価格 : OPEN