フォンテーヌ ガニャール / ブルゴーニュ パストゥグラン 2014 (フランス/ブルゴーニュ)
フォンテーヌ ガニャール / ブルゴーニュ パストゥグラン 2014(赤)
VT:2014
生産国:フランス
生産地:ブルゴーニュ
葡萄品種:ピノ ノワール50、ガメイ50
コメント【商品説明】:
美味しいパストゥグラン見つけました!ガメイと混ぜる意味、感じてください。熟れるのはもう少し先のはず、でも、ガメイを混ぜることで一層の旨みが足されています。2014年とは思えない妙な熟れ感。これこそ醍醐味。2012年と2015年の陰に隠れてますが、2014年のブルゴーニュは綺麗な酸とミネラルで「らしいと言えば最もらしい」年なのかもしれません。
エマニュエル ルジェとか、パストゥグランでも何でもいいから飲みたい作り手もいますよね。でも、それすら手に入らないんですけどね。そんな時、方向性は違えど「パストゥグランはこんなに楽しいのか!」と感じて頂けるのではないかと思いご紹介です。すこぶるおすすめです、是非お手元に1本。
ブルゴーニュワイン輸入の殿堂、フィネスさん輸入でこの価格。で、このクオリティ。フィネスさんならではの、繊細でありながら迫力を伴うフィネスをお楽しみいただけます。ワインのラベルと共に、瓶口のシールを眺めながら飲むのも素敵なコンディメント。
合わせたい料理:パセリとバターとニンニクとエスカルゴが有れば言う事ないですが、冷蔵庫にそれらがそろってるご家庭はきっと日本とは別の国籍の方だと思います。パセリとニンニクをすりつぶして(ちょこっとだけお水を入れて)バターと練りましょう。バターが無塩ならお塩。鶏肉なりアサリなり、はんぺんだっていいでしょう。スペシャルブルギニヨンバターでソテーしてあげましょう。この上ないマリアージュになるはずです。
フィネスさんのワインについて。
ワインって、生産者は概ね「美味しい」状態で出荷するものです。これは、お値段に対してどうかというお話しでは無く、状態としてと言いますか、飲み物としてと言いますか。目玉の飛び出る様なお値段のワインでも、お水よりもお求めやすいワインでも、造り手はその価値には関わらず消費者に「美味しいワイン」を楽しんでもらえたらと想ってワインを造っているはずです。そんなワイン生産地で飲むような、完璧に健全な状態のワインが日本でも楽しめるのが現在の日本のワイン市場。個人的に、その中でも群を抜いて安心感があるのがフィネスさんが輸入したワインです。
例えばですが、現地で同じお値段のワインをフィネスさんと、フィネスさん以外が輸入したワインを比べると、フィネスさんが輸入したワインの方が若干高くなります。その要因として話題になるのが、現地の保管庫から港まで輸送するトラックが定温便かどうかという所。所謂「リーファーコンテナ輸送」とラベルが貼ってあっても、陸路の保証はないんです。もっと言えば、トップページにも書いたように、そもそも論でリーファーコンテナと書いてあっても完全には品質は保証されません。
ヨーロッパで生産されたワインを日本に船で運ぶ時、炎天下の赤道を必ず通ります。その際のコンテナ内の温度変化が大きいと、ワインのポテンシャルの維持は不可能です。美味しかったはずのワインが「美味しくない事もないけど、こんなもんかな」ってなっている時、それは感じられないくらいの微細な劣化の可能性があるのです。
で、結局の所海上で健全に輸送されたかという確認は「飲んでみるしかない」って事になるのですが、フィネスさんは入荷時はもちろん、プレミアムワインにおいても経年変化のテイスティングを徹底し、その品質は業界からも評価されています。
そんなこんなで他の輸入元のワインよりも輸送や検査にコストがかかるので、多少は割高になるのですが、日本でヨーロッパの繊細なワインを楽しもうと思った時に、こんなに心強い存在はありません。フィネスさんの取り扱う生産者が、希少性の高い生産者ばかりであるのもそういった背景があってこそ。
もちろん、フィネスさん以外にも優秀な輸入元はたくさんありますし、吉澤ワイン商店で扱うワインはそういった努力を怠らない皆様から少しずつ分けて頂いているものです。ワインが良質だからこそ、それぞれの輸入元の傾向ですとか、バイヤーさんの好みなどが感じて頂けるのだと思います。そういった目線でワインを味わってみるのも面白いのではないでしょうか。各輸入元のワインは、右にあるサイドバーの「輸入元から探す」からお探しいただけますので、お気に入りのワインに出会ったらぜひチェックしてみてくださいませ。
フィネスさんのワインはこちらのボタンでも。
以下、輸入元コメントです。
DOMAINE FONTAINE-GAGNARD
このドメーヌは1985年に設立され、当主のリシャールフォンテーヌ氏はシャサーニュモンラッシェ村の名家であるガニャールドラグランジュ、ブランガニャールを一族に持ちます。所有する畑はシャサーニュ、ポマール、ヴォルネイ村に約12haで、コクがあり力強くてトロみのある白と、色調が濃く肉厚な赤を造っています。畑の土壌は基本的には粘土石灰質ですが、区画によって様々な特徴があり、それがワインのキャラクターに個性を与えています。葡萄の木の仕立てはギュイヨ式で、1株につき6~8房に制限します。
収穫は全て手摘みで除梗は100%、醗酵前に低温浸漬を行います。アルコール醗酵は白の場合は228ℓの樫樽で、赤はコンクリートタンクで行います。温度調節には冷却パネルを使用し、白は最高15~26℃、赤は15~32℃で醗酵させます。ピジャージュ、ルモンタージュは1日2~3回でアルコール醗酵終盤はルモンタージュのみ行います。熟成は白は約12ヵ月、赤は約18ヵ月でいずれも228ℓの樫樽で行います。このドメーヌではフランス中央のCHERという地方の樫の木を自ら購入し、庭で2年間乾燥させてから樽業者に製造してもらっています。新樽率はブルゴーニュとヴィラージュが20%、1級と特級が30%になります。
BOURGOGNE PASSETOUTGRAIN
シャサーニュモンラッシェ村の東にある「LesSaugeots(レソージョ)」という区画に樹齢約45年のピノノワールとガメが一緒に植えられています。葡萄の比率は各50%ずつで最初から混ぜて醸造。醸造方法は基本的に他の赤ワインと同じですが、フレッシュな果実味を活かすために新樽は使わず旧樽のみで熟成させています。色調淡くチャーミングな果実味と酸味、軽やかでバランス良く飲みやすい味わい。ブルゴーニュルージュ同様、ブルゴーニュパストゥグランとしては高いレベルの造りになっています。
(参照:輸入元フィネス「生産者資料」より)
輸入元:フィネス
詳しくは輸入元HPをご覧ください。
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