ドメーヌ デ ザントルフォー / クローズ エルミタージュ (フランス/ローヌ)
ドメーヌ デ ザントルフォー / クローズ エルミタージュ 2018 (赤)
VT:2018
生産国:フランス
生産地:コート デュ ローヌ
葡萄品種:シラー100
コメント【商品説明】:
上品なシラーを手元に寄せる時、まず頭に思い浮かぶのはクローズ エルミタージュだったはず。クローズが付くか付かないかで全くワインは別物になるあたり、ジュヴレイ シャンベルタンと良く似ています。北ローヌのシラーも、上を見れば青天井。もちろんそれらは何にも代えがたい一品ではありますが、年に何度も飲む方も少ないのではないでしょうか。だからこそ、コストパフォーマンスに優れたクローズ エルミタージュに出会った時、ソムリエは自分のお気に入りとして依怙贔屓をするのです。
先日、僕のお気に入りだったのクローズ エルミタージュが終売になるとアナウンスが……。残念ですが、仕方なし。次を探そうと思った時は軽い気持ちだったんです。でもこれがなかなかどうして見つからない。有るには有るんですが、好きな生産者のは軒並み大幅値上げ。贔屓の生産者ばかりをご紹介しているうちに、浦島太郎になっておりました。実際の所、南ローヌや、北ローヌでも他の村なら有るんです。個人的には大好きです。でも飲み手によっては「クローズ エルミタージュ」でなければ味わえない満足感が必要って事もありますよね。
探して探して見つからなくて、最後に思い立ったのは灯台の下。自然派専門のディオニーさんの所にそれは有りました。
「クローズ エルミタージュ好きだったけど、最近高くなっちゃったよね」って方いらっしゃいませんか?しなやかで、ふっくらとした丸みのあるシラーです。きっと気に入って頂けるのではないかと。
以下、輸入元コメントです。
2012年1月、シラーの故郷を目指してローヌ渓谷の主要都市ヴァランスから北へ車を走らせること30km、そこは北ローヌの最大のAOC、クローズ・エルミタージュです。その中の小さな村メルキュロルの小高い丘の上にドメーヌ・デ・ザントルフォーがあります。1979年にシャルル・タルディが創業し、現在その息子フランソワ・タルディが26ヘクタールを所有しています。
氷河によって削られたアルプスを下ってきた小石と粘土石灰が織り交じりあった土壌は、北ローヌが誇るブドウ品種シラーを育てるのに最適な条件でブドウに複雑味をもたらします。そしてその土壌の力を最大限に生かすため、ブドウ畑を取り巻く自然環境に配慮し、2000年から除草剤や化学肥料を一切使用しないビオロジック農法を取り入れ、2007年からは全ての畑において実践しています。良く耕した日当たりの良い畑で健康に育まれたシラーは、全て手摘み収穫されます。醸造に関しても極力自然な方法で行っており、発酵は自生酵母で、そして熟成はテロワールを生かすため大きめの古樽とセメントタンクで行っています。またSO2添加も最小限に抑えています。
こうしてナチュラルに出来あがったワインは、赤い花やコンポートの香りにコショウのようなスパイシーさが織り交ざり、カシスやターメリックのニュアンスで濃厚な味わいが口の中で交差します。
生産者としての評価もうなぎ登りで、フランス国内では地元ヴァランスの3つ星レストランでもオンリストされるはどの実力です。輝く太陽のように陽気でジョーク好きのフランソワが、真面目に造る北ローヌの本格シラーを是非ご賞味下さい。
丸い小石が混じる粘土石灰で育まれたシラーを木樽、ステンレスタンク、セメントタンクで12 ヶ月発酵・熟成、無清澄無濾過で瓶詰めしました。濃いめのガーネットの色調からガーベラやミントのアロマを感じます。フレッシュさが前面に出たアタック、可愛らしい果実にはブラックカラントやチェリージャムのニュアンス、スモーキーなタンニンが大人の印象を与える美しくピュアな逸品です。