ヴァンサン トリコ / レ プティット フルール (フランス/その他の地方)
ヴァンサン トリコ / レ プティット フルール 2020(赤)
VT:2020
生産国:フランス
生産地:オーヴェルニュ
葡萄品種:ガメイ ドーヴェルニュ100
コメント【商品説明】:
※お一人様二本までとさせて頂きます。
※SO2無添加の為、3月から10月の間はチルド便必須です。カート画面でご指定お願い致します。ご指定頂けない場合、こちらで追加してご利用料金の修正をさせて頂くか、キャンセル扱いとさせて頂きます。
毎年、リリース後すぐに市場から消えていくヴァンサン トリコ。2020年は収量も多くそれなりの本数が出て来ました。
抜栓後は少しの還元。開けて、少し空気に触れさせてあげれば取れるくらい。これ以上は寝かせなくても大丈夫。
そっち系がお好きな方のみご購入をお勧めいたします。
以下、輸入元コメントです。
Vincent Tricot
オーヴェルニュのダイナミックな地質から生まれる深さと複雑味
凝縮感溢れるエキス系旨味に思わず脱力
ぶれないテクスチャーと時間と共に変化する様々な表情
Domaine Peyra、Pierre Beauger氏らの出現によって見直されてきたAuvergne地方。
シラクの生まれ故郷、フランスの丁度真ん中に位置するクレモンフェラーの南に広がり、昔はブドウ畑が沢山広がっておりましたが、ワイン造りをやめる醸造家が多い地方なのでした。何故ならフランスではまだまだワインに対する考え方が保守的で、御存知この地のワインはどんなに頑張ってもINAOの法規上、VDQS以上にはなれませんでした。けれどもこの地の可能性を求めてやってきた、新しい造り主はそんなの関係ないさ!と言ってのけ、Table Wineに落としてまで、自分のワイン造りを始め、今密かなブームと注目を浴び始めております。
ヴァンサン・トリコは1972年生まれの若き醸造家。南仏でワインを11年造っておりましたが、いよいよ独立の時期が到来、しかし選んだ地は奥様の実家の近くオーヴェルニュ地方でした。何とまー奇特な方でしょう。しかしそれは彼にとってChance到来の選択です。この地で長い間(1971年~)無農薬で畑を守っていた、Claude Prugnard氏の所でお手伝いをし、彼もそろそろ年齢的理由で引退を決心。彼の子供がワイン造りに興味はなく、残念ながら畑を手放なさなければならなくなりました。しかし最後に彼のワイン造りを手伝ったヴァンサンの情熱に惚れ、彼に畑とシェ(醸造所)を譲りました。2000 ~ 2002年は金銭的理由で借りておりましたが、2003年に購入、名実ともにオーナーとなり自分のワインを造り始めました。
畑は全部で4.6ha、内訳は3.3haのGamay、0.7haのChardonnay、そして何と0.6haのPinot Noirなのであります。昔この地では沢山のPinot Noirが植わっておりましたが、近くのBourgogneの関係で泣く泣くブドウの木を抜かなくてはならないほど、経済的ダメージを受けたこの地で、頑なに守られてきたPinot Noir。私だって喉から手が出るほど欲しい畑です。彼も同じ意見で、これからもっとPinot Noirを植えていきたい!と夢を語っておりました。
どうして大変なBIOを選んだのですか?との問いに自然が大好きだからと…。
皆BIOの実践者は同じような答えが返ってきます。意地悪な私は「女性は都会が好きだけど奥様の反対はなかったですか?」との問いに、彼女のお父様もボージョレでネゴシアンをしていたから、田舎暮しやワインへの理解は大丈夫です。と仲の良い御夫婦です。
Les Petites Fleurs
9月10・11日収穫/全房で12日間マセラシオンカルボニック
空気圧式圧搾
60hlのグラスファイバータンクと46hlのセメントタンクで発酵
グラスファイバータンクで熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2020年11月1日
非常に健全なブドウが収穫できた年で18年に並ぶ収量に恵まれました。9月10日と11日に収穫したガメイを、全房で12日間マセラシオンカルボニックし発酵・熟成、SO2無添加で瓶詰めしました。綺麗なルージュの外観、ゴボウや土にフランボワーズの香り、口中に拡がるベリーの旨味とエキス感、ミネラルと少しのタンニンがバランス良く例年よりやや濃い印象を受けます。
少し香りに埃っぽさ、青さがあります。 前回ほどではないので許容範囲のある方には良いと思います。 味わいは楽しくジューシーなベリーの果実に柑橘系のイキイキした