ヴァンサン トリコ / トワ ボンノム マセラシオン カルボニック 2018 (フランス/その他の地方)
ヴァンサン トリコ / トワ ボンノム マセラシオン カルボニック 2018(赤)
VT:2018
生産国:フランス
生産地:オーヴェルニュ
葡萄品種:ピノ ノワール100
コメント【商品説明】:
※少量割当品の為、お一人様三本までとさせて頂きます。
毎年、リリース後すぐに市場から消えていくヴァンサン トリコ。 還元はそれほど強くありません。開けて、少し空気に触れさせてあげれば取れるくらい。寝かせなくても大丈夫そうです。やさしく沁み込む感じです。
マセラシオン カルボニックと書いては有りますが、そんなに気にせず。いやらしくない程度。アセロラやスグリ様のエキス分が楽しめます。
以下、輸入元コメントです。
オーヴェルニュのダイナミックな地質から生まれる深さと複雑味
凝縮感溢れるエキス系旨味に思わず脱力
ぶれないテクスチャーと時間と共に変化する様々な表情
Domaine Peyra、Pierre Beauger氏らの出現によって見直されてきたAuvergne地方。
シラクの生まれ故郷、フランスの丁度真ん中に位置するクレモンフェラーの南に広がり、昔はブドウ畑が沢山広がっておりましたが、ワイン造りをやめる醸造家が多い地方なのでした。何故ならフランスではまだまだワインに対する考え方が保守的で、御存知この地のワインはどんなに頑張ってもINAOの法規上、VDQS以上にはなれませんでした。けれどもこの地の可能性を求めてやってきた、新しい造り主はそんなの関係ないさ!と言ってのけ、Table Wineに落としてまで、自分のワイン造りを始め、今密かなブームと注目を浴び始めております。
ヴァンサン・トリコは1972年生まれの若き醸造家。南仏でワインを11年造っておりましたが、いよいよ独立の時期が到来、しかし選んだ地は奥様の実家の近くオーヴェルニュ地方でした。何とまー奇特な方でしょう。しかしそれは彼にとってChance到来の選択です。この地で長い間(1971年~)無農薬で畑を守っていた、Claude Prugnard氏の所でお手伝いをし、彼もそろそろ年齢的理由で引退を決心。彼の子供がワイン造りに興味はなく、残念ながら畑を手放なさなければならなくなりました。しかし最後に彼のワイン造りを手伝ったヴァンサンの情熱に惚れ、彼に畑とシェ(醸造所)を譲りました。2000 ~ 2002年は金銭的理由で借りておりましたが、2003年に購入、名実ともにオーナーとなり自分のワインを造り始めました。
畑は全部で4.6ha、内訳は3.3haのGamay、0.7haのChardonnay、そして何と0.6haのPinot Noirなのであります。昔この地では沢山のPinot Noirが植わっておりましたが、近くのBourgogneの関係で泣く泣くブドウの木を抜かなくてはならないほど、経済的ダメージを受けたこの地で、頑なに守られてきたPinot Noir。私だって喉から手が出るほど欲しい畑です。彼も同じ意見で、これからもっとPinot Noirを植えていきたい!と夢を語っておりました。
どうして大変なBIOを選んだのですか?との問いに自然が大好きだからと…。
皆BIOの実践者は同じような答えが返ってきます。意地悪な私は「女性は都会が好きだけど奥様の反対はなかったですか?」との問いに、彼女のお父様もボージョレでネゴシアンをしていたから、田舎暮しやワインへの理解は大丈夫です。と仲の良い御夫婦です。