サン テステフ ド カロン セギュール / サン テステフ (赤) (フランス/ボルドー)
サン テステフ ド カロン セギュール / サン テステフ 2015(赤)
VT:2015
生産国:フランス
生産地:ボルドー
葡萄品種:メルロー52、カベルネ ソーヴィニヨン46、カベルネ フラン2
コメント【商品説明】:
カロン セギュールのサードワインです。トップキュヴェの余り物のブドウって事で、お値段が良心的で雰囲気が楽しめると人気だったセカンドワイン。ところがセカンドワインのクオリティを消費者が求めた結果、必然的に市場に出てきたのがサードワイン。当然の様にサードワインも品質はないがしろに出来ないって事で、中身にもハートが詰まった仕上がりです。セカンドとかサードのワインを買う時の鉄則は
①「信頼のおける生産者のワイン」を買う事。
セカンドとかサードのワインをわざわざ日本に持ってくるって所で、概ね良い生産者って事にはなるのですが、せっかく飲むのですからなるべく良い生産者のワインにしましょう。
②「信頼のおける輸入経路のワイン」を買う事。
アストルさんなら間違いなし。結局、生産者としても売れるからセカンドやサードのワインを造るわけなので、安かろう悪かろうもあるのです。安くて美味しいならいいのですが、安くて劣化しているワインを掴んでしまっては目も当てられません。
ボルドーのワインですからヴィンテージも気になるところですが、これはどちらでも良い気がします。良いヴィンテージは「質」の良い葡萄が「量」も採れる事が多いので、格落ちの方に良い葡萄がまわってくるのではないかって憶測も立ちますし、オフ ヴィンテージであれば上のキュヴェには混ぜられなくなってしまっった良い畑や樹齢の高い良いポテンシャルのぶどうが格落ちになっているって場合もあります。
ハートのラベルだから売れる、ハート的な需要があるから割高、そんな色眼鏡は捨ててしまって。素直に向き合ってみれば、人気の理由は美味しいからだという事にたどり着くはず。プレステージに鎮座するカロン セギュールは、どんどん値上がりしてしまって雲の上。でも、こっちでまだまだ遊べます。ボルドーの銘醸のワインはいつだって楽しく、決して裏切らないものです。
アストルさんのボルドーワイン。
吉澤ワイン商店で取り扱うボルドーワインのほとんどは、ボルドー専門インポーターの「アストル」さんから仕入れています。
アストルさんで働く皆さんは根っからのボルドー好き。それもそのはず、ボルドーに住み、ボルドーで学んでいた仲間が、ボルドーの魅力を伝える為に立ち上げた会社です。なので、ボルドーワインに対する愛の深さは、お仕事でワインを取り扱う商社の方とはちょっと異なりますし、何しろ日本に引っ張ってくるワインのセレクトが素敵で尚且つ美味しい。
現地で深く掘り下げた人脈は、生産者だけでなくボルドーワインの取扱いに於ける最重要ファクターのネゴス(仲買いのネゴシアン)にまで及び、星の数以上のボルドーワインの中から一際輝くきら星をセレクトされています。
ボルドー市内の「レクスキ」という日本人シェフのレストラン(https://www.restaurantlexquisbordeaux.fr/ja/)と、神保町で「レピック」というボルドーワインバー(http://www.lepique.jp/)もやっています。私がボルドーにいった時も名だたるシャトーにヴィジットのアポイントを取って頂き、公私ともに大変お世話になっています。もう、アストルさんのワインは全部仕入れちゃいたいくらいなのですが、セラーの容量をお財布の都合で我慢我慢。
数が多すぎ、ラベルで内容が分かりにくい、安いものにはハズレがある、輸入経路によっては劣化している、同じシャトーで同じヴィンテージなのに値段がまちまちなど、市場の需要が高くクラシックであるが故に購入時に二の足を踏んでしまう要素が多いボルドーワインですが、「アストルさんの輸入しているものから選ぶ」って事が取り急ぎの道しるべになるって事は、自信を持ってお伝えできます。アストルさんの手を離れた後、ワインショップさんの保管状態が良くなかった場合を除いては。
Specialiste en Vins de Bordeaux
ボルドーの魅力、それは王道であること
↑毎月届くアストルさんのカタログのタイトルが大好きです。アストルさんの進む道が王道になる日は、そう遠くないのかもしれません。
Saint-Estèphe de Calon Ségur
メドックの村名アペラシオンで最北に位置するサンテステフAC。
ハートのラベルで人気を博しているシャトー・カロン・セギュールはサンテステフのアペラシオンの代表的なシャトーで、格付け3級に名を連ねています。
サンテステフ・ド・カロン・セギュールは、シャトー・カロン・セギュールの畑の若樹から造られたワインで2012年までラ・シャペル・ド・カロンの名で瓶詰めされていました。
手摘み収穫。収穫時畑にて、のち選果機と人の手により厳しい選果が行われます。
温度管理ステンレスタンクにて発酵、熟成は古樽で18か月行います。
セカンドのマルキ・ド・カロンとともにシャトー・カロン・セギュールの品質の向上と安定感に一役買っている、サード的存在のサンテステフ・ド・カロン・セギュール。
ピュアな果実感の広がる華やかなフルーティさと丸みのある口当たり。今後の熟成も楽しみな、すでに人気格付けシャトーの魅力の片鱗が見られるサンテステフワインです。
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