ギィ シモン / ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ピノ ノワール 20202 (フランス/ブルゴーニュ)

FRR0050022
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¥3,600(税別)

(税込¥3,960)

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ギィ シモン / ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ピノ ノワール 2022(赤)

(FRR0050022)

VT:2022

生産国:フランス

生産地:ブルゴーニュ

葡萄品種:ピノ ノワール100

コメント【商品説明】:

ピノ ノワールのそのままを美味しく頂くワインです。

お値段からすると少し不安がこみ上げますが、薄っぺらいなんて印象を受ける事は有りません。コルクを抜いた瞬間から溢れ出るアロマが、このワインに込められたふくよかさを十分に表現してくれています。そんなに熟成していなくとも、ちゃんと香るのは果汁の質の良さに他なりません。

記載が小さく目立ちませんが、よく似たラベルで「フュ ド シェーヌ」と「そうでないピノ」の2つのキュヴェを作っていて、こちらはスタンダードキュヴェの「そうでないピノ」の方になります。「フュ ド シェーヌ」は「樽がかかってますよ」という意味ですが、こちらのキュヴェも古い樽は使います。

ぎっちぎちの濃縮感を売りにしているワインではありませんから、その位が丁度良かったりもするのですが。

 

日本の家庭の食卓にピノ ノワールを。

日本のワイン市場でブルゴーニュのピノ ノワールは常に注目の的。「日本人は繊細な味覚だから、繊細なピノ ノワールの味わいが理解できる」などと、上から目線な評論をする方もいますが、果たして本当にそうなのでしょうか?僕はそんな事よりも、ピノ ノワールと和食との相性の良さの方を強く推したいと思います。ちゃんと香るピノ ノワールには和出汁の様な旨味があります。

冷涼な気候が向き、基本的には酸(ミネラル)が豊富な状態で収穫される葡萄ですから、酸が旨みに変化するのは当然と言えば当然なのですが。これがお醤油と良く合います。和出汁と醤油とみりんだけでお料理が出来てしまう様な感じで、例えば肉じゃがでもいいんです。お肉は牛だと尚良いかもです。あ、鴨でも良いかもですね、治部煮とか。お味噌も良いです。フランス料理とのマリアージュを考える時にベースとなる、酸味と油分のマッチングとはまた違った面白さがピノ ノワールと和食のマリアージュの魅力です。

又、食べているものの香りを増幅する効果が期待できる葡萄ですから、木の芽やゴボウお蕎麦などの「ふわっと香ったら心地よい」ような香りを有する食材とのマッチングも期待できます。ただ、そういった側面で言うと青魚や生牡蠣などは、強調する部分がお好みで無い時には耐えがたいペアリングになってしまうので注意が必要です。とは言え、ピノと和食のマリアージュの可能性は無限大。それをお試し頂くのには、若くても薄くて香る、ギィ シモンの様な造り手のワインが適任だという事を強くお勧めいたしいます。

 

オート コート ド ニュイを楽しむという事。

コート ドールの北部、コート ド ニュイと並走する形で丘の上に広域に伸びるオート コート ド ニュイ。ギィ シモンの畑はジュヴレイ シャンベルタンやニュイ サン ジョルジュの辺りの丘になりますが、オート コート ド ニュイのワインに限っては「どこそこの土地」に近いという価値観で楽しむよりも「誰それのワイン」なのかと言う観点でワイン選びをした方が、お気に入りに早く出会える気がします。広域AOCですから、もちろん生産者は多いですし、土地のポテンシャルに対して畑が取得しやすいというメリットが、若手の醸造家の希望の光となっている側面もあります。「オート コート ド ニュイのワインがものすごい好き!」って方には僕はまだ会ったことがありませんが、「このワインは美味しいなぁと思ったらオート コート ド ニュイだった」って事は良くある事で。

 

手作り感が好印象、10代目が守る伝統。

ギィ シモンの現当主のディディエさんは10代目、長い歴史の有る家系です。栽培される葡萄の大半はネゴシアンにワインの原料として販売されています。一部の葡萄のみを自家醸造、ビン詰めして販売しています。なんでこんなに安いんですか?と輸入元の担当さんに聞いたら「ドメーヌ自体にあまり商売っ気がないというか…カシスの栽培もやっていてあまりお金にこだわらないのかも知れません」なんて答えが返ってきたきました。なるほど納得。実際、このワインよりも高額で濃密なクレーム ド カシスも代々生産しており、ご商売が安定しているのかも知れません。

お手元に届きましたら是非ボトルをひっくり返してみてください。瓶内に空気がほとんど入ってません。「満杯詰め」と呼ばれる状態は、保管が悪い時だけでなく、抜栓時にもちょろっと吹き零れてしまったりするソムリエ泣かせの充填ですが、最近はこういったワインの詰め方をする生産者が減っているように感じます。味わいやラベルなどからどことなく感じる懐かしさだったり手作り感は、このワインを楽しむ上ではとても重要なエスプリなのかも知れません。化粧っ気はありませんが、素直に美味しいと思えるワインです。是非是非。

 

以下、輸入元コメントです。

Domaine Guy Simon et Fils

ブルゴーニュを南北に通る国道74号線沿いに広がるコート・ドールの風景とは一線を画する、ゆったりとした開けた畑が広がる産地、それがオート・コート・ド・ニュイです。コート・ドールの西側にあり、北はレウル・ヴェルジから南のマニ・レ・ヴィレールまでの20ほどの村々の周りに葡萄畑が広がります。畑が第一次世界大戦以降に葡萄畑が減少しながらも一部の生産者たちの努力により1950年代から徐々に評価を取り戻し、1961年にAOC認定を受けた産地です。 ドメーヌ・ギィ・シモンはオート・コート・ド・ニュイの南側にあるマレ・レ・フュセ村(Marey-les-Fussey)の生産者。ニュイ・サン・ジョルジュの町から西へ山間を抜け約10kmの場所にあるこの村の人口は約60名。現在は10代目のディディエ氏がドメーヌを取り仕切っている歴史ある生産者。所有面積は標高約400m。コート・ドールに比べてゆったりとした山間の景色が広がる村の周りに葡萄畑を11ha、そしてこのエリアでは栽培が珍しくなっているカシス畑を4ha所有。ワイン造りに加えて伝統的なクレーム・ド・カシスを栽培から瓶詰めを行っています。造られるワインのほとんどはブルゴーニュのネゴシアンに売却して生計を立てています。残りの僅かなワインを樽熟成し瓶詰め。ドメーヌで直接販売をしている他、フランス国内を中心に販売をしています。

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits

収穫後に全体の約10%の枝残し除梗。発酵期間は12℃で約2週間。その後、古樽で約9ヵ月熟成。このドメーヌの造るスタンダードキュヴェのピノ・ノワール。

淡い色調とふんわりとした果実。柔らかな酸が果実を綺麗に覆っている味わいは、飲んでいて安心感を覚えます。

 

輸入元:アズマコーポレーション

詳しくはこちらの輸入元ホームページでもご確認頂けます。

 

【吉澤ワイン商店のこだわり】

① 輸入状態の良いワインだけを販売します。

日本に輸入されるワインは、北米以外は概ね赤道を通過します。リーファーコンテナ(低温コンテナ)輸送と書いてあっても、コンテナが甲板に置いてあっては、それは絶対的な補償にはなりません。

くわしくはこちらから。

② すべてのワインを低温&紫外線から守り保管しています。

当店に届いたワインは通年16度以下になる様に設定された店舗内で保管し、高温によるランシオ香(マデラ香)の発生を防ぐだけでなく、紫外線対策済の照明で、ワインの風味の破壊を防いでいます。もちろん窓もありません。太陽光だけでなく、蛍光灯、LED照明の光にも紫外線は含まれており、紫外線によるワインの風味の不規則変化は、「なんとなく美味しくない」ワインに多く見られる劣化です。多くのワインショップで一般的な、明るい環境で保管されているワインと是非飲み比べてください。

③ 夏場は低温輸送でお届けします。

良い状態で輸入され、良い状態で輸送されたたワインを、ベストの状態でお楽しみいただけますように、3月~11月までの間、気温が16度以上になる時には、低温輸送に必要な料金を当店で負担させて頂いております。

くわしくはこちらから。

④ 輸送用段ボールの隙間を塞いでお届け。

細かい事ですが、輸送中になるべく温度変化が無いように、それでも温度が変化してしまう場合は、なるべくゆっくり温度が変化するように、輸送用の段ボールは隙間をなるべく梱包用テープで塞いでいます。空気の流れが生まれると、空気と一緒に熱も移動してしまうからです。ワインがお手元に届いた際、箱を開けるのが少しご面倒かもしれませんが、全てはワインを美味しく楽しんで頂くため、ご容赦下さい。

 

【ワインの幸せだけを考える】

吉澤ワイン商店では、上記のワインを美味しい状態でお楽しみ頂くための取り組みを、ワインのお値段に関わらずすべてのワインに対し実施しています。

「ワインの産地に行って飲んだワインが美味しかった」とか、「同じ銘柄なのにレストランで飲むワインの方がなんとなく美味かった」なんてご経験はございませんか?それは、ワインが劣化する前に飲む事が出来たからかもしれません。世の中には、本当は美味しかったのに劣化してしまって本来の風味が楽しめないワインがたくさんあります。

ワインをもっと知りたくてワインショップに行っても、照明の光の下に並んでいるワインを見ては「どれだけの時間、光(紫外線)を浴びているのかわからないから買えないな」と思った時、僕はお店に並ぶワインが買えなくなりました。

僕が神経質なだけなのですが、せっかく自分で買うならば、せめてワイン本来の味わいは感じたいと思ってしまって。通販なんてもってのほか。保管状態も見ずに安心して買えるはずがありません。

気にし始めると気になって、勤めていたレストラン用のワインについても、酒屋さんや卸売りさんも介さず、輸入元から直接仕入れる様になりました。

そんな僕たちが、レストランのソムリエを辞めた後、何故最もリスクの高い通信販売というカテゴリーでワインを販売しているかと言うと、僕たちさえ嘘をつかなければ、ワインを最良の状態でお客様にお届けすることが出来きて、それがワインにとって一番の幸せなのではないかと思ったからに他なりません。

個人で運営する僕たちの小さなワインショップに、管理に長けた輸入元さんが素晴らしいワインを卸して下さるのは、その頃からの妙なこだわりにご理解いただいていた多くの担当さんたちのお陰様。

ワインと、ワインに関わる全ての方に感謝を込めて。

「全てのワインが、良質な状態のまま皆さまのお手元に届きますように」

 

【自分に嘘をつけない様に】

土曜日の14-19時だけ、対面販売をしています。都合によりお休みを頂く日もございますのでお気を付けください。お休みいただく際はインスタグラムにて告知させて頂いております。ご来店前にご確認頂けますと幸いです。

吉澤ワイン商店 インスタグラム公式アカウント

https://www.instagram.com/chai_yoshizawa/

※入荷待ち商品のお取り寄せ等、お問い合わせフォームからお受け付けしております。お気軽にお問い合わせ下さい