カーリーフラット / ピノノワール 2013 （オーストラリア）

お気に入りリストに追加

カーリーフラット / ピノノワール 2013（赤）

(AZR0001413)

VT：2013

生産国：オーストラリア

生産地：ヴィクトリア

葡萄品種：ピノノワール100

コメント【商品説明】：

ヴィレッジさんの最終在庫を確保しました。

吉澤ワイン商店は、フランスを中心に扱う流れが強くなってきましたが、僕のソムリエ生活はアメリカのワイン専門のレストランからスタートしています。その次がイタリア専門店。で、その次はオーストラリアの専門店でした。その時その時、各国のワインにどっぷりと浸かりながら、それぞれの魅力に心を奪われ続けた挙句、世界中のワインのお店→最終的にフランスワインのお店がソムリエとしては最後となって、今に至ります。

オーストラリアは世界の最先端のテクノロジーとノウハウに加え、「干ばつ」というワインにメリットをもたらす気候条件が手に入る奇跡の大地。まずは、こちらワインからご紹介です。カーリーフラットのセカンドラベルではありますが、十分に生産者の想いと葡萄と気候のポテンシャルがお楽しみ頂けるものと確信しています。

「ブルゴーニュが好き」な方にお試し頂きたい南半球のピノなのですが、ヴィレッジさんがすでに輸入は終了されていて、こちらは氷見の倉庫で眠っていた最後の在庫を分けて頂いた貴重な貴重なワインになります。うちで、本当に良かったのですか？ヴィレッジさん。

次、どなたが輸入されるんですかね。日本に是非送ってほしいのですが、どなたかどなたか。

以下、輸入元コメントです。

Curly Flat

最も冷涼な地ーマセドン･レンジズ

カーリー･フラットはジェニファー･コルカとフィリップ･モラハンが 1989 年にヴィクトリア州マセドン･レンジズに興したブティックワイナリーです。当初からワールドクラスのシャルドネとピノ･ノワールを造るという目標を掲げ、オーストラリアの冷涼地を調査し、マセドン･レンジズ、マンスフィールドにワイナリーを設⽴しました。2017 年からはジェニファーが単独オーナーとなり、マセドン･レンジズで⻑いキャリアのある醸造家マット･ハロップとともに、ピノ･ノワールにさらなる焦点をあてています。

メルボルンから北に約 120km にあるマセドン･レンジズは、栽培シーズン中の積算温度が 1200〜1300 とオーストラリアではもっとも冷涼な栽培地域に当たります。

ヴィクトリア州のほぼ中心に位置するマセドン･レンジズは、東⻄に連なるマセドン⼭脈が内陸部からの⾼気圧を遮り、メルボルンから流れ込む海洋性気候の影響により、地域⼀帯は⼀年を通して涼しく、なかでもカーリー･フラットの畑がある南部マンスフィールド周辺はとりわけ冷涼地区として知られ、スパークリング用のブドウや主にプレミアムのシャルドネとピノ･ノワールが占めています。

カーリー･フラットの畑は、1992 年の最初の植樹以降、徐々にその面積を広げ、14.5ha まで拡大しました。土壌は風化の進んだ赤い火⼭性玄武岩で、ブドウ樹の大部分はピノ･ノワール（72%）が占め、その他シャルドネ（23%）とピノ･グリ（5%）が植えられています。

繊細なパワーを求めて

カーリー･フラットではピノ･ノワールにおいて、リラ整技法（ブドウ樹が Y 字型になる仕⽴⽅）を主に採用しています。

リラ･トレリスは房の⽇射条件がよく、果実の熟度と色素成分であるアントシアニンの増加を促しやすい役目を果たし、通気性がよいため、ウドン粉など病気にかかりにくい利点があります。カーリー･フラットでは 2006 年から除草剤の使用を⽌め、バイオダイナミック農法を取り⼊れ、自然の⼒でブドウがより健全に熟すように取り組んでいます。

自然な醸造アプローチ

シャルドネとピノ･ノワールは自⽣酵⺟で自然発酵させ、セラーではポンプは使用せず、重⼒構造式による自然の重⼒を利用して果汁とワインを移動しています。

シャルドネは大部分を樽発酵させ、MLF を控えめにして、特徴的な酸味と澱とミネラルのニュアンスを表現しています。

ピノ･ノワールは抽出し過ぎないようマセラシオンし、非常に淡い色調で、繊細な味わいが特徴です。

Pinot Noir

透明がかった淡い色調で、レッドチェリーの果実と⽢草のアロマが⾹り⽴ち、ほのかな土っぽい風味が重なる。口の中ではオークからのスパイシーなトーンと、全房の梗のほのかな風味が途切れなく広がり、ミディアムな重量感で、良質なタンニンと酸味が全体を支えている。フィニッシュには⼀連の風味の流れが再び繰り返される。

自然発酵（17%全房発酵）、フレンチオーク樽で20ヶ月熟成（新樽率32%）。無清澄。