レ ゴーシェ / レルブ タンドル (/ロワール)
レ ゴーシェ / レルブ タンドル 2018(白)
ヴィンテージ:2018
生産国:フランス
生産地:ロワール
葡萄品種:シュナン ブラン100
コメント【商品説明】:
お鍋とワインでどうでしょう。
【チルド便必須】常温便でご購入の方には、追加でチルド料金(660円)を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。
※数量限定の為、お一人様三本までとさせて頂きます。
VIVITさんの新着。新規生産者。もちろん日本初輸入。2017年がファーストヴィンテージの新星です。
オーナーのセドリックさん、自身の叔父さんがパリのレストランのシェフだった事で、学生時代から自然なかたちでナチュラルなワインに触れる事になりました。
そんな彼の造るワインは生産量は少ないながらコロナ禍にも関わらず注目を集め、リリースと同時に人気に火が付きました。
今回、彼のワインの中では比較的生産量が確保されているシュナン ブランのみが日本にやってきました。それでも総数で7,700本。800本程度しか仕込まれない赤などもあり、その到着も待たれるところですがまずはここから。
亜硫酸は無添加ですが酒質の安定感は抜群で、ブドウへのストレスが少なく素直な状態で造られたのかなと推察されます。
抜栓とともに少しずつポテンシャルは本格化。美味しいので次の一口を迎えに行ってしまう様な美味しいワインですが、その気持ちをぐっとこらえて10日くらいかけてチビチビのむのがオススメです。構成が綿密で余韻が長く、粘り腰の効いたシュナン ブランならではの至福のヒトトキをお楽しみください。
吟醸香がですね、すごくきれいで。お鍋食べながら飲んだらもう最高です。あ…ちなみに僕は10日かけるとか無理です。鍋の〆までももたないと思います。はい。
以下、輸入元コメントです。
Les Gauchers
パリのランジュヴァンでナチュールに開眼したロワールの新星
Cedric Fleury セドリック・フルーリーはロワールのヴァンドーム出身。1990 年代パリでの学生時代に、ジャン・ピエール・ロビノのパリのレストラン、ランジュヴァンで彼の叔父がシェフをしていたため頻繁に通ってナチュラルワイン好きになりました。その後、経済学を修めたセドリックは、国際 NGO の仕事でマリやイエメン、アフガニスタンなどで 15 年間働いていました。し
かし、この間にも、休暇やヴァカンスなどにはフランスに戻り、ロワールのクロ・テュ・ブッフのティエリーピュズラの下で収穫、ラ・グラップリのルノー・ゲティエの下で醸造などを経験しました。
2013 年に、本格的にナチュラルワイン造りに携わりたいと考え、NGO の仕事を辞めてフランスに戻り、アンボワーズの醸造学校に入学。ドメーヌ・ド・モントリューのエミール・エレディアの下で 2 年間働いた後、2017 年に地元で 2.6 ヘクタールの畑を購入して、ヴァンドーム近郊の Thoré la Rochette トレ・ラ・ロシェットに自身のドメーヌ『Les Gauchers レ・ゴーシェ』を立ち上げて独立しました。レ・ゴーシとはフランス語で『左利きの人達』という意味です。セドリックも彼の娘も左利きのため、このように命名したのだそうです。初ヴィンテージは 2017年で、僅か 1 樽の生産量からスタートしました。
畑と栽培について
ドメーヌの畑は、前オーナーが植樹をした約 20 年前からビオロジックで栽培されていてエコサートの認証を受けています。畑はコトー・デュ・ヴァンドモワ域内の標高 115 メートルの真南向きのコート(斜面)に位置しています。大きく以下の 2 つの区画に分かれていて、土壌は表土がシレックス混じりの粘土。母岩が石灰(テュフォー)となっています。〇
Montrieux モントリュー: 栽培面積 1ha(ピノー・ドニス 0.5ha、ピノ・ノワール0.25ha、カベルネ・フラン 0.25ha)。平均樹齢 19 年。
La Pente des Coutis ラ・ポント・デ・クティ 栽培面積 1.6ha(シュナン・ブラン)平均樹齢 18 年。
ドメーヌでは厳密なビオディナミではありませんが、ビオディナミで使われる、スギナ、イラクサ、ノコギリ草などの調剤を効果的に使って栽培を行っています。畑は年に 2 回耕耘し、畝の間にはカバークロップを生やしています。また、収穫後には羊を放牧して自然な雑草駆除(羊が雑草を食む)を行っています。ブドウ木は剪定と芽かきを行った後は、除葉もグリーン・ハーヴェストも行いません。生物多様性の促進のために、知人の養蜂家とコラボレーションして区画の横に養蜂箱を設置するなどの試みをしています。
醸造とワインについて
収穫は手摘みでその場で厳格に選果されます。その後、Thoré la Rochette トレ・ラ・ロシェットにある洞窟を改装したドメーヌの醸造所に運ばれて醸造が行われます。ワインは野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物や SO2 は一切加えずに醸造されます。熟成後、無清澄、ノンフィルター、SO2 も無添加で、重力を利用して自然に瓶詰めされます。セドリックのワインはとても活力があり、明るくさわやかで、同時に非常に正確さを備えた味わいです。
ドリックは、今でもラ・グラップリのルノー・ゲティエと、元ドメーヌ・ド・モントリューのエミール・エレディアと非常に仲が良く、頻繁に会ってワイン造りについての考えや哲学について意見交換をしています。ちなみに現在、エミール・エレディアはドメーヌ・ド・モントリューを離れ、ラングドックでドメーヌを経営。夫のクリスチャン・ショサールを亡くしたドメーヌ・ル・ブリゾーのナタリー・ゴビシェールと再婚し、ナタリーが営むネゴス、ナナ・ヴァンにブドウを提供しています。
セドリックのワインは、フランス各地のナチュラルワインショップやパリのナチュラルワインのレストランで販売されている他、デンマーク、オランダ、スイスなどにも輸出されています。
L’Herbe Tendre
秋から冬にかけて味わいたい濃密な味わいのシュナンのキュヴェ
Vin de France
品種:シュナン・ブラン 100%
醸造:手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスして、グラスウールのタンクで野生酵母で自発的にアルコ-ル発酵を行う。醸造添加物や SO2 は一切加えずに醸造。引き続き自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で熟成。無清澄・無濾過、SO2 も無添加で、重力を利用して自然に瓶詰め。
現行ロットは 2018 ヴィンテージ。収穫日は 9 月 17~21 日。熟成期間は 27 ヶ月。総生産量約 7,700 本。アルコール度数は 15.5 度(ヴァンダンジュ・タルディーヴや貴腐のブドウはブレンドされていない)。2020 年 10 月時点の SO2 トータルは 28mg/l
味わい:淡いゴールドイエローの色合い。レモンやライム、グレープフルーツの皮、ハッカやカモミーユ、お香などの香り。アタックは柔らかく、豊満な口中にはアニスや焼きリンゴ、蜂蜜などのノートが感じられる。心地良い旨味とともにフィニッシュにはマーマレードやライチ、微かにスパイシーなニュアンスが広がる。
『レルブ・タンドル』とはフランス語で「柔らかい草」という意味。フランスの歌手セルジュ・ゲーンズブルグがミッシェル・シモンと一緒に歌った歌のタイトルから命名されました。エチケットのデザインは、花瓶から出ている女性達の足を表しているそうです。