レ テール ブランシュ / レ トロワ ポワリエ 2021 (フランス/その他の地方)
レ テール ブランシュ / レ トロワ ポワリエ 2021(白)
VT:2021
生産国:フランス
生産地:ロワール
葡萄品種:シュナン ブラン100
コメント【商品説明】:
おかえりなさいの辛口。
おかわりしようとすると「すみません、完売しました」って言われてしまう事の多い生産者。久しぶりに辛口キュヴェのトロワ ポワリエをゲットです。
懐の深さを感じるシュナンです。シュナン ブラン自体がそういうブドウですから、自然と奥行きは深まるのですが、ここのシュナンはとても好きです。
「本当にこのお値段で良いのですか?」ってワインだったのですが、流石に上がってきましたね。でもでも、周りはもっと上がってますから、そういう意味では立ち位置的には変わりません。
なんか、お酒だけではなくナンモカンモ値上がりしていますが、ワインの値上げについて結構ポイントになっているのが瓶を作るときの燃料問題です。
ワインの燃料問題と言うと、輸送にばかり目が行きますが、ガラスを溶かす燃料がばかにならなくて、瓶の価格が相当上がってしまっているようです。そうすると、これはもう企業努力で飲み込める範疇ではなくなってしまって、世界中のワイン産地で一様に値上げとなっているようで。
なんか、そこでSDGsが絡んできて、瓶の厚さが厚い(高級感のある)ワインを造っているところは、環境問題を考えてない!って意見が出始めたって話を聞きましたが、日本ではまだまだそんな議論は始まる気配は無いですね。はてさて、どうなることやら。
以下、輸入元コメントです。
Les Terres Blanches
2008年1月、アンジェのサロンでコストパフォーマンス溢れるシュナンを発見、2009年6月にはこの地を初訪問しました。
ソミュ―ルの南、Deux-Sèvres(ドゥーセーヴル)県のOiron(オワロン)村に位置するレ・テール ブランシュ。現当主のブノワ・ブレが、前のオーナーから引き継ぎ、この地に移ったのが2004年、ブノワが30歳の時でした。醸造所や事務所に手を加え、畑内の上質な白泥灰土質の小丘「Terres blanche(白い土地)」からドメーヌ名を名付けました。のどかな田園風景が続くこの地域で造られるワインは、Vin de Thouarsais(ヴァン ドゥ トゥアルセ)と呼ばれ、VDQSに格付けされています。気候は温暖で降水量600mm以下と乾燥しているため病虫害も少なく、保水力の高い粘土質、石灰質、泥灰土などの土壌に恵まれています。数区画に分かれる畑の面積は8.5ha、2008年からはビオディナミ農法を実践しています。農夫であった父と小さなフォームに居住し自給自足を行っていたブレ家。ブノワはなんと三つ子の兄弟の真ん中、幼き頃から兄弟と一緒に畑仕事を手伝っていたため、農薬を使用しないことの大切さや食べ物が生まれる軌跡を目の当たりにしてきました。
トゥーレーヌ中央部に比べ格段の太陽の厚みを感じたオワロン村。日焼けした肌に黒髪で大きな笑い声が印象的な妻セリーヌ、息子マキシムと娘シャルロット、日本を想ってネーミングされた愛犬「ディオニー」が笑顔で迎えてくれました。遊び場は畑だという子どもたちとディオニーが元気いっぱいに駆け回る姿、仲睦まじい夫妻、テールブランシュには家族の愛が満ち溢れています。
「家族のおかげでワイン造りに専念できる」というブノワが造り上げるワインは熟度が高く、豊かな骨格と優しい膨らみが特徴。2008年、アンジェのサロンでアルザスのビオディナミスト、マルク・テンペが「高貴ゆえに硬くなりがちなシュナンの果実味を柔らかく酸味と共にぶれない味わいに仕上げるブドウのポテンシャルと醸造センス」を賞賛したことを思い出します。
現在、世界中から引く手あまたのブノワのワインは輸入量も限られます。この稀少な味わいをご家族や楽しい仲間とご一緒にお楽しみ下さい。
Les 3 Poiriers
ロワール南部オワロン村の愛情溢れる家族経営のドメーヌが、白泥灰土壌でビオディナミ栽培したシュナンブランを木樽で9 ヶ月発酵、10 ヶ月熟成しました。光沢のあるクリームホワイトの外観から、洋梨や赤リンゴの香りが拡がります。瑞々しいアタックに果実の甘味と硬質のミネラルが溶け込み、綺麗な酸が流れる余韻が美しく響き渡ります。