ルベン ディアス / サプライズ NV(2022) (スペイン)
ルベン ディアス / サプライズ NV (2022)(白)
VT:NV
生産国:スペイン
生産地:カスティーリャ イ レオン
葡萄品種:アルビーリョ レアル100
コメント【商品説明】:
まさかの貧乏スタイル。
って言うんですって。ソレラシステムで熟成された、程よいシェリー感のある黄金色の白ワイン。熟成の過程で水分が蒸発する事で、酒精強化せずに奇跡のアルコール17%に達します。ゆっくりとお召し上がりください。抜栓しても長持ち。
※以下、輸入元コメントです。
Ruben Diaz
銘醸地グレドスの個性的なテロワールと歴史を伝える
スペイン指折りのワイン銘醸地グレドス。その中心地セブレロスの村は、スペインの首都マドリードの北に位置するグレドス山脈の中の北側にひっそりと隠れるように存在する。グレドス山脈はカスティーリャ・イ・レオン、いやスペインの中でも有数の山脈でマドリッドからポルトガルまで連なっている。この山脈がセブレロスのブドウ畑にマイクロクリマをもたらしている。銘醸地グレドスの北側はアルベルチョの谷とよばれ、夏は非常に暑く冬は非常に寒い。畑はなんと標高1200mのエリアにまで点在する。
セブレロス生粋の生産家ルベン・ディアスは、小さい頃からこの土地の栽培方法、伝統的な醸造方法、そしてワインに親しんできた。自分の半分はガルナッチャでできている、 と言い切るルベンはコマンドGやマルク・イサールといったカリスマワイン醸造家からも一目置かれる、職人のような雰囲気が漂う造り手である。
(※グレドスの南側はティエタルの谷とよばれ、夏はそこまで暑くなく冬もそれ歩で厳しい寒さではない。)
グレドス山脈にあるセブレロス(村名並びにサブゾーン名としても使用されている)は、アビラ県、トレド 県、スペインの首都マドリードの間に位置し、全部で35の小さな村々で構成されている。 飲み手の心を揺り動かす品種と土壌。近年スペイン・世界中の注目を浴びる生産地として知られるようになったが、かつてはグレドス山脈にひっそりと佇む過疎の進んだ小さなー農村にすぎなかった。
首都マドリッドからは車で1時間ほどとそれほど離れていないが、都会の喧騒を離れ、豊かな森林の中を通るカーブの厳しい山道を走り抜けると、空が掴めてしまいそうなほどの高さにあるセブレロスの村にたどり着く。生粋のセブレロス人ルベン・ディアスは、この小さな山間の村で生まれ育ち、小さい頃から家族の所有するブドウ栽培を手伝ってきた。大学でマーケティングとデザインを学び、しばらく広告会社で働いたが、都会での生活が息苦しく感じられセブレロスに帰り自然の中で生活することを決心。この村でできる仕事は非常に限られていたが、それまでの経歴を生かしフリーランスの仕事を続ける傍ら、家族の所有する畑の手伝いを始める。家族や近所に住む老人の手伝いをしながらセブレロスの土地や昔からの醸造方法を学び、文献を辿り、すでに忘れ去られた栽培・醸造方法を再発見していく。
この小さな農村がワイン生産地として特別視されるのにはいくつかの特徴的な理由がある。猛暑と寒冷の典型的な大陸性気候に、少しだけ地中海性気候の影響を受ける。そして畑は標高650 ~ 1200mの超高標高に位置し、東にあるさらに高い山から冷たい風が吹きおろしワインにフレッシュネスを与える。黒ブドウはガルナッチャが高標高の位置に、白ブドウはアルビージョにくわえシャスラがこの地区としてはやや低い位置である標高650mあたりに植えられている。かつての農家は7月下旬から8月上旬にアルビーリョから収穫してそのブドウを売り、その収益でガルナッチャ収穫のための人を雇っていたそうだ。
この地区の土壌は花崗岩が主になり、トップソイルは砂礫状になった小石が見られるスレート。このトップソイルは主に高標高に位置しガルナッチャが植えられている。
ルベンの畑にはもちろん化学薬品が散布されることはなく、馬を使って耕作し、何も足さない・何も引かない自然のままの栽培方法を行っている。
伝統的な醸造方法である長期マセレーション(45日程)や、白ワインにはベロ(フロール)と呼ばれる産膜酵母が張ることも彼のワインが特徴的である要因だろう。白ワインも赤ワインも非常にフレッシュで非常にキメ細やかで集中力があり、魅力に富んでいる。
しかし、そのラインナップで最も特徴的なワインはVino de Fiestaとかつて呼ばれていた小樽で仕込むアルコール度数が高いワイン達だろう。1920年頃にコペラティヴが出来る前は、セブレロスの地では各ファミリーがそれぞれワインを造っており、毎年出来たワインの中でBestな樽を選びそれをシェリー造りで用いられるソレラシステムに似たサカ(樽から樽へと新しいワインを継ぎ足していく熟成方法)を経て、 有酸素熟成で各家庭オリジナルのワインを造っていたそうだ。
裕福な家庭はそのベストな樽を地下に置いてベロ(産膜酵母)をつけた熟成をさせていたが、貧しい家庭は屋根裏に樽を置いていたそうだ。そこでは水分が蒸発してしまうのでアルコール度数が17 ~ 18%にまで上がるワインができ上がる。酒精強化は一切しておらず、熟成において自然にアルコール度数が高められた形だ。貧乏スタイル(Tonnels de Patio)とも呼ばれたそうだ。
ルベンのラインナップではサプライズ(外来品種であるシャスラで造られる)、ラ・ソルプレッサ(スペイン生まれの品種アルビーリョまたはガルナッチャで造られる)といったキュヴェ達がこれにあたるが、この醸造・熟成方法は老人の家に放置されていた古い樽を見つけたことがきっかけで学んだ造り方。かつては村祭りに持参したり、お産や手術でお世話になった担当医に贈るプレゼントとして使われていたそうだ。セブレロスを知りぬいたルベンだからこそできた豊かで複雑で長い歴史を感じずにはいられない至極の逸品。初訪問時には両掌で持つことができる超極小サイズの樽に残る200年熟成の甘口ワインも数滴試飲させて頂いた。ルベンより40歳も年がはなれた地元の大先輩より託された樽だそうだ。思わずウルウルしてしまった。
スペインのど真ん中、山間地グレドスの小さな村で造られる唯一無二の個性をもつワイン達。長い旅を経てついに日本上陸です。
※シャスラ(この地でのシノニムはDore/ドレ)
スイスに移民した人たちが持って帰ってきたと言われているが、実はトロやアンダルシアなどスペイン国内のいくつかの地でも栽培されているそうだ。しかしシャスラと認識せずに作っている人も多いらしく混醸されることが多くシャスラ単一で造っているエリアは少ないそうだ。
Surprise
酸化ワインを意味するSORPRESAと驚きのSURPRISEから名付けました。除梗したシャスラ・ドレを25日間醸し後プレス、ステンレスタンクで発酵、225Lの木樽でソレラシステムで長期熟成しました。透明感のあるオレンジ色、シェリーを思わせる香りに干し柿やドライフルーツのアロマ、旨味が口中に拡がり、アルコール感と中程度のボリューム、やや目立つ酸味と長い余韻が残る食中でも楽しめる味わいです。
シャスラ・ドレ100%(手摘み/平均80年)
除梗後、ステンレスタンクで25日間醸し、垂直式圧搾
ステンレスタンクで発酵
熟成 フランス産225Lの古樽でソレラシステムで長期熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2022年10月20日
SO2 収穫時:20mg/L トータル:20mg/L未満
アルコール度数:17度
輸入元:ディオニー
【吉澤ワイン商店のこだわり】
① 輸入状態の良いワインだけを販売します。
日本に輸入されるワインは、北米以外は概ね赤道を通過します。リーファーコンテナ(低温コンテナ)輸送と書いてあっても、コンテナが甲板に置いてあっては、それは絶対的な補償にはなりません。
くわしくはこちらから。
② すべてのワインを低温&紫外線から守り保管しています。
当店に届いたワインは通年16度以下になる様に設定された店舗内で保管し、高温によるランシオ香(マデラ香)の発生を防ぐだけでなく、紫外線対策済の照明で、ワインの風味の破壊を防いでいます。もちろん窓もありません。太陽光だけでなく、蛍光灯、LED照明の光にも紫外線は含まれており、紫外線によるワインの風味の不規則変化は、「なんとなく美味しくない」ワインに多く見られる劣化です。多くのワインショップで一般的な、明るい環境で保管されているワインと是非飲み比べてください。
③ 夏場は低温輸送でお届けします。
良い状態で輸入され、良い状態で輸送されたたワインを、ベストの状態でお楽しみいただけますように、3月~11月までの間、気温が16度以上になる時には、低温輸送に必要な料金を当店で負担させて頂いております。
くわしくはこちらから。
④ 輸送用段ボールの隙間を塞いでお届け。
細かい事ですが、輸送中になるべく温度変化が無いように、それでも温度が変化してしまう場合は、なるべくゆっくり温度が変化するように、輸送用の段ボールは隙間をなるべく梱包用テープで塞いでいます。空気の流れが生まれると、空気と一緒に熱も移動してしまうからです。ワインがお手元に届いた際、箱を開けるのが少しご面倒かもしれませんが、全てはワインを美味しく楽しんで頂くため、ご容赦下さい。
【ワインの幸せだけを考える】
吉澤ワイン商店では、上記のワインを美味しい状態でお楽しみ頂くための取り組みを、ワインのお値段に関わらずすべてのワインに対し実施しています。
「ワインの産地に行って飲んだワインが美味しかった」とか、「同じ銘柄なのにレストランで飲むワインの方がなんとなく美味かった」なんてご経験はございませんか?それは、ワインが劣化する前に飲む事が出来たからかもしれません。世の中には、本当は美味しかったのに劣化してしまって本来の風味が楽しめないワインがたくさんあります。
ワインをもっと知りたくてワインショップに行っても、照明の光の下に並んでいるワインを見ては「どれだけの時間、光(紫外線)を浴びているのかわからないから買えないな」と思った時、僕はお店に並ぶワインが買えなくなりました。
僕が神経質なだけなのですが、せっかく自分で買うならば、せめてワイン本来の味わいは感じたいと思ってしまって。通販なんてもってのほか。保管状態も見ずに安心して買えるはずがありません。
気にし始めると気になって、勤めていたレストラン用のワインについても、酒屋さんや卸売りさんも介さず、輸入元から直接仕入れる様になりました。
そんな僕たちが、レストランのソムリエを辞めた後、何故最もリスクの高い通信販売というカテゴリーでワインを販売しているかと言うと、僕たちさえ嘘をつかなければ、ワインを最良の状態でお客様にお届けすることが出来きて、それがワインにとって一番の幸せなのではないかと思ったからに他なりません。
個人で運営する僕たちの小さなワインショップに、管理に長けた輸入元さんが素晴らしいワインを卸して下さるのは、その頃からの妙なこだわりにご理解いただいていた多くの担当さんたちのお陰様。
ワインと、ワインに関わる全ての方に感謝を込めて。
「全てのワインが、良質な状態のまま皆さまのお手元に届きますように」
【自分に嘘をつけない様に】
土曜日の14-19時だけ、対面販売をしています。都合によりお休みを頂く日もございますのでお気を付けください。お休みいただく際はインスタグラムにて告知させて頂いております。ご来店前にご確認頂けますと幸いです。
https://www.instagram.com/chaiyoshizawa/





