ジェローム アルヌー / アルボワ サヴァニャン マセレ パラドクス 2020 (フランス/その他の地方)
ジェローム アルヌー / アルボワ サヴァニャン マセレ パラドクス 2020(白)
VT:2020
生産国:フランス
生産地:ジュラ
葡萄品種:サヴァニャン100
コメント【商品説明】:
【3月から11月はチルド便必須】常温便でご購入の方には、追加でチルド料金を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。
※数量限定の為、お一人様2本までとさせて頂きます。
アルボワ = 肥沃な大地。
ケルト語でね、そういうんですって。
ああもう美味しい。オルヴォーの担当さんに「吉澤さんはジュラとかどうでしたっけ」と聞かれ、少したじろぐ私。ジュラのワインをいくつも並べてしまうと、なんだかいけてる自然派ワインのお店になってしまいそうで、二の足を踏んでしまうんです。
でも、こちらがあんまり美味しいもんですから、ずらっと並べてみようかと思うんです。
10日間醸し、でもオレンジではありません。
プロペラで攪拌すると、メイラード反応が抑えられるというのが何故なのか、これはもう現地に行って見てみないと言葉だけでは到底理解が追い付いてかないのですが、まあ、できたワインが美味しいって事だけは何とか理解ができています。
以下、輸入元コメントです。
La Cave de la Reine Jeanne/Jerome Arnou
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、1997年に生産者からブドウを買い付けるスタイルのネゴシアンとして、ジュラのビオディナミ生産者として注目を浴びるステファン・ティソと妻のベネディクトにより設立されました。
その後2009年にブノワ・ミュランが共同経営者として加入。ステファン・ティソが醸造を担当、ブノワ・ミュランが営業を担当していました。
2012年からはカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌの醸造についてはドメーヌ・ティソで彼の右腕として10年以上従事していたジェローム・アルヌー氏に任せています。
2019年、ラ・カーヴ・ド・レーヌ・ジャンヌは醸造責任者であるジェローム・アルヌー氏に売却し、ブノワ・ミュラン氏は念願の自社畑を持つドメーヌ ル・クロ・デ・グリーヴを購入し、責任者となりました。
ワイン(特にシャルドネ「グラン・ド・ピエール」およびピノ・ノワール「レ・リュサード」)はアルボワでも屈指の歴史あるカーヴにて樽熟成が行われます。カーヴ内は2列のオジーヴ穹窿(きゅうりゅう)を支えるアーチ型の支柱が奥まで突き抜けるように整然と並んでいます。
このゴシック様式の美しいカーヴを建築したのは誰なのでしょう。
それはブルゴーニュ伯オトン4世の娘で、1316年から1322年までフランス王となるフィリップ5世・長躯王(フィリップ4世・端麗王の息子)と結婚したジャンヌ。フランスの女王となったジャンヌは夫の死後、現在のアルボワ市ブルゴーニュ通り5番地にあたる場所に、自分の母であるアルトワ女伯マティルドと共に、屋敷の中にこの素晴らしいカーヴを建設しました。この歴史的建造物は当初、この地方の最高のワインを保存するために作られましたが、その後建設時のままの形で現在まで残されました。
メゾンでは御目に適ったブドウを買い付けることにより、伝統的な栽培方法のものと有機栽培のもの双方において提供できるアイテムが増え、また表現できるテロワールの幅を広げることが可能となっています。
常にコストパファーマンスの高いワインを提供し続けるカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、設立して間もないうちから多くの愛好家に評価され続けています。
2020 Savagnin macéré «Paradoxe»
品種:サヴァニャン100% 土壌:東向き、北西向き。トリアス紀の粘土質土壌
醸造、熟成:除梗して軽くデブルバージュ。空圧式で圧搾。ステンレスタンクで10日間果皮浸漬。
プロペラで攪拌させ、酸化と褐色化を防ぎます。4カ月ステンレスタンク熟成。濾過・清澄・SO2添加せず。
味わい:まさにこの地のテロワールを反映させた香りに果皮浸漬由来の収れん。
美しい新鮮な果実と長い余韻を与えてくれます。
褐色化を避けるという造り手の意志の通り、いわゆる“醸し”に由来する外観ではなく薄濁りの白。
香りは果皮に由来するフェンネル、レモングラスにシナモン。
まだ若さがあり、硬質な果実の層が生き生きと十重二十重に現れます。
SO2ゼロとは思えない構成の密度があり、甘く熟した柑橘エキスが余韻に上がります。
極めてポテンシャルの高い完成度で、一週間以上かけて観測しましたが
余韻のエキスがじわじわと向上していきます。
グラスの形状や温度によっても様々に表情を変えてくれ遊び甲斐のある完成度です。