シャトー ネラック / バルサック 2em クリュ クラッセ 2004 (フランス/ボルドー)
シャトー ネラック / バルサック 2em クリュ クラッセ 2004(白甘)
VT:2004
生産国:フランス
生産地:ボルドー
葡萄品種:セミヨン88、ソーヴィニョン ブラン10、ミュスカデル2
コメント【商品説明】:
バルサックなのに、ソーテルヌ格付け二級。1855年のパリ万国博覧会での格付けのお話です。ソーテルヌの格付けとして、ソーテルヌとバルサックが対象になったのですが、格付けを与えられたのはソーテルヌが23件のシャトー、バルサックが4件のシャトー。
バルサックなのにソーテルヌの格付けを持つ4件の内、1級が2件、2級も2件。その2級のひとつがこちらです。
ややこしいうえに、「なんだ2級か」って言われてしましそうなこの格付けですが、2級でも十分に名誉な格付けであることは言わずもがな。しかも、既に20年を超える熟成ですから、これはもうご馳走以外の何物でもありません。液体の色がですね、もう最高です。
アストルさんのボルドーワイン。
吉澤ワイン商店で取り扱うボルドーワインのほとんどは、ボルドー専門インポーターの「アストル」さんから仕入れています。
アストルさんで働く皆さんは根っからのボルドー好き。それもそのはず、ボルドーに住み、ボルドーで学んでいた仲間が、ボルドーの魅力を伝える為に立ち上げた会社です。なので、ボルドーワインに対する愛の深さは、お仕事でワインを取り扱う商社の方とはちょっと異なりますし、何しろ日本に引っ張ってくるワインのセレクトが素敵で尚且つ美味しい。
現地で深く掘り下げた人脈は、生産者だけでなくボルドーワインの取扱いに於ける最重要ファクターのネゴス(仲買いのネゴシアン)にまで及び、星の数以上のボルドーワインの中から一際輝くきら星をセレクトされています。
神保町で「レピック」というボルドーワインバー(http://www.lepique.jp/)もやっています。私がボルドーにいった時も名だたるシャトーにヴィジットのアポイントを取って頂き、公私ともに大変お世話になっています。もう、アストルさんのワインは全部仕入れちゃいたいくらいなのですが、セラーの容量をお財布の都合で我慢我慢。
数が多すぎ、ラベルで内容が分かりにくい、安いものにはハズレがある、輸入経路によっては劣化している、同じシャトーで同じヴィンテージなのに値段がまちまちなど、市場の需要が高くクラシックであるが故に購入時に二の足を踏んでしまう要素が多いボルドーワインですが、「アストルさんの輸入しているものから選ぶ」って事が取り急ぎの道しるべになるって事は、自信を持ってお伝えできます。アストルさんの手を離れた後、ワインショップさんの保管状態が良くなかった場合を除いては。
Specialiste en Vins de Bordeaux
ボルドーの魅力、それは王道であること
↑毎月届くアストルさんのカタログのタイトルが大好きです。アストルさんの進む道が王道になる日は、そう遠くないのかもしれません。
アストルさん輸入のワインはこちらのボタンでも。
Château Nairac 2004 Pourriture Noble Sauternes 2ème Cru Classé
シャトー・ネラックはバルサック地区の北部、バルサックの集落近くに位置するソーテルヌ格付2級シャトーです。
ネラックの名称は1777年にシャトーを買い取った船会社を営む一族であるエリゼ・ネラックに由来しています。
1837年以降は複数の所有者の手に渡り、近隣にあるシャトー・ブルステとの統廃合も経験しますが、1971年に現在のオーナー一族のタリ家が取得し現在に至ります。
20年の歳月を経た2004年のシャトー・ネラックはアプリコットや熟した桃にエキゾチックなスパイスのアロマが感じられ、バルサックらしい柔和な果実味から来る心地よい甘みとオークのニュアンスが感じられます。全体的に角の取れた味わいでまさに飲み頃を迎えています。