ルー デュモン / ボージョレー ヌーボー 2022 (フランス/ボージョレ)
ルー デュモン / ボージョレー ヌーボー 2022(赤)
VT:2022
生産国:フランス
生産地:ボージョレ
葡萄品種:ガメイ100
コメント【商品説明】:
《注意事項がいくつかございます》
※お一人様3本までの限定です。
※11月14日(月)の正午までのご注文で、解禁日の11月17日の木曜日にお届け可能です。システム上で日付指定ができない場合はカート内備考欄で日にちをご指定ください。
関東周辺の方、11月15日(火)の正午までのご注文分まで、解禁日着で手配します。
※11月17日(木)以降着の納品をお受け付け致します。ご注文画面にて配送日の指定をお願いいたします。他の商品をご一緒にご購入頂く場合、全てのワインを11月17日以降のご指定の日付にお届けする様に手配いたします。
※受注完了メールにご返信いただければ、随時納品日、納品時間の変更をお受け付け致します。お気軽にお申し付けください。
※交通機関のトラブルや天候の影響により、配送に遅延などがあった場合などの責任は負いかねます。ご了承ください。
※在庫がありましたら11月19日の土曜日から店頭販売も行いますが、完売の際は店頭販売はございません。事前に店頭またはこちらのホームページにてご決済頂いた方のみお取り置き承ります。
※11月19日、26日に店頭お渡しの場合、税込11,000円未満でも送料はかかりません。お手数ですが店頭受取の旨、カート内の備考欄にご記入お願い致します。(クレジットカードでお支払いの場合は一度ご決済頂いた後、こちらで送料分の減額処理を行います)
※ヌーボーをご予約頂いた後に追加で別のワインをご注文頂く場合、合算にて税込11,000円以上であれば送料はかかりません。(チルド便ご利用の際の料金は別途頂戴いたします。また、追加分をクレジットカードでお支払いの場合は一度ご決済頂いた後、こちらで送料分の減額処理を行います)
今年のボージョレーのヌーボー、過去に例を見ない状況です。いろいろな意味で。
まずはお値段。単純に為替がどうの、重油がどうのという価値観では嚙み砕けないほどの値上がりです。そんなこんなで今年も吉澤ワイン商店では仲田さんのヌーボーのみでご案内です。(過去に取り扱っていたもうひとつも、リクエストのお声が多いのですが現実的なお値段でのご提供が困難な状況となってしまいまして…)
次に今年のヌーボー市場が混沌としている大きな要因が、航空便の貨物容量の圧縮です。ヌーボーは船に乗せていると、解禁日までに日本に届けるのは困難なので、飛行機に乗ってやってきます。船よりも早く届きますが運賃が高いので、「ヌーボーは割高」なんて声があるのはこの為です。(美味しいヌーボーはワインとして普通においしいので、吉澤ワイン商店はヌーボーを否定しないタイプのワイン屋です)
ワイン自体の価格も上がり、飛行機のコンテナ確保が困難になった事で、これまでにない動きが始まっています。ヌーボーを11月の解禁日にはあえて間に合わせずに、船に乗せて春あたりに普通のワインとしてリリースするところがいくつかあるようです。それはそれで楽しみではありますが、仲田さんのヌーボーは飛行機にのって解禁日に間に合うようにやってきます。
去年に比べれば、それなりに値上がり(495円増)にはりましたが、諸事情考えれば輸入元のヌーヴェルさんは結構無理してんじゃないかな?って気にもなります。
何しろですね、2022年の仲田さんのヌーボーはちょっと特別なんです。下のほうのヌーヴェルさんのコメントにある様に、知命を迎えた仲田さんが特別仕様なんですね。これだけでも495円の値上げ分は回収できそうな魅力ではあるのですが、(昨年、大幅な収量減こそあったものの)近年のブルゴーニュの品質的な絶好調、その全てを凌駕する勢いで良いヴィンテージになるのでは?と、もっぱらの噂です。
「噂を信じちゃいけないよ♪」なんて歌う人もいましたが、毎年送られてくる仲田さんの現地レポートが「噂」ではなく現地の「真実」であることは周知の事実。
「今年もまた言ってる」って思う方もいらっしゃるかとは思いますが、そういう賑やかしがしたいんじゃないんです。僕も皆さんと同じでまだ飲んでいませんから、責任が持てるかって言えばそうではないので、無責任で申し訳ありませんが僕は大きめの声で言いますね「仲田さんの2022年のヌーボーがすごく飲みたいです」と。
以下、輸入元コメントです。
今年のボージョレ・ヌーヴォーは、仲田さんが2022年8月14日(日)に、50歳の「知命」(五十にして天命を知る)を迎えるにあたり、Lou Dumont (オレンジラベル)の「2020年ヴィンテージの赤ワインすべてのAOP」で、熟成に使用した樽で熟成させる、特別記念作品でございます。
※6月27日に、
また、現時点では、仲田さんが公式にヌーヴォーを造り始めた2006年以降で最高のヴィンテージとなることが予想されております。
仲田さんから届いた7月のコメントです。
平年並みの冬の後、今日まで、安定して気温が上昇してきました。
4月に発生しやすい霜害もほとんどなく、また、1月から5月まで乾燥した気候が続いたためカビなども発生せず、非常に健全な状態で、例年より3週間ほど早い5月上旬に開花を迎えました。
6月も晴天続きで、乾燥による水不足が心配されはじめましたが、必要な時に必要な量、まさしく恵みの雨が降りました。
病害もなく、雹も降らず、完璧な6月となりました。
高台区画ゆえの開花時の昼夜の温度差によって、今年もクリュール(花ぶるい)が多く発生し、大部分のぶどうがミルランダージュ(非常に凝縮した小粒のぶどう)になりました。
私は2006年から公式にヌーヴォーを造りはじめたのですが、7月上旬の現時点までで言えば、今年は2015年や2019年はもちろんのこと、過去最高だった2020年ヴィンテージをも凌駕する、「神がかった年」です。
1ヶ月半後の収穫までこのまま理想的に推移すれば、私の過去17ヴィンテージの中で最高品質のワインになるのはもちろん、ボージョレ全体でも、「過去100年間で最良のヴィンテージ」を「上書き」することになると思います。
開花日から計算した収穫開始予定日は8月25日頃ですが、私は10日ほど遅らせて、9月3日頃の収穫開始を予定しています。
「ガメイは、完熟が命」ですので。
2022年7月11日
メゾン・ルー・デュモン
仲田晃司
仲田さんから届いた8月のコメントです。
7月も晴天に恵まれました。ただ雨が降らなかったため水不足となり、根に近い辺りの葉っぱが黄色くなったり、
ぶどうの成熟が遅くなったりといった影響が見られました。また、連日30度を超し、38度まで上昇した日もあったため、一部干からびてしまうぶどうも出ました。
8月に入ってからも同様の天候でしたが、先週今週とまとまった雨が降り、水不足は解消されました。
この週末に撮影した畑の画像をお送りします。
ご覧の通り、葉もぶどうも本当に健康で、素晴らしい状態です。
開花日から計算した当初の収穫予定日よりも1週間ほど早い、8月17日に収穫が解禁となり、標高の低い平地では収穫がはじまっております。
私は9月3日頃の収穫を予定しておりましたが、逆にさらに遅らせて、9月8日頃を予定しております。
前回のレポートでお伝えしました通り、今年は歴史的なグレードヴィンテージになりそうですので、一切妥協せず、ぶどうの「最高度」の完熟を待つことにいたしました。
収獲が完了し醸造が一段落しましたら、またご報告申し上げます。
2022年8月22日
メゾン・ルー・デュモン
仲田晃司
仲田さんから届いた10月のコメントです。
8月末まで快晴が続き、また必要な時に雨が降り、最後まで素晴らしい天候に恵まれました。
ぶどうが理想的に完熟したため、当初の予定通り9月2日と3日に収穫を行いました。
手摘み収穫時、運搬前、発酵前の3回にわたって選果を行い、完璧なぶどうを厳選しました。
収穫時の潜在アルコール度数も12.5度を越え、酸とのバランスも理想的でした。
予定通り、Lou Dumont (オレンジラベル)の
「2020年ヴィンテージの赤ワインのすべてのAOP」の熟成に使用した樽で熟成させました。
樽熟成中の写真を添付いたします。
グレートヴィンテージとは、豊かな果実味がのっており、
各要素のバランスが高次元で絶妙に均衡している年であると考えますが、
今年はまさしくグレートヴィンテージとなりました。
加えて、ボージョレらしい華やかな香りも全開となっております。
新酒のお祝いとしてすぐにお飲みいただいても、少し寝かせてからお飲みいただいても、
きっと美味しく召し上がっていただけると思います。
ご注文をくださいましたすべてのお客様に、心よりお礼申し上げます。
私のヌーヴォーが少しでも、日本の皆様の幸せな時間のお伴になれましたら本当に嬉しく存じます。
2022年10月19日
メゾン・ルー・デュモン
仲田晃司