ジェローム アルヌー / アルボワ トゥルソー エクセプシオン (フランス/その他の地方)
ジェローム アルヌー / アルボワ トゥルソー エクセプシオン 2019(赤)
VT:2019
生産国:フランス
生産地:ジュラ
葡萄品種:トゥルソー100
コメント【商品説明】:
アルボワ = 肥沃な大地。
ケルト語でね、そういうんですって。
ああもう美味しい。オルヴォーの担当さんに「吉澤さんはジュラとかどうでしたっけ」と聞かれ、少したじろぐ私。ジュラのワインをいくつも並べてしまうと、なんだかいけてる自然派ワインのお店になってしまいそうで、二の足を踏んでしまうんです。
でも、こちらがあんまり美味しいもんですから、ずらっと並べてみようかと思うんです。
素直な風味のトゥルソー。
日本におけるジュラのアルボワのワイン消費のほとんどが、自然派ワインのお店なんではないかと邪推してしまうほど、そっち系統が多いですよね。で、そっち系統のお店がこよなく愛する還元状態のワインってのは、ブドウの個性を潰してしまいますので、土着のトゥルソーの味ってホントはどんななの?って方も多いのではないでしょうか。
「必要最低限でもピジャージュ等で酸素を供給してあげれば、酵母の悲鳴のような還元臭がワインに付く事も無く、ピノノワールにうっすらハーブが香る様な、繊細な個性を楽しむ事が出来るのに」
なんて妄想が普段から頭の片隅でリフレインしてしまう方、こちらを是非お買い物かごへどうぞどうぞ。
以下、輸入元コメントです。
La Cave de la Reine Jeanne/Jerome Arnou
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、1997年に生産者からブドウを買い付けるスタイルのネゴシアンとして、ジュラのビオディナミ生産者として注目を浴びるステファン・ティソと妻のベネディクトにより設立されました。
その後2009年にブノワ・ミュランが共同経営者として加入。ステファン・ティソが醸造を担当、ブノワ・ミュランが営業を担当していました。
2012年からはカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌの醸造についてはドメーヌ・ティソで彼の右腕として10年以上従事していたジェローム・アルヌー氏に任せています。
2019年、ラ・カーヴ・ド・レーヌ・ジャンヌは醸造責任者であるジェローム・アルヌー氏に売却し、ブノワ・ミュラン氏は念願の自社畑を持つドメーヌ ル・クロ・デ・グリーヴを購入し、責任者となりました。
ワイン(特にシャルドネ「グラン・ド・ピエール」およびピノ・ノワール「レ・リュサード」)はアルボワでも屈指の歴史あるカーヴにて樽熟成が行われます。カーヴ内は2列のオジーヴ穹窿(きゅうりゅう)を支えるアーチ型の支柱が奥まで突き抜けるように整然と並んでいます。
このゴシック様式の美しいカーヴを建築したのは誰なのでしょう。
それはブルゴーニュ伯オトン4世の娘で、1316年から1322年までフランス王となるフィリップ5世・長躯王(フィリップ4世・端麗王の息子)と結婚したジャンヌ。フランスの女王となったジャンヌは夫の死後、現在のアルボワ市ブルゴーニュ通り5番地にあたる場所に、自分の母であるアルトワ女伯マティルドと共に、屋敷の中にこの素晴らしいカーヴを建設しました。この歴史的建造物は当初、この地方の最高のワインを保存するために作られましたが、その後建設時のままの形で現在まで残されました。
メゾンでは御目に適ったブドウを買い付けることにより、伝統的な栽培方法のものと有機栽培のもの双方において提供できるアイテムが増え、また表現できるテロワールの幅を広げることが可能となっています。
常にコストパファーマンスの高いワインを提供し続けるカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、設立して間もないうちから多くの愛好家に評価され続けています。
Arbois Trousseau ≪Excepton≫
ブドウ品種: トゥルソー
土壌:石灰質 “ Les Corvees”と呼ばれる区画。西向き。
醸造、熟成:除梗して、ピジャージュしながら30日間のキュヴェゾン。
野性酵母にて発酵。熟成はオーク樽で12か月。清澄なし、軽くフィルターして瓶詰。
味わい:濃い紫の色調で凝縮した味わい。芳醇な果実の香りと滑らかなタンニン。