ミューレ / クレマン ダルザス キュヴェ プレステージ (/アルザスフランス)
ミューレ / クレマン ダルザス キュヴェ プレステージ(白泡)
VT:NV
生産国:フランス
生産地:アルザス
葡萄品種:ピノ オーセロワ&ピノ ブラン50、ピノ グリ20、リースリング20、シャルドネ5、ピノ ノワール5
コメント【商品説明】:
その辺のシャンパーニュにも負けない泡の繊細さ。細かく洗練された気泡の立ち上がりは見ているだけでうっとりします。瓶内二次発酵ならばその泡ができるのか?いやいや、決してそんな事はありません。門外不出の醸造の秘密。きっと酵母の違いと思うんです。シュワシュワなんて擬音で表現するのはもったいない、上質なカーボン。そして飲んだらなんとも余韻の長いこと、ミネラル感抜群。
泡は泡として楽しむとして、ワインとしてバランスが取れているからこそ、このワインが評価されているのでしょう。
問題があるとすれば瓶の形状が釣鐘すぎて冷蔵庫に入らない可能性が…。でも、そんな時は氷を入れたバケツを使ってみたり、あの手この手で冷やしましょう。洗面器だっていいんです。でもまあ大丈夫、ボランジェだってそんなもんです。横にすれば冷蔵庫にだってきっと入るはず。
収納スペース的な要因で採用できる飲食店は限られますので、コスパがすこぶる良くてもなかなか知名度が上がらないって事もあるのでしょうが、知ってる人はずいぶん前から知っていて、僕がミューレのワインに出会った頃は日本に届いたらすぐに売り切れるワインでした。欲しい数がなかなかもらえず悲しい思いもしましたが、日本向けの在庫は今は潤沢。
吉澤ワイン商店でワインを購入いただいているお客様達から抜群のリピート率です。「おすすめの泡は?」と聞かれたときに、ご予算関係なくお勧めさせて頂いています。
まずは1本お試し頂ければと。
以下、輸入元コメントです。
MURE – CLOS ST LANDELIN
1650年:ミシェル・ミューレはアルザス地方南部にあるウエスタルタンでワイナリーを設立。
1935年:ミシェルの子孫アルフレッド・ミューレはクロ・サン・ランドランの畑を購入。(単独所有)
1966年:オスカー・ミューレとその兄アルマンドは、ウエスタルタンからルファックに移り住みます。
1976年:ルネ・ミューレは1976年にドメーヌを引き継ぎました。運営を子供たちに譲った現在も引き続きアドバイザー的な役割を持ってワイン造りに関わっています。 12代目となるヴェロニク・ミューレはモンペリエ大学の作物栽培学の学位を持ち、2001年からドメーヌの経営や商業的部門の責任者として働いています。ヴェロニクの弟トーマス・ミューレはボージョレーでブドウの栽培と栽培学を学んだ後、アルザスへ戻り、栽培・醸造責任者として醸造所・セラーとブドウ畑との間を行き来している。
●ミューレの栽培・収穫について
葡萄が最も優れたテロワールを表現するのは地中の最も深いところであるとの考えから1haあたり10,000本という高い植密度で葡萄を植樹しています。除草剤の使用をやめ有機栽培を行うなどブドウ樹の根を地中に誘導し生きた土壌を造るための畑仕事に主眼を置いています。仕立てはギヨー・サンプルもしくはドゥーブル。収穫は手摘みで行い、収穫量は25~45hl/ha程度と非常に低く抑えます(アルザスの特級の最大収穫量は70hlまで許可されています)。また20kgの小さな箱で醸造所まで運ばれます。
●ワイン造り
発酵は低温でゆっくりと行います。天然酵母によりゆっくりとやさしくワインは醸されます。発酵後は澱と長期間、接触させる(シュール・リー)ことによりテロワールに由来するきわだつアロマを生み出します。出来る限りの最高の品質を保つために、熟成後にごく軽くフィルター濾過を行います。
●哲学(2010年3月 Thomas Mureにインタビュー)
『私たちは1ヘクタールあたり約10,000本という植密度で葡萄を植えています。現在のアルザスでは1ヘクタールあたり4,000本程度の植密度が一般的です。しかし150年前のアルザスではどの畑も私たちのような植密度の高さだったようです。植密度が下がった一番の大きな理由は大戦後のことだと思います。株を均等に植えてコントロールするキャノピーマネージメントの浸透によりトラクターでの土壌の耕作が主流となりました。トラクターを畑に入れるには植密度を下げなくてはなりません。現在私たちのクロ・サン・ランドランの畑は、畝と畝の幅が約1.3メートル。そして80センチ間隔で葡萄樹が植えられています。植密度があがれば表土では葡萄樹同士の生存競争が起こり葡萄は深く根を下ろします。
クロ・サン・ランドランの畑は日照が強く、非常に石灰質が強い土壌です。葡萄が根を深く張ることにより地上での日照が強くても水分不足になることはなく葡萄が健全に成熟してくれるのです。真の意味でのテロワールを表現することが出来るのです。私たちはこの10年間ビオディナミ栽培を選択しています。これも健全な土壌を造り葡萄樹の根を地中深く下ろすためです。そして収穫量を低く抑えることで葡萄は健全に成熟しテロワールの個性を反映してくれるのです。』
●畑の構成
赤ワイン用:6ha(その内自社畑が4ha) ピノ・ノワール100%
白ワイン用:45ha(その自社畑が22ha) ピノ・ブラン28%、ゲヴェルツトラミネール26%、リースリング25%、 ピノ・グリ12%、シルヴァーナ8%、ミュスカ1%
自社畑の合計は26ha。特級はVorbourgに19ha(その内 12haが Clos st Landelin)とZinnkoepfle 0.5ha。
特級以外の畑が6.5ha。自社畑は全てAB又はデメテール認証。2018年にBiodyvinへ加盟。
NV Cremant d’Alsace Cuvee Prestige BIO
キュヴェ・プレステージがBIOキュヴェとして新しくなりました。
クレマン・ダルザスからも、ミューレ氏のワイン造りへの情熱を感じる事ができます。
高い品質が評価されてきた“キュヴェ プレステージ”
全ての葡萄がビオロジック栽培の区画から使用されるようになりました。
最終的なブレンドの工程でソレラの原理で古いヴィンテージの原酒を加えます。このリザーヴワインは澱と共に熟成させています。これがワインに優雅さと並外れた複雑さを与えてくれるのです。
デゴルジュマンの後ワインを落ち着かせるため数カ月寝かせます。
バックラベルにはデゴルジュマンの日付が記載されています。お好みの状態で楽しむことが可能です。
デゴルジュマンから1年程度で果実の個性が際立ち、品種を越えた最適に調和した状態となります。
輸入元:オルヴォー
詳しくは輸入元HPをご確認ください。
【吉澤ワイン商店のこだわり】
① 輸入状態の良いワインだけを販売します。
日本に輸入されるワインは、北米以外は概ね赤道を通過します。リーファーコンテナ(低温コンテナ)輸送と書いてあっても、コンテナが甲板に置いてあっては、それは絶対的な補償にはなりません。
くわしくはこちらから。
② すべてのワインを低温&紫外線から守り保管しています。
当店に届いたワインは通年16度以下になる様に設定された店舗内で保管し、高温によるランシオ香(マデラ香)の発生を防ぐだけでなく、紫外線対策済の照明で、ワインの風味の破壊を防いでいます。もちろん窓もありません。太陽光だけでなく、蛍光灯、LED照明の光にも紫外線は含まれており、紫外線によるワインの風味の不規則変化は、「なんとなく美味しくない」ワインに多く見られる劣化です。多くのワインショップで一般的な、明るい環境で保管されているワインと是非飲み比べてください。
③ 夏場は低温輸送でお届けします。
良い状態で輸入され、良い状態で輸送されたたワインを、ベストの状態でお楽しみいただけますように、3月~11月までの間、気温が16度以上になる時には、低温輸送に必要な料金を当店で負担させて頂いております。
くわしくはこちらから。
④ 輸送用段ボールの隙間を塞いでお届け。
細かい事ですが、輸送中になるべく温度変化が無いように、それでも温度が変化してしまう場合は、なるべくゆっくり温度が変化するように、輸送用の段ボールは隙間をなるべく梱包用テープで塞いでいます。空気の流れが生まれると、空気と一緒に熱も移動してしまうからです。ワインがお手元に届いた際、箱を開けるのが少しご面倒かもしれませんが、全てはワインを美味しく楽しんで頂くため、ご容赦下さい。
【ワインの幸せだけを考える】
吉澤ワイン商店では、上記のワインを美味しい状態でお楽しみ頂くための取り組みを、ワインのお値段に関わらずすべてのワインに対し実施しています。
「ワインの産地に行って飲んだワインが美味しかった」とか、「同じ銘柄なのにレストランで飲むワインの方がなんとなく美味かった」なんてご経験はございませんか?それは、ワインが劣化する前に飲む事が出来たからかもしれません。世の中には、本当は美味しかったのに劣化してしまって本来の風味が楽しめないワインがたくさんあります。
ワインをもっと知りたくてワインショップに行っても、照明の光の下に並んでいるワインを見ては「どれだけの時間、光(紫外線)を浴びているのかわからないから買えないな」と思った時、僕はお店に並ぶワインが買えなくなりました。
僕が神経質なだけなのですが、せっかく自分で買うならば、せめてワイン本来の味わいは感じたいと思ってしまって。通販なんてもってのほか。保管状態も見ずに安心して買えるはずがありません。
気にし始めると気になって、勤めていたレストラン用のワインについても、酒屋さんや卸売りさんも介さず、輸入元から直接仕入れる様になりました。
そんな僕たちが、レストランのソムリエを辞めた後、何故最もリスクの高い通信販売というカテゴリーでワインを販売しているかと言うと、僕たちさえ嘘をつかなければ、ワインを最良の状態でお客様にお届けすることが出来きて、それがワインにとって一番の幸せなのではないかと思ったからに他なりません。
個人で運営する僕たちの小さなワインショップに、管理に長けた輸入元さんが素晴らしいワインを卸して下さるのは、その頃からの妙なこだわりにご理解いただいていた多くの担当さんたちのお陰様。
ワインと、ワインに関わる全ての方に感謝を込めて。
「全てのワインが、良質な状態のまま皆さまのお手元に届きますように」
【自分に嘘をつけない様に】
土曜日の14-19時だけ、対面販売をしています。都合によりお休みを頂く日もございますのでお気を付けください。お休みいただく際はインスタグラムにて告知させて頂いております。ご来店前にご確認頂けますと幸いです。





