マヌエル プルチーニ / ヴィジオラミンゴ (イタリア)
マヌエル プルチーニ / ヴィジオラミンゴ 2019(赤)
ヴィンテージ:2019
生産国:イタリア
生産地:トスカーナ
葡萄品種:サンジョヴェーゼ65、シラー15、カナイオーロとチリエジオーロとその他の品種20
コメント【商品説明】:
ちゃんと香るサンジョベ。
あるようで、そんなに無いですよね。特にワインが新しい段階で果実味だけでなくサンジョベーゼの発展的な香りが開いてくるって、そうそうないと思ってますが、皆さんはどうでしょう。年を取って来てもそんなに開かない事もありますし、熟成により確実に発展する優秀なサンジョベーゼは概ね高額です。
そういった意味で、この2019年のサンジョベーゼ主体のワインとの出会いは僕にとってとても興味深いものとなりました。若いので、発展的かと言えばまだそこまでという所もありますが、もうすでにワインとしての複雑さは表現されておりますし、よくぞここまでといった感じ。後々の伸びにも期待が高まります。
サンジョベーゼは赤い果実も黒い果実も香るとても優秀なブドウなので、果実味以外の要素を以下に伸ばすかって所に面白さがあります。
数はそんなに多くありません。少量割り当品の為、お一人様二本までとさせて頂きます。
以下、輸入元コメントです。
MANUEL PULCINI
新時代のフィネスとエレガンスを表現するトスカーナのビオディナミの新星
Manuel Pulcini マヌエル・プルチーニはローマ生まれの現在 35 才。両親がローマ郊外に小さなカーヴを所有していたため、小さい頃からワインが身近にありました。自然にワイン造りに関心を持ったマヌエルはピサ大学でワイン醸造学の学位を取得。その後、モンタルチーノのフォンテレンツァなどのビオディナミを実践するトスカーナの幾つかのワイナリーで働き、ビオディナミとナチュラルワイン造りへと惹かれていきました。
トスカーナには愛情を込めて手入れされていたブドウ畑が数えきれないほどあります。しかし、現代産業の流入によって見捨てられてしまいました。これらの畑は過去の農村の遠い思い出になってしまっています。マヌエルはこの衰退する農村の流れに反抗することを決意。友人のサポートで、トスカーナのルッカ近郊に約 2.3 ヘクタールの耕作放棄されたブドウ畑を借りて 2017 年 1 月に自身のワイナリーを設立しました。マヌエルが目指したのは、ブドウ畑に新しい生命を吹き込み、現代的醸造学のワイン造りから解放された、自然を尊重したワイン造りのプロジェクトでした。
マヌエル・プルチーニにインスピレーションを与えているのは以下のような考え方です。
■ 四大元素、「水と風と火と土」は地球上に存在するあらゆる物質の原料となる自然の要素であり、生命を生む原型であり、宇宙の原理です。これは残していかなければならない農村の哲学です。
■現在の狂気に満ちたグローバリスムの世界においては、自然への回帰とは、過去の農村の価値を再発見し、土の上で額に汗して働くことです。マヌエルは以下のように語っています。
「私たちがエネルギーと情熱をもって追求するプロジェクトは、古代の価値の発見、本物の農業、自然なワイン醸造を通して、忘れられたライフスタイルとブドウ畑を継承していくための新しいワイン造りのプロジェクトです。私たちはこのプロジェクトを通して伝統的な農業と現代の世界とをつなぐ架け橋になりたいのです。」
四大元素説:万物は水風火土(地)の四つの元素から成り立っているという思想。古代ローマやギリシャ時代から支持され、プラトンやアリストテレスの思想もこの四大元素の考え方を基にしていると言われる。
Vizioramingo
IGT TOSCANA ROSSO
品種:サンジョヴェーゼ 65%、シラー15%、カナイオーロとチリエジオーロとその他の品種20%
醸造:手摘みで収穫したブドウを除梗して、サンジョヴェーゼとシラー15%は別々に、その他の品種は一緒に野生酵母で温度管理を行わずにオープントップの発酵槽で自発的に発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造する。マセラションは足による櫂入れでソフトな抽出に留める。圧搾後、サンジョヴェーゼとシラーはバリック(新樽は用いない)、その他の品種はステンレスタンクに移してマロ発酵と熟成。ブレンドは瓶詰め前に行い、収穫翌年の秋に無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。SO2 はボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために必要最低限のみ添加。
2019 ヴィンテージは総生産量 1500 本。2021 年 5 月時点の SO2 トータルは 34mg/l。
マヌエル・プルチーニ自身による解説:このキュヴェは自然の四大要素の中の『土』を象徴しているワインです。エチケットのイラストは、トスカーナの田舎に住んでいる老人です。彼は約 100 歳です。ヴィジィオラミンゴとは「放浪する悪徳」を意味します。ワインとは、人間が造った「高貴な悪徳」です。そして、このワインは異なる区画、異なる土壌のブドウのブレンドで造られています。このワイン造るために私達は、収穫の際に、区画から区画へと放浪者のようにさまよって、ブドウ(悪徳)を収穫しに行くので、「放浪する悪徳」と命名しました。
輸入元:VIVIT
詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。