ヨハネス ツィリンガー / ヌーメン パーセレール ブラン #1 2020 (オーストリア)

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ヨハネス ツィリンガー / パルセレール ブラン #1 2020(白)

(ORB0001620)

VT:2020

生産国:オーストリア

生産地:フェルム ゴッツェンドルフ

葡萄品種:ヴェルシュ リースリング62、シャルドネ38

畑・土壌:北東向き斜面、石灰質砂岩

醸造・熟成:シャルドネは全房のままNumenの古樽で発酵、そのままフロール(産膜酵母)と共に8か月熟成。瓶詰めの1か月前にブレンド

コメント【商品説明】:

黄金比インスパイア系産膜酵母併用白ワイン。

とか言ってると、もうそれってワインなんですか?ってなっちゃいますよね。でも、天才がそれをワインにすると、これが不思議と絶妙な心地よさになってしまうので不思議です。

1 : 1.618……という黄金比率に基づいて造られたヨハネスさんの新しいキュヴェ。輸入元の担当さんと一緒に試して「ああ、なんかこれはもう天才ですね」と。美味しいとか何の香りかとか、そういうのを適当に「天才」という一言でまとめちゃっても違和感ない位、とっても自然なバランスでした。

2019年のデビュー作よりも、産膜酵母由来のシェリー様の酸はおとなしくなりました。あくまでワインとしての酸の密度をパッキパキに高めた感じ。ワインの酸がお苦手と言う方にはおすすめ出来ませんが、ある程度許容できるよって方、是非是非お試しください。

酸っぱいとは違うんですよね、まあ、酸っぱいっちゃあ酸っぱいんですけど、そう書いてしまうと一部の方にしか美味しそうって思ってもらえなそうで。

豚や鶏、仔牛なんかの白系のお肉には抜群に合いますし、クリームやキノコ、貝出汁系のパスタなんかでも抜群です。お料理はりきって作った時には、隣にこんなワインを置いてあげると、お料理の輪郭がさらにはっきりと浮かび上がります。超おすすめです。(あんまり売れないんですけどね)

 

以下、輸入元コメントです。

BIOWEINGUT JOHANNES ZILLINGER Velm-Gotzendorf,Weinviertel,Osterreich

オーガニック栽培された葡萄によるワインは、重要視され需要も高まってきています。ヨハネス・ツィリンガーは家族経営のビオヴァイングートで、フェルム=ゲッツェンドルフ最大の功労者です。ヨハネスの父ハンスは1980年代に既にオーガニック栽培に回帰しており、オーストリアにおけるナチュラルなワイン造りの先駆者のひとりです。畑と葡萄は30年以上、健全な状態で活力を与えられています。

2013年、ヨハネス・ツィリンガーはワインにより葡萄の生命力と香りの力を反映させるため、新たな畑を開墾しました。設備は一新され、ワインはこれまで以上に自由な熟成を経ることとなりました。ツィリンガーでは新旧合わせた手法を採用しています。彼のワインはすべてが特別な個性を持ち、魅惑的で飲みやすさを備えています。350年の歴史にまた新たな1ページが加わりました。

歴史
ヴァインフィアテル東部のこの地域は、イリュリア人とケルト人が葡萄を栽培してワインを造ったのが始まりとされています。フェルム=ゲッツェンドルフは、時のバイエルン州パッサウの修道院によって設立されました。
この地域で最も古い葡萄畑Steinthal(シュタインタール)は、1520年の文献でその名を見ることが出来ます。
現在、ツィリンガー家が管理しているKellerberg(ケラーベアグ)の地下ケラーは、戦時中には防空壕として使われていました。
1673年、ダヴィッド・ツィリンガーがヴァイングートを創始。1980年代までは多くの家族同様に葡萄栽培は副業であり、当時は養豚に力を入れていました。1984年にすべてを有機栽培へと転換し、1994年には純粋なワイナリーとなったのです。

哲学
ハンス・ツィリンガーは、オーストリアにおけるオーガニック栽培の先駆者の一人です。彼は当時すでに、古代の葡萄品種やクローンを探していました。
オーガニック栽培の手法は養豚経験の結果から生まれました。
ハンス 『私たちの豚は、非常に過保護に育てられていましたが、しばしば病気がちでした。抗生物質を用いた治療を試みたりしたのですが、治すことが出来ず、何度か豚達を屠殺せざるを得なくなりました。1980年代、子豚たちが瘢痕から来る病気に苦しんでいた時のこと、従来の治療法は効果がありませんでした。私の父は、その昔は酢を塗付して治療したことを私に教えてくれました。そして、解決したのです。これが私の転機となりました。私はドイツの有機栽培農園を訪れ、見聞を広めました。1984年に、有機農法に転換しました。養豚を含め、様々な農業のすべてに有機栽培を実行することは不可能だったので、事業は自然と絞り込まれ、1994年にはワイン醸造を開始しました』。
彼をワイン造りに導いた決定的事項はSteinthal(シュタインタール)に植わる樹齢100年のSt.Laurent(ザンクト・ラウレント)でした。
『年を問わず、この畑は常に健全で熟した葡萄を育んでくれます。この葡萄は房は少ないものの、とても上質な葡萄です。無農薬栽培に取り組んだ契機であり、知名度の低い品種であっても同様に手間をかけます。』
今日では、30年に渡って有機で栽培された畑はヨハネスに引き継がれています。生命力を引き出された葡萄は、ヨハネスの哲学、セラーでの最低限の干渉によって、長い生命力と多彩な魅力を持ったワインへと昇華します。2013年からは葡萄の購入を止め、すべて自社栽培の葡萄によるワインとなりました。
畑のコンポスト治療のために、畑には50種類ものハーブが植えられています。
『除草と殺虫の効果を持つタイムだけでなくペパーグラスやシトラス・タイムが必要です。畑の緑化だけでなく植物の保護にも繋がります。』

 

Parcellaire(生産者コメント)

私たちはこの涼しい地に根差し、温暖化による気候変動があっても冷涼なこの産地のワインを造り続けることが願いです。

このワインのコンセプトは、テロワール、土地の起源とは単一畑による表現に限定するのではなく、その畑を耕作し導く造り手のサインがそこに刻まれていなければな
りません。

このワインは私が造っていた単一畑ワインReflextionシリーズの更なる発展形です。

古い葡萄畑の中でも最も冷涼な区画からのセレクションです。森林に近く、北、北東向き。風通しの良い丘陵上部に位置しています。すべてが石化砂岩質土壌です。

ギリシア時代に発見された最も美しい調和の比率、黄金分割比(1:1.618..)に基づいてブレンドすることで土地の個性を反映させたシリーズです。

 

NUMEN Parcellaire Blanc

葡萄:ヴェルシュリースリング62%、シャルドネ38% 樹齢:35年

畑・土壌:北東向き斜面、森林に近い丘陵上部。石灰質砂岩

醸造・熟成:全房のヴェルシュリースリングをアンフォラで発酵、圧搾後500リットルの木樽で熟成。

シャルドネは全房のままNumenの古樽で発酵、そのままフロール(産膜酵母)と共に8か月熟成。

瓶詰めの1か月前にブレンド。

ヨハネスより:石のような張り、スパイシーでミネラルを感じさせます。

口の中を押し上げるように長く持続する余韻。

熱量の高い2019年と比べると冷涼な個性、抜栓直後はやや閉じて感じられる。

わずかにコリアンダーシードのような香りが混じりながらも、時間、温度と共に上昇。

粒子が非常に細かい柑橘エキスが渦を描くように湧き上がります。

溌溂としたグレープフルーツを思わせる酸味がドライブするような物理法則を無視した躍動感は昨年同様。

擦りおろした洋ナシ、レモンにジンジャー。

テクニカルに書かれているフロール(産膜酵母)由来の要素は基本的には感じられない。

温度を上げて大きなグラスで集中して臨めばわずかに感じ取れますがジュラのそれとは個性が大きく異なります。

溌溂と動的な果実がレモンピールを思わせるビターな風味を伴った余韻。

2019よりも酸が前に出た構成だが、余韻の突き抜けるようなパノラマは同様。

フロール由来の酸化への耐性がワインに備わっているのか抜栓してから数日エキスが上昇。

相応しい音楽はEverlong/Foo Fighters(ヨハネス談)

 

輸入元:オルヴォー

詳しくはこちらから輸入元ホームページでご確認ください。

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