ミヒズ ファーム / レッド NV(21) (オーストリア)
ミヒズ ファーム / レッド NV(21)(赤)
VT:NV
生産国:オーストリア
生産地:ヴァインフィアテル
葡萄品種:ツヴァイゲルト、ブラウアー・ポルトギーザー、レースラー
コメント【商品説明】:
ミヒャエル ギンドル発見!
ディオニーさんが輸入しているミュヒャエル ギンドルが、人気過ぎて最近手に入らないなーって思ってたら、オルヴォーさんが別ラインの彼のワインを輸入されてました。2023年の8月にメールを頂いていたのに、スルーしてしまっていたとは…。忙しさを言い訳にするだけでは許されない失態。
ラベルに描かれている様に、畑には動物が沢山いるのですが、そこに人間もいるというのが面白いですよね。これ、ビオディナミの解釈的には大きなことで、畑をひとつの宇宙として捉えるという基本的な考えがある中で、現代のその「畑」には人間もいるし「機械」も既にあるよねって言ってるようで、確かに時代が変れば、宇宙も変わるし、その捉え方ってものすごく自然だなって感じました。
ラベルを正面から見てると動物だけですが、裏に機械で無理なく動く機会があって、可愛いデザインのラベルなんですが、ものすごく深い…。
会った事はもちろん無いですが、きっと、農業の改革をしようとしていたルドルフ・シュタイナーさんは、機械が便利だったら使えば良いんじゃない?って言いそうですもんね。
ルドルフ・シュタイナーさんって誰?って方はこちらに沼の入り口をご用意してます。
で、そんな自由な発想の彼のワインがどんなかと言うと、しっとりとしていて、なんというかとても普通。普通に美味しいって事が何よりもごちそうだよねって事を、素直に楽しめる方には極上。そうでない方にはよくわからなかったりして、可愛いラベルのくせにちょっと禅問答。
まあ、百聞は一見に如かず。でもワインは目で見てもわからないから、とりあえず一回飲んでみましょう。
以下、輸入元コメントです。
Michi’s Farm
1983 年生まれのMichael Gindl Gindl(ミヒャエル・ギンドル)はオーストリア新世代の中で最も注目を集める生産者の一人です。
2002年に農業学校を卒業したミヒャエルは1807 年から続く、農作物、家畜産業、林業、ワイン産業が複合した家族の畑を継承しました。
畑を耕す馬はもちろん、雑草を食べる羊、鶏、山羊、豚たち、そして畑に自生する無数のハーブたちと全てが共生する世界、ミヒャエルの提唱する“畑の中での循環型バイオダイナミクス”です。
木樽ですらも彼が所有する森のアカシアやオークから造られます。
Michis Farm Farm(ミヒズ・ファーム)は2021 年に発案してスタートしたMichael Gindl Gindl(ミヒャエル・ギンドル)による新たなプロジェクトです。全ての畑はミヒャエルと彼の友人たちによって動物たちと共存した完全な有機栽培で育てられています。
ラベルに描かれているように、ブドウ畑の周りには様々な要素が介入します。動物、人間、設備。ワイン造りとは畑だけでなく、動植物のサイクルの一部なのです。牛は畑に堆肥を供給し、羊は畑の雑草を食べ、馬は畑の土を圧縮させることなく耕起することが出来ます。
すべてにおいてそれぞれの目的がある、自然と共に共存するというミヒャエルの哲学が反映されています。
これらの葡萄は全てミヒャエルのワイナリーで醸造されています。
不必要な介入は行わず、細かな澱と共にステンレスタンク、古い大樽で熟成。瓶詰め前のSO2 添加は最小限に留めます。
アルコール度数が低く、爽快で果実味が前面に出たワインです。
Michi’s Farm Red
ヴィンテージ【2021】
葡萄品種:ツヴァイゲルト、ブラウアー・ポルトギーザー、レースラー
畑・土壌:Weinviertel(ヴァインフィアテル)、ローム(砂と粘土)と黄土(レス)、標高180~280メートル
栽培:ギュイヨ仕立て、循環型有機栽培
醸造・熟成:除梗、開放式発酵槽、古樽熟成。
アルコール度数:11%
軽く砕いたレッドペッパー、清涼感の奥にレッドチェリー。
軽快で涼し気、香りに重たさが無く吹き抜ける疾走感。
完全にドライで酸の粒子がとても細やかに液体に入り込んでいます
シンプルゆえに素材の良さが明確に現れる中間。
アタックは穏やかなため、瞬発的な感覚で判断すると見誤ります。
後半にかけて、甘く熟した果実の風味だけが大きく広がりながら
液体が舌に残らない時間差のイリュージョン。
甘い風味だけの残像がグラスを進めます。