毎度、吉澤ワイン商店のご利用ありがとうございます。
ご利用いただく際の、送料の規定について変更させて頂きましたのでご案内申し上げます。
■チルド便ご利用料金について
これまで、気温が高くなる3月から11月のご配送の際は、チルド料金(660円)をお客様にご負担頂いておりましたが、皆様によりお気軽にご利用頂けますように、チルド料金につきましては当店にて負担させて頂く事に致しました。
輸入時に劣化していない、ワイン本来の風味をお楽しみ頂ける良質なワインを、年間通してお客様のお手元までお届けすべく今後も取り組んで参ります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
※気温が低い時期(2月~12月)のチルド便のご利用料金は、これまで通り全国一律税込660円となります。
■送料が当店負担となるご購入金額について
税込11,000円のご利用で送料を当店負担とさせて頂いておりましたが、12,100円以上のご購入に金額を改めさせて頂きました。
ご不便をお掛け致しますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
吉澤ワイン商店
代表 吉澤和雄
1924年の6月、人智学を探求した哲学者のルドルフ・シュタイナーさんが、「農業講座」の中で提唱し、この世の中にビオディナミと言う概念が誕生してからちょうど100年。ちょうど100年ですが、世の中がお祭り騒ぎになっていない事に不思議を感じる方はいらっしゃいませんか?
「ビオ」と単語は既にワイン業界では知らない人はいないくらいに浸透していますから、もう少し話題になっても良いのかなと思うのですが、ビオワインを飲むこと、売ることに興味がある方は多くても、ビオディナミの農法自体にはあまり興味がない方が多いんですよねきっと。
それもそのはず、ルドルフ・シュタイナーさんが提唱したビオディナミは、宇宙の話、占星術、妖精さんの介入、4つのエレメント等、実態のつかめない要素がたくさん含まれていて、それを実践するにはそれこそ自分が妖精さんと直接会話でも出来ない限り実現不可能な状態。しかもその翌年、1925年3月にシュタイナーさんお亡くなりになります。謎が謎のまま、農業の効率化を目指したナチスドイツが取り入れようとチャレンジしますが、謎が謎を呼び「こんなの非効率でやってられるか!」と、ビオディナミだけでなく人智学自体も封印されてしまいます。なので、100年前の段階ではビオディナミって概念は生まれましたが、シュタイナーさん以外にはチンプンカンプンな状態だったという事で。
そして時は流れ、ついに現れるのですね、シュタイナーさんが遺言の様にこの世に残していったビオディナミ農法を実践する方が。その名はマリア・トゥーンさん。彼女は「そのままでは何をやったら良いかわからないから、仮説を立てて手あたり次第やってみるか作戦」で次々と正解を導き出します。
人智学というオカルト的ともとられかねない哲学者の提唱した農業の仮設を、農業の専門家として、他の農業家が見てもわかりやすいように定義付けしていきます。ただ、シュタイナー農法とも呼ばれるビオディナミを言語化できても、なんでそんな事をすると効果があるのかって所を説明しようとすると、妖精さんのおかげでとか、そういった事も平気で盛り込まれますから、これが広く浸透するには至らなかったのが現実です。
でも、マリア・トゥーンさんが「シュタイナーさんが言いたかったのはこういう事かもよ」って事でまとめた、ホメオパシーの考え方と、種まきカレンダーと呼ばれる月の満ち欠けと共に行動するという部分は、現在のビオディナミに無くてはならないものとなっています。と言うか、マリア・トゥーンさんが不屈の闘志でルドルフ・シュタイナーさんが残した謎を長い年月かけて解明しなければ、現代でビオディナミ農法なんて誰も実践できなかったんじゃないかなって思うくらい。
で、ここで問題になるのは、農業におけるビオディナミと、ワインにおけるビオディナミは必ずしも一致しないという事なのですが、ややこしくなるので一旦そこは置いといて。
僕は、ビオディナミのワインの中には好きなものも苦手なものもありますので、ビオワインなら何でも大好き!って方にはワインをご紹介する資格がないって思っていまして、お店の中ではビオディナミについてあまり触れないようにしているのですが、先日目にしたオルヴォーさんのワイン説明にマリア・トゥーンさんのお名前をみつけてしまい、懐かしくなって少し書いてみました。
ビオでもビオじゃなくても、ワインは美味しければ何でも飲みますし、輸送と保管の状態が良ければ、世の中のワインはだいたいが美味しく楽しめると思っているのが僕ですが、ビオの良い所はその豊富な要素を、何物にも邪魔されずにストレートに楽しめるところかなと。
「人って7年周期で体を完成させるから、63歳でその頂点を迎えるよね」が持論のルドルフ・シュタイナーさん自身が63歳の時に提唱し、正解の無いなぞなぞの様にこの世に残したビオディナミは、マリア・トゥーンさんが仮説を立てて試験を繰り返し、ある程度の言語化に成功した後、ワイン業界では何人もの「ビオディナミの神様」が現れては更なる仮説を立て取り組み、信じる仲間に伝えられ今に至ります。なので、派閥的なものが生まれ、師匠によっては解釈が異なるというのが現実です。
まだ、100年しか経っていませんし、今の一般的なビオディナミがルドルフ・シュタイナーさんの伝えたかった正解かなのか、はたまたマリア・トゥーンさんがそれを再現出来ていたのか、ひょっとしてマリア・トゥーンさんはルドルフ・シュタイナーさんを当時既に超越してしまっていたのではないかとか、考え始めたらきりがないですし、その辺はがワインよりも面白い可能性がある神秘的な領域なのですが、僕の人生の残り時間ではそれを探求するには短すぎてしまうので、あまり深くに足を踏み入れないように気を付けています。面白過ぎて、止まらなくなるのが怖いんです。
美味しいワインを飲んでるくらいが丁度良いですよね。どうか皆様もお気をつけて。
誰得だよってお話ですが、僕の備忘録もかねて。
ビオディナミやシュタイナー農法、マリア・トゥーンの活躍が気になって眠れないよって方の為に、僕がビオディナミについて一番理解する事が出来た、植物の気持ちがわかる大学教授 板野肯三先生のYoutubeチャンネルのリンクを張っておきますね。
【KOZOの超植物チャンネル】
https://www.youtube.com/@kozo_itano
ここから先は沼ですからね、自己責任でお願いします。
日頃より吉澤ワイン商店をご利用頂きましてありがとうございます。
店主海外出張の為、9月10日から9月18日の間出荷作業をお休みさせて頂きます。
※既にご注文頂いているお客様に関しましては、ご希望通りにお届け致します。
お急ぎのご注文は、9月8日までにご注文頂けましたら、9月9日に発送可能です。
※お休み期間中の日付指定無しのご注文は、9月19日より順次発送致します。
9月10日、9月17日も土曜日ですが直売所の営業もお休みです。
ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
吉澤ワイン商店
店主 吉澤

インデント入荷でジョルジュ ルーミエがどっさりとやってきました。
評判の良いクルティエのワインを、評判の良い輸入元にお願いして船に乗せて頂きました。


↑クリックで商品ページへ。2012と2013がございます。少しフランスで休んでから日本に来ていますので、若干割高です。
でも、良い状態のジョルジュ ルーミエのワインがこのお値段で買えるのは珍しいことなのではないかと。

【新商品到着です】
【そして近日ついに!】
【今月は新規会員登録で1000ポイント!】
写真を撮りながら、自分で飲めたらどれだけ幸せだろうなって考えてしまいます。でも、お仕事お仕事。
上の段の6本はホームページにアップしましたが、写真が追いつかず。この写真が本当に在庫してるよって証拠になれば……と、思ったんですが画像が荒すぎて見えませんね。すいません。
下の段は品切れになっていましたドメーヌ デザムリエのスザンヌの白が入ってます。
酒屋を初めて2年と少し。開業前に目標に据えた事がひとつありました。それは、とあるワインを仕入れる事。5年10年かかったとしても成し遂げるのだと心に決めたそのワイン、もちろん数量は限定ですが輸入元さんからオファーを頂く事が出来ました。皆さんに感謝!
広く告知するのは怖いので、まずは会員の方にメールですとかでご案内出来たらと思っています。
今後とも吉澤ワイン商店をよろしくお願い申し上げます。
吉澤 和雄
http://chaiyoshizawa.com/category/item/importer/finesse/
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