ベルナール エ ドミニク マルタン / グロ プラン デュ ペイ ナンテ シュール リー 2024 (/ロワールフランス)
ベルナール エ ドミニク マルタン / グロ プラン デュ ペイ ナンテ シュール リー 2024(白)
VT:2024
生産国:フランス
生産地:ロワール
葡萄品種:グロ プラン(フォル ブランシュ)100
コメント【商品説明】:
酸を楽しむワインです。
大袈裟に言えば、酸っぱいと言うよりは、酸っぺーと言った方がしっくりくる強い酸味。でも、これがたまらないのです。
お客様にワインの苦手なところを聞いていると、一番多いのが「酸っぱいワイン」です。ぼくも、酢酸に汚染されたワインは苦手ですが、それはもうワインでは無くお酢なので、餃子と一緒に楽しむ以外に選択肢は無いので割愛します。
使用されているぶどう品種のグロ プランは別名フォル ブランシュ。この時点でピンと来た方は、詳しいと言うよりは、ちょっと変態です。(良い意味です)
フォル ブランシュは、ユニ ブラン、コロンバールと同じくコニャックに使われているブドウです。ユニ ブランやコロンバールは味わいが比較的ニュートラルな品種で、大量生産型の白ワインのブレンドの核となる品種。属に言う「その他の地域」で栽培してもそれなりのワインになる反面、こだわってもそこそこにしかならない品種でもあります。しかし、これがコニャック作りには良い効果が有って、糖度が上がりにくくワインにした時にアルコールが低くなるので、コニャックなど蒸留酒にしたときに大量に材料を投入するのでぶどうの香りの成分が凝縮するのです。そんなこんなで、美味しいワイン用のぶどうが育たない地域はブランデーが美味しいなんて言われたりもするのですね。
で、そんなコニャック地方でのフォル ブランシュには大切なお役目がありまして、それがこの品種の特徴となる「酸」です。蒸留してもその酸は保たれ、液体を酸性に維持し雑菌の繁殖を抑えるとともに、熟成時の香りをより複雑なものにします。液量を確保する為のユニ ブランやコロン バールにブレンドされる程度なので、コミャック地方でもそんなに多くは栽培されてはいないのですが、過去にギィ ピナールさんが造るフォル ブランシュ100%のコニャックを頂きましたが、飲んでいると(むしろ思い出して書いている今でも)口の中が唾液であふれるくらい酸の強いコニャックとなっておりました。
そんな、個性的なグロ プラン。僕は日本でこの造り手しか見たことがありません。でも、個性が強すぎて全国の一部のソムリエさんのお気に入りです。そして僕もその一人。
2011年にAOC認定を受けていますが、でもこれ、ロワールのナントにでミュスカデの様にポピュラーでもありません。
ナントに遊びに行った際に立ち寄ったワインバーで、店主のニコラさんとこんなやりとりがありました。「ミュスカデを下さい」ってお願いしたら、「遠い日本からせっかく来たのに、ミュスカデなんか美味しくないから飲まなくていいよ」と断られてしまいました。でも、せっかくナントに来たんだからと懇願しましたが、「うちにはもっと美味しいのがあるから」と、ロワール内陸部のシュナン ブランをソーヴィニヨンを勧められ……。どちらも大好きなので頂きましたがどちらもほんとに美味しくて、やっぱり地元のワインが飲みたくなり、それならばと「グロ プランは有りますか?」と聞くと、「なんで日本人がそんなマニアックなの知ってるんだ?日本ではあんなのがポピュラーなのか?」とびっくりされた位です。
最終的にニコラさんが出してくれたグロ プランも60ヶ月シュール リーのミュスカデも最高に美味しいワインでした。地元の人には一般的過ぎて、旅人には謙遜して勧めたくないけど、愛されているその土地のワインって、こんな感じなんだなと実感した瞬間でした。
ワインの酸って、悪者みたいに言われることもありますが、酸が無ければワインはバランスが取れず、飲みにくい甘いお酒になってしまいます。基本的にはワインの果実味に隠れてしまっている事も多いので、純粋に「ワインの酸を知る」という意味では、こういった酸が前に出ているワインを飲んでみるのが一番の近道なのではないかと思います。口に含んで、酸を感じてみてください。きっと、今まで飲んだワインの中で一番の口の中がご自身の唾液で潤うはずです。で、この唾液が出るという機能性は、食事中に飲むお酒としてはとても嬉しいポイントで、のどの通りが良くなり食べ疲れませんし、良く噛めば唾液の分解酵素で食事の味わいがきっと増してくるはずです。
経験しても損のない味わいとお値段。全員が全員好きな味ではないのかもしれませんが、とても良いワインだと思います。
以下、輸入元コメントです。
Bernard et Dominique Martin
パリの南西、ロワール川河口にある都市ナントから車で東に約30分。サンフィアクル・シュル・メーヌ(SAINT-FIACRE SUR MAINE)村にあるドメーヌです。サンフィアクル・シュル・メーヌは家々が集まっている3か所のコミューンからなり、その内の1つにドメーヌがあります。ここはセーヴル川とメーヌ川の間に位置しています。初代は葡萄を売って生計を立てていましたが、1952年にドメーヌを設立しました。現在は3代目のドミニク・マルタンがワイン造りを行っています。彼の父親であるベルナールも、現役で共にワイン造りから販売まで行っています。所有面積は35ha。(グロプランが2ha 、ミュスカデが33ha)土壌は片麻岩がメインです。ミュスカデは1932年~1974年前後に植樹され、3分の1ほどは伝統的な製法のマルコタージュ(取り木)で株を増やしています。マルタンでは古木や病気などで葡萄がダメになった際、その株ごとを新しい苗木を植えるのではなく、約3aごとに改植を行っています。植え替えの際、ミュスカデVV用の区画では植樹から3年で収穫・醸造が可能ですが、モニエール・サンフィアクルの区画では植樹から7年を要します。
Gros Plant du Pay Nantais Sur Lie
地元のレストランで定番、魚介のための白ワイン
グロ・プランは大西洋沿岸からミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌの北東地域を中心にかけて生産されています。この地区で作られるワインはすべて辛口で、一番の特徴はレモン汁のような酸味にあります。 ドメーヌ・マルタンでは収穫量を抑えるため、剪定にかなりの時間を費やし制限をし、凝縮したグロ・プランを造っています。 ナント地方独自のローカル品種、グロ・プラン種を用いて造られます。この品種ならではのレモンを想わせる、クエン酸のニュアンスがあり、地元のオイスターバーやシーフードレストランでは定番中の定番アイテム。
輸入元:アズマコーポレーション
【吉澤ワイン商店のこだわり】
① 輸入状態の良いワインだけを販売します。
日本に輸入されるワインは、北米以外は概ね赤道を通過します。リーファーコンテナ(低温コンテナ)輸送と書いてあっても、コンテナが甲板に置いてあっては、それは絶対的な補償にはなりません。
くわしくはこちらから。
② すべてのワインを低温&紫外線から守り保管しています。
当店に届いたワインは通年16度以下になる様に設定された店舗内で保管し、高温によるランシオ香(マデラ香)の発生を防ぐだけでなく、紫外線対策済の照明で、ワインの風味の破壊を防いでいます。もちろん窓もありません。太陽光だけでなく、蛍光灯、LED照明の光にも紫外線は含まれており、紫外線によるワインの風味の不規則変化は、「なんとなく美味しくない」ワインに多く見られる劣化です。多くのワインショップで一般的な、明るい環境で保管されているワインと是非飲み比べてください。
③ 夏場は低温輸送でお届けします。
良い状態で輸入され、良い状態で輸送されたたワインを、ベストの状態でお楽しみいただけますように、3月~11月までの間、気温が16度以上になる時には、低温輸送に必要な料金を当店で負担させて頂いております。
くわしくはこちらから。
④ 輸送用段ボールの隙間を塞いでお届け。
細かい事ですが、輸送中になるべく温度変化が無いように、それでも温度が変化してしまう場合は、なるべくゆっくり温度が変化するように、輸送用の段ボールは隙間をなるべく梱包用テープで塞いでいます。空気の流れが生まれると、空気と一緒に熱も移動してしまうからです。ワインがお手元に届いた際、箱を開けるのが少しご面倒かもしれませんが、全てはワインを美味しく楽しんで頂くため、ご容赦下さい。
【ワインの幸せだけを考える】
吉澤ワイン商店では、上記のワインを美味しい状態でお楽しみ頂くための取り組みを、ワインのお値段に関わらずすべてのワインに対し実施しています。
「ワインの産地に行って飲んだワインが美味しかった」とか、「同じ銘柄なのにレストランで飲むワインの方がなんとなく美味かった」なんてご経験はございませんか?それは、ワインが劣化する前に飲む事が出来たからかもしれません。世の中には、本当は美味しかったのに劣化してしまって本来の風味が楽しめないワインがたくさんあります。
ワインをもっと知りたくてワインショップに行っても、照明の光の下に並んでいるワインを見ては「どれだけの時間、光(紫外線)を浴びているのかわからないから買えないな」と思った時、僕はお店に並ぶワインが買えなくなりました。
僕が神経質なだけなのですが、せっかく自分で買うならば、せめてワイン本来の味わいは感じたいと思ってしまって。通販なんてもってのほか。保管状態も見ずに安心して買えるはずがありません。
気にし始めると気になって、勤めていたレストラン用のワインについても、酒屋さんや卸売りさんも介さず、輸入元から直接仕入れる様になりました。
そんな僕たちが、レストランのソムリエを辞めた後、何故最もリスクの高い通信販売というカテゴリーでワインを販売しているかと言うと、僕たちさえ嘘をつかなければ、ワインを最良の状態でお客様にお届けすることが出来きて、それがワインにとって一番の幸せなのではないかと思ったからに他なりません。
個人で運営する僕たちの小さなワインショップに、管理に長けた輸入元さんが素晴らしいワインを卸して下さるのは、その頃からの妙なこだわりにご理解いただいていた多くの担当さんたちのお陰様。
ワインと、ワインに関わる全ての方に感謝を込めて。
「全てのワインが、良質な状態のまま皆さまのお手元に届きますように」
【自分に嘘をつけない様に】
土曜日の14-19時だけ、対面販売をしています。都合によりお休みを頂く日もございますのでお気を付けください。お休みいただく際はインスタグラムにて告知させて頂いております。ご来店前にご確認頂けますと幸いです。





