ドメーヌ ド クロヴァロン / ペイ デロー ヴィオニエ レ ゼール (フランス/ラングドック)

FRB0009819
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ドメーヌ ド クロヴァロン / ペイ デロー ヴィオニエ レ ゼール 2019(白)

(FRB0009819)

ヴィンテージ:2019

生産国:フランス

生産地:ラングドック

葡萄品種:ヴィオニエ100

コメント【商品説明】:

ラングドックにおけるピノ ノワールの可能性の開拓者。

VIVITさんの南仏のヴィオニエ。

アントニー パレのペイ ドックのヴィオニエをごり押ししておきながら、店主自信はラングドックのヴィオニエがそんなに好きではありません。太陽の恵みが強すぎて、香りが強くなりすぎる傾向にあるからです。

食事中には、ちょっと嗅ぎたくないなって思ってしまうものも中にはありますから。

でも、だからこそアントニーの作るヴィオニエが大好きですし、彼のワインがぼやけるのも嫌なので、他のラングドックのヴィオニエは販売して来ませんでした。

結果、リピートしてくださる方も大変多くいらっしゃいまして、吉澤ワイン商店で1番売れている白ワインはアントニーのパストロウなのですが、今回初めて、それ以外のラングドックのヴィオニエをご紹介する事になりました。ごめんね、アントニー。

ラングドックの内陸にあるエロー県は、標高と風の抜ける谷という環境で、温暖なラングドックにあって、涼やかな要素が得られる希少性が注目される生産地。

そこに植る、こちらのヴィオニエはとても素直な味わいで、香りがとてもエレガント。果汁の柔らかさ、口当たりのしっとりとした感じ、喉を通り過ぎた後の余韻の長さに衝撃を受けました。

試飲をしながら「これ超長いですね」と3回も声に出したくらい。それくらい長い余韻でした。

ほんとにほんとに美味しいのですが、いかんせん分けていただけた本数が非常に少ないのです。これも下さいと言った時、1本しか貰えなくて……ご容赦ください。

その分、ピノ ノワールはある程度分けてもらいました。是非是非。

 

以下、輸入元コメントです。

DOMAINE DE CLOVALLON

ビオディナミからナチュラルワインへ

クロヴァンロンでは 2000 年にビオロジックから完全なビオディナミへと移行し、全てのワインが厳格なデメテールの認証を受けています。栽培では、ブドウ木に過剰な負荷を掛けないようグリーン・ハーヴェストも摘芯も除葉も行いません。そして醸造は野生酵母のみでブドウ以外には何も加えずブドウの力だけで自発的に発酵を行い、亜硫酸も添加せず、無濾過・無清澄で瓶詰めした、可能な限り介入を排したナチュラルワインを造っています。ル・トン・デ・スリーズのすぐ南のベダリューにあるクロヴァロンは標高 250~400m の高地にあり、ラングドックでも冷涼なミクロクリマに位置しています。このため、ブルゴーニュ的なフィネスとエレガントさを備えたナチュラルワインを生み出しています。

 

ワインの多様性と可能性を広げる取り組み

ドメーヌはこれまで母と娘の二人三脚で運営されてきましたが、2016 年からは、ステファノ・ルビアナ、マリー=テレーズ・シャパーズ、アンジェロ・ガヤなどで修行した娘のアリックスがドメーヌの全権を任され、新たな取り組みを始めています。約 200 年前に植樹された 15 種以上の地場品種が栽培されるクロから、フィールドブレンドで醸造したキュヴェや、中世のブルゴーニュの慣行を逆転させた手法によるシラーとピノ・ノワールのブレンドキュヴェ、そしてリースリング種主体のオレンジワインなど、既成概念に囚われない、ワインの多様性と可能性を広げる新たなキュヴェのリリースを始めています。2017 年からはナチュラルワインのイベント「Raw Wine Fair」にも参加しています。

 

ドメーヌについて

ドメーヌ・ド・クロヴァロンは Catherine Roque カトリーヌ・ロックによって 1985 年に創設されました。建築家をしていたカトリーヌは、フォジェールの北隣の村 Bedarieux ベタリューに畑付きの自宅を 1985 年に購入。ブドウ栽培とワイン造りを独学で学びながらドメーヌの経営を始めました。

当時、畑にはアラモンといったラングドックの大量生産用のブドウが植えられていましたが、ドメーヌは標高 250~400 メートルの高地で、ラングドックでも冷涼なミクロクリマで、畑は北向きの緩やかな斜面に位置していました。このため、南仏の品種よりも、冷涼は気候の品種が向くと直感したカトリーヌは、1985年にシャルドネ、1988年にヴィオニエ、1989 年にはピノ・ノワ-ルを植樹していきました。

ヴィオニエなどは、ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネイの畑に出向き、穂木を譲り受けてドメーヌの畑に植樹するほどの情熱を傾けて栽培を始めました。また、ピノ・ノワールに関しては、ラングドックで初めてピノ・ノワールが植樹したのが、ドメーヌ・ド・クロヴァロンでした。というのも、当時、まだピノ・ノワールはヴァン・ド・ペイ・ドックの指定品種に認定されていなかったのです。

自身の畑におけるピノ・ノワールの可能性を信じたカトリーヌは、INAO に陳情を働きかけ、最初は実験という名目で許可を得てピノ・ノワールを栽培していきました。その後、ドメーヌで栽培されたピノ・ノワールから造られたワインの品質の高さが認められたことによって、ピノ・ノワールはヴァン・ド・ペイ・ドックの品種として正式に INAO に認められるようになったのです。つまりカトリーヌは南仏のピノ・ノワールのパイオニアであり、母である存在なのです。

 

現在の栽培面積は 11ha で赤ワイン用 2 品種、白ワイン用 8 品種が栽培されています。畑は品種毎 11 区画に分かれ、1ha超える区画はピノ・ノワールの 2 区画とヴィオニエの 1 区画のみで、その他は全て 1ha 以下の小さな区画になっています。

ドメーヌのブドウ畑は北向きのすり鉢状になっています。ちょうど谷の出口に位置するため、標高1000m に達する Monts de L’Orb オルブ山と、Larzac ラルザック台地から冷たい空気が吹き付けてきます。また、畑の南には石灰岩の断崖があって、ブドウ畑を海からの暑い空気から遮断しています。こうして、北の品種に向いた冷涼なミクロクリマが形成されているのです。

一方、この畑の南側にある石灰岩の断崖が巨大な貯水槽の役目も果たしているため、地中 7~10mにある母岩の上を地下水が流れ、ブドウ木に安定的に水分が補給されます。ピノ・ノワールは特に水のストレスに非常に敏感であるため、栽培に最適な環境が
揃っているというわけです。

また、畑の地質は、この地域では珍しいマグネシウムが豊富なドロマイト※石灰岩土壌の地層であるため、豊かなミネラルがワインに表現されることも大きな特徴です。ドメーヌ名の Clovallon クロヴァロンとは、南仏の方言で「谷あいの窪地」を意味します。設立当時、ドメーヌの建物があった場所が、谷あいの窪地に位置していたためこの名前が付けられました。

2016 年からは、イタリアのアンジェロ・ガヤ、タスマニアのステファノ・ルビアナ、スイスのビオディナミの大御所マリー=テレーズ・シャパーズなどで修行したカトリーヌの娘の Alix アリックスがドメーヌの全権を任され、新たな取り組みを始めています。

※ドロマイト : 珊瑚などの生物が海底に堆積して石灰岩になった後、カルシウムの一部が海水中のマグネシウムで置き換わって生成した生物由来の鉱石。天然のミネラル素材で、カルシウムとマグネシウムが 2 対 1 の理想的なバランスで含まれている。

 

栽培について

ドメーヌでは設立当初よりビオロジックを実践していました。その後、2000 年に完全なビオディナミへと移行し、全ての畑でビオディナミによるブドウ栽培を行い、ドメーヌの全てのワインが厳格なデメテールの認証を受けています。

植樹比率は1ha 当たり 6000 本で、収量のコントロールは剪定段階で行っています。

剪定の際、極めて短小に剪定に行うことによって収量が増えないよう調整しています。通常、剪定がうまくいけば想定した収量に誘因できるため、基本的にグリーン・ハーヴェストは行いません。しかし、芽かきは、翌年の剪定をやり易くしてくれるため、実施しています。摘芯は行いませんが、「Tricotage トリコタージュ※」という、ブルゴーニュのドメーヌ・ルロワでも行われている手法が取られています。これは枝先を切らずに伸びた枝を巻きつけて編んでいく手法で、ブドウが色付きの段階で行っています。

除葉は基本的には行いませんが、9 月の段階でブドウの成熟が遅い場合は行っています。収量は品種や区画によって異なりますが、1ha 当たり 25 ヘクトリットルを超えることはありません。畑の耕作は年 2 回行います。冬場はつるはしを使って手作業で、もう一回はブドウの芽から綿毛が出た頃からブドウが結実する間の時期に馬を使って行っています。耕作と同時に、ブドウ木と競合関係になってしまう不要な雑草を取り除いています。除草剤は一切使用していません。また、ヤギの糞を使った堆肥やビオディナミの調剤をコンポストとして畑に撒いています。

※ Tricotage トリコタージュについて : 摘芯は、結実した実により養分がいくように、また伸びていく枝が他の葉に影を作ったり、絡まって風通しが悪くなったりするのを避けるために、不必要な枝先を切る作業です。しかし最近は、伸びていく枝先こそ
がブドウの糖分を作るのに役立っていると考えられており、ブルゴーニュのドメーヌ・ルロワのように摘芯をしない造り手が増えています。これらの造り手が、摘芯をしない代わりに行っているのが「トリコタージュ(フランス語で「編む」という意味)」です。これは、糖質を作る枝先を切らずに、枝が影を作らないように伸びた枝を巻きつけて編んでいく作業です。

 

収穫と醸造について

収穫は昼の暑い時間帯を避け、早朝に行います。全て手摘みで行います。ブドウが潰れないように、収穫したブドウは小さなケースに入れて醸造所まで運ばれます。選果は収穫直後に畑で 1 回、さらに醸造所に運んで醸造する前に 1 回、合計 2 回行われます。

醸造はブドウに付着している野生酵母のみで行い、他のいかなるものも加えません。SO2も無添加(もしくは必要最低限のみ添加)。ピノ・ノワールのキュヴェは、除梗せずに全房で発酵を行います(キュヴェに応じて 50%前後除梗する場合もある)。発酵はステンレスタンクもしくは円錐形の木製の発酵槽で行われます。

発酵温度は 25~28度の低温で行います。醸しに関しては、果汁を均質化するために発酵の最初の段階でポンピングオーバーを 1 回のみ行います。その後、アルコール発酵の期間中は 1 日 2~3 回のデレスタージュを実施します。ピジャージュは頻繁には行わず、発酵の最終段階で 1 日 1 回の実施に留めます。発酵期間は 5日から 7日。キュヴェゾンの期間は約 3~4週間です。圧搾後、
バリック(マス・ダルゾンの白ワインの熟成に使用した 1~3 年樽)又は円錐形の木製タンクでマロラクティック発酵と熟成を行います。

ドメーヌではフレッシュ感とタンニンの繊細さ、ブドウに備わっている複雑な香りを引き出すナチュラルな醸造を行っており、過剰なアルコール度や力強さなどは追求していません。ドメーヌは 2017 年からナチュラルワインのイベント「Raw Wine Fair」に参加しています。

 

Pay d’Herault Viognier Les Aires

品種:ヴィオニエ100%

早朝に手摘みで収穫したブドウを畑と醸造所で各1回ずつ選果。完全に除梗をして4日間マセレーションを行った後、圧搾してブドウに付着している野生酵母のみでアルコール発酵。発酵前半はステレンスタンクで行い、発酵後半に228リットルのオーク樽に移す。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、引き続きオーク樽でマロラクティック発酵と熟成。マロ発酵は自発的に行い、熟成はシュール・リーの状態で実施。熟成後、無清澄・無濾過で瓶詰め。

2019年物の収穫日は9月24日。総生産量は3,500本。SO2はバリックに移す際に2mg/L、瓶詰め時に1mg/Lのみ添加。2021年2月16日時点のSO2トータルは39mg /L

 

 

輸入元:VIVIT

詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。

http://www.vivit2012.co.jp/cn7/clovallon.html

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