サンティニ コレクティヴ / ブルゴーニュ アリゴテ (フランス/ブルゴーニュ)
サンティニ コレクティヴ / ブルゴーニュ アリゴテ 2019(白)
ヴィンテージ:2019
生産国:フランス
生産地:フランシュ コンテ
葡萄品種:アリゴテ
コメント【商品説明】:
※数量限定の為、お一人様二本までとさせて頂きます。
造ろうとして、こんなワインが造れたのならさぞや楽しい事でしょうに。
そんなワインを造っているのはアメリカ系フランス人、クリストファー サンティニ。その素性は伝説のアメリカ人ワイン商「カーミット リンチ」に見いだされ、その元で働く現役のスタッフ。日々会社で買い付けている、最高のワインに触れる中で自身のワインの制作の意欲を燃やし、その両軸を綺麗に回していきます。
そんな彼が目指したのはヴァン ド ソワフ。軽い重い、甘い辛いの次の選択肢として注目される、【のどを潤す染み込む系】のワインです。
どのキュヴェも、彼のその意向がストレートに表現されている素直な表情。無理のないアプローチ。気軽にエントリー出来る優しさがボトルから、グラスから溢れだします。ただ、時折見せる「このヴィンテージでここまでポテンシャル上げてきますか?」ってギャップは、ワインがお好きな方にもお楽しみ頂けるものであるのではないかと思わせるところが、世のワイン商達の心を鷲掴みにするのです。
彼のワインのアイコンでもある、ややオールド ファッションなワインのラベルは1940~50年代の農薬に頼る農業が世界的に広まる前のワイン造りへのオマージュ。ただやみくもに自然だからいいとか、そういった観点では無く、広い様でピンポイントでもある彼のワインへの愛が詰まったとても飲む価値の高いワインとなっております。是非お試しください。
白とオレンジの狭間のアリゴテ。
最近、増えてきてますよね。白以上オレンジ未満。醸しに費やす時間でコントロールするのですから、文字通りこれは時計仕掛けのオレンジとなる訳ですね。
その、時計仕掛けのオレンジにも色々なタイプが出てきているのですが、サンティニさんのそれは色調はしっかりとオレンジですが、タンニンの抽出が極弱いタイプ。見た目以上にするすると飲めるのです。そして、するすると何口かのワインが喉元を通り過ぎた後、ああそうだ、これアリゴテだったんだっけ?ってなるのです。その辺の軽いコンフューズが脳みそを刺激し、感動につながる事でその味わいを記憶に留め、来年もまた飲みたいなとなるのでしょう。
アリゴテの酸を、気まぐれな気候だけでなくテクニックでコントロール。優しいイメージでしたが、意外と剛腕な側面もあるんですねって。何て言うんでしたっけそういうの。ツンデレの逆っていうかそんな感じのワインです。
以下、輸入元コメントです。
SANTINI COLLECTIVE
目指したのはブルゴーニュの“ヴァン・ド・ソワフ”
サンティニ・コレクティヴは「カーミット・リンチ」のブルゴーニュ・オフィスでマネージャーを務めているクリストファー・サンティニが設立したミクロネゴスです。カーミット・リンチと共にフランス中の超一流ドメーヌのワインを味わってきたサンティニですが、驚くことに彼が目指したのは、グラン・クリュでもプリミエ・クリュでもなく、ブルゴーニュのヴァン・ド・ソワフでした。
1940~50 年代のナチュラルなワインへのオマージュ
サンティニ・コレクティヴでは、リージョナル・クラスの個性的なテロワールで、ビオロジックで栽培されたブドウを 100%全房で野生酵母で自発的に発酵させたナチュラルワインを造っています。プレゼンテーションもユニークで、ノスタルジーを感じさせるオールトスタイルです。これは 1940~50 年代にフランスで楽しまれていたワインのパッケージを復刻したものです。
クリストファー・サンティニとサンティニ・コレクティヴについて
サンティニ・コレクティヴは、Christopher Santini クリストファー・サンティニが 2013 年にブルゴーニュに興したミクロネゴスです。サンティニは、コルシカ出身の父とアメリカ人の母との間に 1978年シカゴで生まれました。ペンシルヴァニア州で幼少期を過ごしていましたが、毎年コルシカとプロヴァンスの親戚の下で夏のヴァカンスを過ごし、フランスとアメリカの二重国籍で成人しました。
クリスは放牧や野菜栽培、タバコ栽培の仕事を経験した後、21歳の時にプロヴァンスの叔父の下に 1 年間滞在しました。この時に、まだブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのカップルが所有する前のシャトー・ミラヴァルでブドウ栽培とワイン醸造の仕事を経験しました。そこで、ワイン造りへの情熱が生まれたそうです。
その後、アメリカの大学に戻って学業を修めたサンティニは、2003 年に再びフランスに戻り、ボーヌでブドウ栽培とワイン醸造を学びます。当初は1~2年滞在するだけのつもりでしたが、醸造学校で今の妻と知り合ったこともあり、学業と並行してドゥニ・バシュレやフェヴレーなどのブルゴーニュのドメーヌで働き続けていました。そして、2006 年伝説のワイン商『カーミット・リンチ』と出会ったのです。ブルゴーニュのドメーヌに精通し、英語もフランス語も流暢に話すクリスを貴重な人材と思ったカーミット・リンチは、クリスをカーミット・リンチのボーヌ・オフィスの従業員に採用したのです。その後、クリスはボーヌ・オフィスのマネージャーとなり、カーミット・リンチと共に、コシュ・デュリやアルノー・アント、ヴィレーヌ、メオ、コラン、ラヴノー、ラピエールなどフランス中の超一流ドメーヌを訪問して数多くのワインを試飲し、現在もカーミット・リンチで働き続けています。しかし、カーミット・リンチで働きながらも、クリスは自分自身でワイン造りがしたいとの想いがどんどん膨らんでいったのです。
こうして、2013 年にミクロネゴスス『サンティニ・コレクティヴ』を設立したのです。
初ヴィンテージは2014年で、友人であるクリストフ・パカレの醸造所を間借りして僅か 200本のワインを造りました。2015年ではシャントレーヴのギョームと栗山朋子さんのセラーで醸造をしました。2016 年からはオークセイ・デュレスに本拠を移して自前の醸造所で本格始動しました。現在は年間約1万2千本のワインを造っています。
近年のブルゴーニュの新進気鋭のミクロネゴスは、コート・ドールのグラン・クリュやプルミエ・クリュなどの高額なキュヴェを手掛けるのが主流となっていますが、サンティニ・コレクティヴはそれとは対極のユニークなミクロネゴスです。なぜなら、ヴィラージュやプルミエ・クリュ、グラン・クリュのワインではなく、オート・コートやボージョレ、コトー・ブルギニヨン、コート・シャロネーズ、マコンなどのリージョナル・クラスのワインにのみ焦点を当てているからです。
もちろん、質の高いテロワールを求めていますが、2010年代に入り急激に高騰してしまったコート・ドールの著名な区画のブドウに高額な現金を支払う凄まじい価格競争はしたくないというのが理由の一つです。そして何よりも、クリス自身が、カーミット・リンチで働いてフランスのあらゆる高級ワインを味わった結果、最終的に、友人など気の置けない人達と気軽に楽しめる、喉の渇きを潤してくれる手頃で飲みやすい自然なワイン、いわゆる「ヴァン・ド・ソワフ」を造りたいとの想いに辿り着いたからです。
このようなことから、サンティニ・コレクティヴでは、リジョナル・レベルで興味深い個性的なテロワールの畑で、環境に配慮してビオロジックやビオディナミでブドウを栽培している造り手からブドウを購入して、その個性的なテロワールがワインに 100%表現されるように、全房のブドウを野生酵母で自然に発酵させたヴァン・ド・ソワフのナチュラルワインを造っています。
Bourgogne Aligoté
ヴォルネイ村にあるリューディ“En Coulezain アン・クルザン”の中の 0.7 ヘクタールの区画で、ビオディナミで栽培された平均樹齢 40 年のアリゴテから造られたキュヴェ。リューディ“アン・クルザン”は、ミシェル・ラファルジュがアリゴテを栽培している Raisin dOrée レザン・ドレのリュー・ディに隣接している珍しい畑。
アペラション:AC ブルゴーニュ・アリゴテ
品種:アリゴテ 100%
現行ヴィンテージ:2019 年
醸造:手摘みで収穫したブドウを、その場で選果して購入。除梗も破砕もせず全房のままセメントタンクに入れてマセレーションを始める。その3日後に野生酵母のみで自発的にゆっくりとアルコール発酵が開始。その後も発酵と並行してマセレ-ションを継続。マセレ-ションは約 3 週間。アルコール発酵終了後に圧搾して果皮を取り除き、樽(新樽は用いない)に移し替えて熟成。マロ発酵はこの間に自発的に行われる。SO2 やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで収穫翌年の初夏に瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
2019ヴィンテージの収穫日は 9月20日。総生産量は 1,200本。アルコール度数は 13度。
2021 年 4 月時点の SO2 トータルは 40mg /l。
サンティニ自身が「白ワインとオレンジワイン」の中間に位置づけられると言うワイン。色調は濃い金色で、オレンジのニュアンスはないものの、味わいには、適度なタンニンと濃密さがあり、マセレーションワインのニュアンスが感じられる。しかし、オレンジワインほどのタンニンは感じられないという。
輸入元:VIVIT
詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。