マルセル ダイス / スプリング (/アルザスフランス)
マルセル ダイス / スプリング 2016(白)
VT:2016
生産国:フランス
生産地:アルザス
葡萄品種:ミュスカ ダルザス50、ミュスカ オトネル50
コメント【商品説明】:
アルザスの巨人。
ソムリエ駆け出しの頃、初めて試飲会の会場で見かけた時は「アンドレ ザ ジャイアントだ…」なんて思ったものですが、お話ししてみると、とても優しく、ブドウへの愛のあふれた方でした。
その人柄と同じく、とてもスケールが大きくて、かつ繊細なワインを造ります。
限定の新キュヴェ。
2016年の丁度良くこなれたミュスカの辛口。繊細なアロマを、トロトロとしない程度でお食事と一緒に楽しむ。
名前は春ですが、秋でも冬でも美味しいのです。いや、むしろ日本の秋の食材には抜群に合うでしょう。栗とかもう最高ですよね。豚バラと栗と一緒に煮っ転がしにしたりして。僕が今一番飲みたい白は辛口のミュスカです。
本数が限られますので、お一人様二本までとさせて頂きます。是非是非。
以下、輸入元コメントです。
Marcel Deiss
「何かを良くしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」。現代アルザスワインの頂点を極めるジャン・ミッシェル・ダイス。アルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込んで大論争を巻き起こし、遂にはAOC法の改正(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなったこと等々)を成し遂げた、信念の男。現在も彼が昔から提唱する、畑の個性に基づく「プルミエクリュ」を実現させるべく運動を続けています。
「ぶどうの樹は、自ら養分を求めて根を土中に伸ばします。この土中深くにあるものがその土地のテロワールです。ここは気候の影響もほとんど受けません。根が地表に留まると気候の影響をモロに受け、土地の個性は失われてしまいます。僕のワインは、例えば酷暑だった2003年も、濃さは例年と変わりませんでした。ビオディナミも、このテロワールを引き出すための手段に過ぎません。」
「また今日、アルザスのほとんどの畑で同じクローンばかりが植えられるようになりました。その結果、どのワインを飲んでもクローンの個性の味しかしなくなりました。アルザスの土壌は、太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なものです。個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生です」。
Spring
<「Muscat」から改称>ミュスカはデリケートな品種なので、地元ベルグハイムの畑の中でもとりわけ優良な区画に植えられています。1ha。ミュスカ・ダルザス50%、ミュスカ・オトネル50%。平均樹齢25年。重厚な粘土石灰質土壌で、高い保水性が特徴。「ほかの品種よりも、収量と酸のレベルにとりわけ気を使う品種です。ミュスカの美点を表現するため、他の品種よりも早めに収穫します」(ジャン・ミッシェル・ダイス)。レモンやピンクグレープフルーツ、パイナップルを思わせる爽快なアロマ。ミュスカとは思えないほど複雑な味わいで、ダイスはその味わいを「官能の宝石箱」と表現しています。辛口。
輸入元:ヌーヴェル セレクション
⇒https://www.nouvellesselections.com/winery/detail.php?post_id=1000079