プティ ボノーム / ピプレット (/その他の地方)
プティ ボノーム / ピプレット 2020(ロゼ)
ヴィンテージ:2020
生産国:フランス
生産地:プロヴァンス近郊リュベロン
葡萄品種:グルナッシュ ノワール1/3、シラー1/3、グルナッシュ ブラン1/3
コメント【商品説明】:
フロールの香る白ワイン。
【チルド便必須】常温便でご購入の方には、追加でチルド料金(660円)を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。
※数量限定の為、お一人様三本までとさせて頂きます。
VIVITさんの新着。新規生産者。もちろん日本初輸入。ひとつ前のヴィンテージをVIVITさんがロックオンしましたが、既に完売していたため、待ちに待った日本到着といったところ。
飲む前からですね「これ絶対美味しいやつじゃん」って伝わってしまうパターンのやつです。それと同時に、なんかちょっとジェラスを感じてしまうんですね。吉澤ワイン商店としては自社輸入をやっていない訳で、VIVITさんとは競合しないですし、むしろVIVITさんが美味しいワインを見つけてきてくれるのは嬉しい事であるのには変わりないのですが。
ジェラシーがあふれる原因は「こんなの現地で見つけたとき、ほんとに楽しいんだろうな」って。きっとそう感じでしまうんですよね。気持ち悪いですよね、おじさんのヤキモチって。すいません。
赤いグルナッシュと白いグルナッシュとシラー。その三種三様の果実味・ボリューム・アクセントが絶妙に溶け合います。グルナッシュ由来のとってもピュアな苺が爽快。しかも、苺の中心の白いところ、あまいところ。いや、ワインは甘くは無いんですけどね。アフターに苦味が締めてくれるのもグルナッシュならでは。最後にふわっと立ち上がるお花畑。シラーが良い仕事をしてくれます。
ここは是非、鴨を焼いて苺を添えて食べたいなと。でもジビエの鴨ではなくて、合鴨くらいが本命です。あ、そうそう北京ダック!北京ダックが食べたい!
以下、輸入元コメントです。
Petit Bonhomme
南仏リュベロンの新たなナチュラルワイン
プティ ・ボノームは FabienChanavas ファビアン・シャナヴァによって、南仏リュベロン地方の La Motte d’Aigues ラ・モット・デーグに 2018 年に設立されたドメーヌです。ブドウ畑は隣接する Peypin d’Aiguesペ パ ン ・ デ ー グ と La Tourd’Aigues ラ・トゥール・デーグの村にあります。
栽培面積は1.7ha で、シラー、グルナッシュ・ノワール、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、セリーヌ(シラーの古代品種)を栽培しています。粘土石灰と粘土砂岩の土壌で、標高は 325~390m に位置しています。ファビアンは 1983 年生まれ。父がワイン関係の仕事をしていたため、学業を修めた後、レストランで数年間サービスとソムリエの仕事をしていました。その後、オランジュの醸造学校で学び、地元のコーペラティヴで醸造責任者として、また馬による耕作の担当として 10 年間働いていました。当時はナチュラルワインもビオディナミも実践していませんでしたが、ファビアンはこの間に、ビオディナミを実践する造り手やナチュラルワインの造り手を数多く訪問。ナチュラルワインの試飲会にも参加し、沢山のナチュラルワインを味わい、ビオディナミとナチュラルワインに魅了されていきました。2015 年、ファビアンはコルシカに家族と共に移住。地元のビオディナミの巨匠、Comte Abbatucci コンテ・アバトゥッチで、セラーマスターと馬による耕作担当として働き始めます。しかし、父の急逝に伴い、コルシカ島を離れ、地元リュベロンに戻ります。そして、2018 年の 2 月に地元で小さなブドウ畑を購入。自分自身の理想のナチュラルワイン造りを始めたのです。フランス語で「fairepetit bonhomme de chemin フェール・プティ・ボノーム・ド・シュマン」という格言があります。これは地道に一歩一歩自分の道を進んでいくことを意味する表現です。ファビアンはヴィニュロンの仕事とは一日にして成るものではなく、様々な経験を重ねて少しずつ完成されていくものであると考えています。また、初めて取得した小さなブドウ畑の区画のリューディの名前がプティ・ボノームであったことから、ドメーヌ名をプティ・ボノームとしました。
畑と栽培について
ドメーヌの畑はビオロジック/ビオディナミで栽培されています。畑の処方には、スギナやイラクサ、アルファルファなどのビオディナミのプレパレーションを使用していますが、硫酸銅の使用は可能な限り少なくしています。ファビアンは特に畑を馬で耕作することをとても大切に考えています。馬で耕作することによって畑の土が踏み固められることがなくなり、地中の微生物の生命が自然に再生されるからです。また、ファビアンは馬と一緒に働くことで、動物と触れ合い、親密になれるということもとても大事であると考えています。ブドウ木の畝の間は 2 匹の馬で定期的に耕作しています。ブドウ木の周りには自然に下草を生やすか、もしくは豆類などを一緒に栽培したり、はちみつを作ってくれる花などを生やしています。収穫は手摘みで行い、厳格に選果して、小さなケースで醸造所に運びます。
ワインは野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物や SO2 は一切加えずに醸造されます。熟成後、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされます。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限の SO2 を添加します。ファビアンが目指しているのは、過度な重たさのない、ピュアで、フレッシュ感とフィネスを備えたジューシーなナチュラルワインです。初めてのヴィンテージは 2018 年。フランスのナチュラルワインショップで引き合いが強く、毎年リリースと同時に完売するほどの人気で、今回 1 年待ちでやっと日本への割り当てを確保しました。スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ベルギー、オーストリアなどにも輸出されています。
畑と醸造について
収穫は手摘みでその場で厳格に選果されます。その後、Thoré la Rochette トレ・ラ・ロシェットにある洞窟を改装したドメーヌの醸造所に運ばれて醸造が行われます。ワインは野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物や SO2 は一切加えずに醸造されます。熟成後、無清澄、ノンフィルター、SO2 も無添加で、重力を利用して自然に瓶詰めされます。セドリックのワインはとても活力があり、明るくさわやかで、同時に非常に正確さを備えた味わいです。
ドリックは、今でもラ・グラップリのルノー・ゲティエと、元ドメーヌ・ド・モントリューのエミール・エレディアと非常に仲が良く、頻繁に会ってワイン造りについての考えや哲学について意見交換をしています。ちなみに現在、エミール・エレディアはドメーヌ・ド・モントリューを離れ、ラングドックでドメーヌを経営。夫のクリスチャン・ショサールを亡くしたドメーヌ・ル・ブリゾーのナタリー・ゴビシェールと再婚し、ナタリーが営むネゴス、ナナ・ヴァンにブドウを提供しています。
セドリックのワインは、フランス各地のナチュラルワインショップやパリのナチュラルワインのレストランで販売されている他、デンマーク、オランダ、スイスなどにも輸出されています。
Pipelettes
果物のフレッシュ感や瑞々しさを感じられる新時代のナチュール・ロゼ
Vin de France ヴァン・ド・フランス
品種:グルナッシュ・ノワール 1/3、シラー1/3、グルナッシュ・ブラン 1/3
醸造:手摘みで収穫したブドウを手作業で除梗した後、ダイレクトプレスして、温度管理を行わずに、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態でマロ発酵(自然に実施)と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。シラーとグルナッシュ・ブランはアルコール発酵の段階から混醸。グルナッシュ・ノワールは単体で醸造し、マロ発酵後に他の2品種とブレンドする。無清澄、ノンフィルターで収穫翌年の春に瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
現行ロットは 2020 ヴィンテージ。収穫日はシラーとグルナッシュ・ブランが 9/5、グルナッシュ・ノワールが 9/10。アルコール度数 14.5 度。総生産量 1,800 本。2021 年 6 月時点の SO2 トータルは 10mg/l。
味わい:サーモンピンクの色合い。バラやジャスミン、イチゴ、ブラッドオレンジやみかんなどの香り。微かにミネラルのノート。とても柔らかいアタックで、口中にはレッドベリーやイチジクなどのフレッシュな果実味と共に微かにポワイトペッパーのノートが感じられる。フィニッシュには心地良い旨味が広がり、ほのかな甘やかさと苦みが余韻に残る。
*『Pipelettes ピプレット』とはフランス語で「おしゃべりな女性達」という意味です。ファビアンは、ドメーヌのワインを味わった人が笑顔で幸せになってもらいたいと思い、喜びとユーモアのある名前を各キュヴェにつけています。ドメーヌでの初めての収穫の間、ファビアンの妻と義理の姉が、彼の反対の畝でブドウを収穫しながらずっと話し続けていたことから、この名前を考えたそうです。