ルー デュモン / ボージョレー ヌーボー 2024 (フランス/ボージョレ)
ルー デュモン / ボージョレー ヌーボー 2024(赤)
VT:2024
生産国:フランス
生産地:ボージョレ
葡萄品種:ガメイ100
コメント【商品説明】:
※お一人様3本までの限定です。
今年も仲田さんのボージョレーのヌーボー、絶好調のご様子です。
2023年の仲田さんのヌーボーが、仲田さんん自身で過去最高の出来だったという2022年と同等の品質だったという事で、非常に楽しみにしていたのですが、到着したワインをのんで「なるほどなぁ」と感じたのがつい先日の様ですが、と、毎年言ってるわけですが、今年もこの季節がやってまいりました。
ヌーボーについては「毎年出来が良い」ってのが話題になったりもしますが、仲田さんはその辺はシビアに分析されているので信用しても大丈夫なのではないかと。
2024年についても、「かつてないほど多くのクリュール(花ぶるい)が発生」との事。これは天候云々で今後左右されないポジティヴですので、否が応でも期待してしまします。
【クリュールからのミルランダージュについて】
萌芽や受粉のタイミングが天候なりの影響でずれる事(クリュール)で、早めに育つ果実が現れ、後から育つ果実が膨らむスペースが無くなり、小さな実のまま熟すのです。結果的には大きな粒と、小さな粒が混ざった(ミルランダージュ)房となります。通常の房よりも小粒が多いと言う事は、液体に対して皮の量が多くなると言う事。
これは、本来であれば良いお天気で太陽をたっぷり浴びる事で、その紫外線から果実(の中の果肉と種子)を守るため、果皮が厚くなることで得られる効果であり、ブドウを絞った時の果汁に対して皮が多いと言うのは、ワインになった時のタンニンの量を左右します。で、そのタンニンは風味的な要素となるだけでなく、抗酸化作用となりワインがゆっくりと熟成する為に必要な要素にもなるんです。
根により地中から吸い上げる養分に限りがあるとするならば、果実が小さい事でその果汁に貯め込まれるミネラルの量も多くなり、樹上の房を減らし収量を制限するのと同じような効果もあると仮定されます。
もう、良いことずくめなんですね。
でもその反面、小粒であるという事は果汁の液量が減る事でもあり、出来るワインの量が減れば売り上げに直結しますから、造り手としては少し頭を悩ませる要素でもありますが、飲み手としても嬉しい反面、液体量が減るという事は、若干お値段に反映する要素でもあります。でも、仲田さんはこれまでの流れから、極力日本に美味しいワインをお求めやすいお値段でという方針ですから、品質を追求した中でこれが現在の限界の価格という事で僕は理解しています。
例年通り、21日の木曜日以降の着日指定でご注文承ります。
(11月23日(土)店頭でお渡しの場合、送料はかかりません)
是非ご検討ください。
《注意事項がいくつかございます》
【通信販売について】
※11月18日(月)の正午までのご注文で、解禁日の11月21日の木曜日にお届け可能です。システム上で日付指定ができない場合はカート内備考欄で日にちをご指定ください。
関東周辺の方は、11月19日(火)の正午までのご注文分まで、解禁日着で手配します。
※11月21日(木)以降着の納品もお受け付け致しております。ご注文画面にて配送日の指定をお願いいたします。他の商品をご一緒にご購入頂く場合、全てのワインを11月21日以降のご指定の日付にお届けする様に手配いたします。
※受注完了メールにご返信いただければ、随時納品日、納品時間の変更をお受け付け致します。お気軽にお申し付けください。
※ヌーボーをご予約頂いた後に追加で別のワインをご注文頂く場合、合算にて税込11,000円以上であれば送料はかかりません。(チルド便ご利用の際の料金は別途頂戴いたします)
※ヌーボーを先にご注文頂いた方につきまして、発送前に追加のご注文頂く際にクレジットカードでお支払いの場合は、一度ご決済頂いた後、こちらで送料分の減額処理を行います。(11月21日着の場合、追加は11月18日までとさせて頂きます)
※交通機関のトラブルや天候の影響により、配送に遅延などがあった場合などの責任は負いかねます。ご了承ください。
【店頭渡し・店頭販売について】
※11月23日に店頭お渡しの場合、税込11,000円未満でも送料はかかりません。お手数ですが店頭受取の旨、カート内の備考欄にご記入お願い致します。(クレジットカードでお支払いの場合は一度ご決済頂いた後、こちらで送料分の減額処理を行います)
11月23日(土)14:00~19:00
在庫がありましたら11月25日の土曜日に店頭販売も行いますが、完売の際は店頭販売はございません。事前に店頭またはWEBにてご決済頂いた方のみお取り置き承ります。
以下、輸入元コメントです。
ルー・デュモンのボージョレ・ヌーヴォー、18年目のリリースです。
畑は「Saint Vérand」村近郊の、樹齢約70~95年の計10の古樹単一区画群より。
「ガメイは、完熟させてはじめて、その真価を発揮します。そのためにはどうしてもヴィエイユ・ヴィーニュでなければなりません」が仲田さんの信念。しかも標高が400mととりわけ高く、「熟成がゆっくり進みます。開花日から予想される今年の収穫開始時期は8月末~9月初頭ですが、僕はさらに10日間程度、ぶどうの完熟を待つつもりです」。
「これまでのところ南ボージョレは素晴らしい天候に恵まれており、霜害も雹害も病気もなく、畑は最高の状態です。また今年もクリュール(花ぶるい)が多く、大部分はミルランダージュぶどうです。今年のヌーヴォーは過去最高だった2022年ヴィンテージと同等の品質で、かつ、2022年よりも凝縮した濃厚な味わいになると思います」。
「年に1度のお祝いだからこそ」-現代美術家ジェラール・ピュヴィスの特製ラベル、重厚ビン「レジェンド・アンティーク」の使用等、パッケージデザインにもこだわります。
仲田さんから届いた7月のコメントです。
昨年から今年にかけての冬はいわゆる典型的なフランスの冬でした。
毎年警戒している雹害は北ボージョレでは発生しましたが、
私たちの契約区画がある南ボージョレでは発生せずホッとしました。
春から今日まで、過去に記憶にないほど雨が多く、低めの気温が続いております。
そのため6月初頭~中旬の開花は非常に不安定で、
かつてないほど多くのクリュール(花ぶるい)が発生しました。
その結果大部分のぶどうがミルランダージュ(非常に凝縮した小粒のぶどう)になりました。
ボージョレの多くのエリアでベト病やウドンコ病の被害が見られますが、
私たちの契約区画は標高400メートルの高台にあり風通しがとても良いため、
病害は最小限に抑えられ、畑の状態は良好です。
今年は難易度が高い年ですが、その分大きなやりがいを感じています。
ここからの天候が重要で、これから好転し、収穫まで良好な天候が続けば、
例年の比ではない数のミルランダージュぶどうより、
濃厚で素晴らしい品質のヌーヴォーを造ることが出来ると思います。
開花日から計算した収穫開始予定日は9月10日頃ですが、
私は5日ほど遅らせて、9月15日頃の収穫開始を予定しています。
「ガメイは、完熟が命」ですので。
2023年7月11日
メゾン・ルー・デュモン
仲田晃司
仲田さんから届いた8月のコメントです。
7月中旬以降は雷雨が数回発生したものの、おおむね好天に恵まれました。
気温が30度を超える日が数日あり、高温と湿気のためボージョレ全体で
ミルデューの被害が広がりました。
8月に入りようやく天候は大きく回復し、晴天の日が続きました。
私の区画は標高400メートルの高台斜面にあり年中強い風が吹いているため、
ミルデューなどの病害は一切発生せず、ぶどうも葉も本当にきれいで素晴らしい状態です。
今年の収穫解禁日は9月5日頃で、今週から一斉に収穫がはじまります。
しかし私はぶどうを完璧に完熟させたいので、当初の予定日よりさらに4~5日遅らせて、
9月19日または20日から収穫を開始するつもりです。
前回レポートしましたように、
今年は例年以上に大部分のぶどうがミルランダージュとなっております。
このまま収穫まで多雨に見舞われなければ、
濃厚で素晴らしい品質のヌーヴォーを造ることが出来ると思います。
収獲が完了し醸造が一段落しましたら、またご報告申し上げます。
2023年8月29日
メゾン・ルー・デュモン
仲田晃司