マリー ロシェ / レ パサント 2021 (フランス)

FRR0023521
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マリー ロシェ / レ パサント 2021(赤)

(FRR0023521)

ヴィンテージ:2021

生産国:フランス

生産地:ロワール

葡萄品種:ガメイ2/3、カベルネ フラン1/3

コメント【商品説明】:

美味しいガメイ&フラン。

【3月から10月はチルド便必須】期間中、常温便でご購入の方には、追加でチルド料金(660円)を計上させていただくか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。ご了承ください。

お一人様2本までの限定です。

ひたすら美味しい飲みもの。昨年はガメイのみでしたが、2021年はアッサンブラージュ。吉澤ワイン商店は妙にガメイがお好きな方と、妙にフランがお好きな方が妙に集まるワインショップでして、このブレンドはもう何にも代え難い存在になるわけですが、これがまた今年も美味しく仕上がっております。

ワインのブドウ品種の違いっていうのは、ワインの美味しさを決定づけるものではなくて、味わいの方向性を決めるものだと思うんです。それを、ごっちゃにして大成功したのが、かのロバート モンダヴィ。「品種が分かればワインが分かる!」みたいな感じで一世を風靡したのですが、これは実はまやかしです。だって、ブドウ品種だけが味わいの決定要因ではないのですから。ただ、ワインを身近に感じるには最善の策だったのだとは思います。

その先には深い深い沼がありますから、足を踏み入れない方がワインが楽しめるのは間違いありません。事実、ワインを仕事にしてしまっている僕などは、ワインを飲んでいるときに常に心からリラックスしているかというとそんな事もなくてですね。いやいや、僕の個人的な悩みをここに書き留めてる場合ではなくて…。

マリーさんのガメイには、ザクロのニュアンスが伴います。ブレンドが変わっても健在だってことは、ここの買い付けるガメイの畑に自生する酵母の影響なのでしょう。これが、とっても香り良く、なんとも言えない甘美な魅力をむんむんにグラスから溢れさせます。そこに、新たにフランの赤と黒の中間の様な果実味と、スミレの花のふわっとした香りが重なって、一層の複雑さを醸し出します。

品種を絞ってワインを探していると、なかなか到達できないワインですが、遠回りしてでも辿り着く価値のあるワインがここにあります。

 

以下、輸入元コメントです。

MARIE ROCHER

ノエラ、サイヤールと同じクロ・ロッシュ・ブランシュのセラーから誕生

ロワールの数多くの造り手に大きな影響を与えてきたクロ・ロッシュ・ブランシュ。実際、その畑を引き継いで、ボワ・ルカ、ノエラ・モランタン、ローラン・サイヤール、ジュリアン・ピノーなどのドメーヌが誕生しました。また、当初ノエラとサイヤールはクロ・ロッシュ・ブランシュの醸造所を借りていました。そしてまた一人、ディディエ・バルイエとカトリーヌ・ルッソルの手助けを受けて、クロ・ロッシュ・ブランシュの醸造所でナチュラルワイン造りを始めた女性がいます。2018ヴィンテージがデビューとなるパリ生まれのニューフェイス、マリー・ロシェです。

マリーは高校卒業後、マルセル・ラピエールで 5 年間ブドウ収穫を経験。その後は別の分野で働いていましたが、ナチュラルワイン造りに惹かれロワールに移住。レ・カプリアード、エルヴェ・ヴイルマード、ミカエル・ブージュ、ブリュノ・アリオンでの研鑽を経て、ミクロネゴスを立ち上げました。ワインをアール・ド・ラ・ターブル(食卓の芸術)と考えるマリーのワインは、味わ
いだけでなくプレゼンテーションもポエジー(詩情)に溢れています。このため初 VT からパリや欧米で大ブレイク。1 年待ってやっと一昨年から日本への輸入を始めることができました。

 

 

マリー・ロシェについて

2014ヴィンテージを最後に⾧い歴史に幕を下ろしたクロ・ロッシュ・ブランシュは、数多くのナチュラルワインの造り手に大きな影響を与えてきました。また、クロ・ロッシュ・ブランシュの畑を引き継いで、ボワ・ルカ、ノエラ・モランタン、ローラン・
サイヤール、ジュリアン・ピノーなどのドメーヌが次々と誕生していきました。そのクロ・ロッシュ・ブランシュの醸造所を借りて、2018 年にナチュラルワインのミクロネゴスを立ち上げた女性がいます。パリから移住してきた Marie Rocher マリー・ロシェです。

1978 年にパリで生まれたマリーは、16 歳の時にヴァランスの三ッ星レストラン『ピック』に両親と食事に行ってワインを試飲し、そこでワインに魅了されました。高校卒業後は、父の友人であったマルセル・ラピエールでのブドウ収穫に参加します。美しい秋の空と太陽の下、フランスや世界中から集まった様々な人達と寝食を共に過ごした 1 ヶ月は、マリーにとって今も忘れることができない幸せな思い出となっています。その後、マリーは 5 年間、毎年マルセルでのブドウ収穫に参加しました。2 年目からは収穫の責任者も任されていました。

その時から、ワインはマリーにとって料理と同じArt de Vivreアール・ド・ヴィーヴル(暮らしの芸術=人生をより良く暮らすためのライフスタイル)となったのです。このラピエールでの経験からマリーはナチュラルワインを味わうことが自然な習慣となり、90 年台後半から 2000 年にかけてパリでナチュラルワインを提供する店が増えてきた時期に、La Regarade ラ・レガラード、Camdebordeカムドボルド、Thierry Bretonティエリー・ブルトン、 Le Baratinル・バラタン、Le Verre Volé. ル・ヴェール・ヴォレといった店に頻繁に通うようになりました。大学で地理学と都市計画を学んだマリーは、その後、フランス国外内の同分野の会社で 10 年近く働いていました。

2010年も近くなった頃、マリーは自分の情熱のままに生きたいと考えるようになり、父と共に仕事をするようになりました。マリーの父ジャン・ポールは書籍の編集者で、マルセル・ラピエールと親交が深く、ジュール・ショーヴェのテイスティングの本などを出版していました。その関係で、マリーはフランス各地で行われる Les Vins du Coin や ViniCircus や La Beaujoloise といったナチュラルワインと本のサロンに参加するようになったのです。そこで数多くのナチュラウワインを味わって味覚を鍛えていきました。

また、並行して天然酵母によるパン作りも学びました。パン作り好きで知られるピエール・オヴェルノワは家族ぐるみの友人で、マリーがジュラのオヴェルノワの家の近くのブーランジェール(パン職人)の下に滞在していた時には、オヴェルノワと一緒にいくつかのパンを作ったそうです。

2015 年 9 月からはロワールのレ・カプリアード、エルヴェ・ヴイルマード、ミカエル・ブージュで醸造を経験。翌年にはパリからロワールに移住して、アンボワーズのビオロジックワインの学校に入学。並行して、ブリュノ・アリオンのドメーヌで栽培と醸造を学びました。そして、2018年、クロ・ロッシュ・ブランシュの元醸造所を借りて、ミクロネゴスを立ち上げたのです。2020
年 7 月に隣村の Pouillé プイエに醸造所を移しましたが、クロ・ロッシュ・ブランシュのディディエ・バルイエとカトリーヌ・ルッソルは今も醸造面でマリーの手助けをしてくれています。

 

醸造の哲学

マリー・ロシェは、自分が美味しいと思うワインを造りたいと考えています。それは畑とブドウに由来する自然なアロマを備えた、味覚を心地良く刺激してくるワイン。そして、美食的なマティエールと柔らかさを備え、味覚の喜びと詩的な趣きが溢れるアール・ド・ラ・ターブル(食卓の芸術)なワインです。そのようなワインを造るためには、彼女自身がそのテロワールと畑仕事のクオリティを知っているビオやビオディナミで栽培された造り手のブドウを収穫して醸造する必要があります。マリーは以下のような哲学を大切にしながらナチュラルワイン造りをしています。

● ブドウの質と野生酵母、醸造での入念な仕事に立脚し、可能な限りナチュラルに醸造を行う小規模な生産量のミクロネゴスであり続ける。

● 自然なアロマを備えた食材と、アール・ド・ラ・ターブル(食卓の芸術)の喜びに対する情熱を持った女性としての経験によるインスピレーションを大切にする。

● 自身が出版した、ジュール・ショーヴェや、人間と環境に敬意を払いながら仕事をしているアルティザン(職人)の知識やノウハウを扱った本の内容と調和が取れたワインを醸造する。

● ワインと詩情(ポエジー)を結び付ける。文筆や出版の仕事によってワインを育む時間とともに、ワインに詩情を与えること。

 

現在、マリー・ロシェのワインは、スウェーデン、ベルギー、アメリカ、韓国などに輸出されています。イタリアやオーストリア、カナダにも輸出される見通しです。マリーの母はテレビ朝日のパリ支局でジャーナリストとして働いていたそうです。このため、マリーも日本文化に強い関心をもっています。今回、日本へワインを輸出ができるようになったことをマリーはとても喜んでいます。

 

LES PASSANTES

ガメィで造る赤のキュヴェ

Vin de France ヴァン・ド・フランス

品種:ガメィ 2/3、カベルネ・フラン 1/3
醸造:ブドウは手摘みで収穫し、ガメィは 25%除梗、フランは完全に除梗し、品種ごと別々に野生酵母のみでタンクで自発的に発酵。ブドウ以外の醸造添加物は一切加えずに醸造。マセレーションは約 2 週間。初期段階は足によるピジャージュを行う。ルモンタージュは 1 日 1 回実施。その後、4/5はタンクで、1/5はバリック(新樽は用いない)で、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。瓶詰め前にブレンドして、無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2 は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加。

2021 ヴィンテージはガメィがフレール・フォンタネル、カベルネ・フランがドメーヌ・デゥ・カンバル(どちらもトゥーレーヌのビオの造り手)からの買いブドウで醸造。収穫はガメィが 9/27~28、フランが 10/6。2022年4月19日に瓶詰め。総生産量6,320本。アルコール度数は 11.5度。2022年 12 月時点の SO2 トータルは 14mg/l。

味わい:ラズベリーや赤スグリ、スミレなどのチャーミングな香り。とても柔らかい口当たりで、フレッシュでジューシーな口中にはイチゴのニュアンスが感じられる。フィニッシュには、ザクロやクランベリーのノートと共に心地良い旨味が余韻に残る。

 

~マリー・ロッシュ自身によるコメント~

『このキュヴェの名前は、詩人のAntoine Polアントワンヌ・ポルの詩に、フランスの国民的歌手のジョルジュ・ブラッサンスが曲をつけて歌って有名になったシャンソンです。私は子供の頃からこの曲を聴いて育ちました。このシャンソンは、どんな些細な瞬間であっても、私達が思い起こすことができる、人生の中で出会った様々な人達へのオマージュです。』

LES PASSANTES レ・パサントとはフランス語で、『通りすがりの人(女)たち』という意味。ジョルジュ・ブラッサンスのシャンソンの中では、初老の男性がこれまでの人生の中で、短い瞬間の間に(通りすがり)一目惚れしてしまった女性達のことを一人一人回想する。

 

輸入元:VIVIT

詳しくは下記輸入元の紹介ページをご覧ください。

http://www.vivit2012.co.jp/cn7/marierocher.html

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