シャトー デ グラヴィエール / マルゴー (フランス/ボルドー)
シャトー デ グラヴィエール / マルゴー 2016(赤)
VT:2016
生産国:フランス
生産地:ボルドー
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン61、メルロ26、カベルネ フラン5、プティ ヴェルド3、マルベック3、カルメネール2
コメント【商品説明】:
飲むとしっくりとくるビオボルドー。
アストルさんが提唱する【アルティザン ボルドー】の中のひとり。
並々ならぬこだわりで、ぶどう品種毎に異なる熟成を行います。樽だったりアンフォラだったりします。で、それを最後にアッサンブラージュする訳ですが、仕上がったワインをいただくとそこまで難解では無くて。いや、もちろん良い意味でですよ。
グラスに唇が触れた時、嗚呼、このワインは鼻と口でじっくり味わうべきものなのだと思う時、ありますよね。そんな感じです。
包容力のある2016年の果実味の中に詰め込まれた、数多いワインの魅力の核となるそれぞれの要素を探しながら、目の前の液体に埋もれていく様にワインとの対話を楽しむ事が出来るとしたら、その日の食卓はきっとレストランでのゆっくりと流れる時間とさほど変わらない素敵な空間となるのでしょうし、そういった非日常が日常として楽しめない今だからこそ、こういったワインを食卓に乗せてあげる事で、日常を非日常にしてしまうのも一興かと。
アストルさんのボルドーワイン。
吉澤ワイン商店で取り扱うボルドーワインのほとんどは、ボルドー専門インポーターの「アストル」さんから仕入れています。
アストルさんで働く皆さんは根っからのボルドー好き。それもそのはず、ボルドーに住み、ボルドーで学んでいた仲間が、ボルドーの魅力を伝える為に立ち上げた会社です。なので、ボルドーワインに対する愛の深さは、お仕事でワインを取り扱う商社の方とはちょっと異なりますし、何しろ日本に引っ張ってくるワインのセレクトが素敵で尚且つ美味しい。
現地で深く掘り下げた人脈は、生産者だけでなくボルドーワインの取扱いに於ける最重要ファクターのネゴス(仲買いのネゴシアン)にまで及び、星の数以上のボルドーワインの中から一際輝くきら星をセレクトされています。
ボルドー市内の「レクスキ」という日本人シェフのレストラン(https://www.restaurantlexquisbordeaux.fr/ja/)と、神保町で「レピック」というボルドーワインバー(http://www.lepique.jp/)もやっています。私がボルドーにいった時も名だたるシャトーにヴィジットのアポイントを取って頂き、公私ともに大変お世話になっています。もう、アストルさんのワインは全部仕入れちゃいたいくらいなのですが、セラーの容量をお財布の都合で我慢我慢。
数が多すぎ、ラベルで内容が分かりにくい、安いものにはハズレがある、輸入経路によっては劣化している、同じシャトーで同じヴィンテージなのに値段がまちまちなど、市場の需要が高くクラシックであるが故に購入時に二の足を踏んでしまう要素が多いボルドーワインですが、「アストルさんの輸入しているものから選ぶ」って事が取り急ぎの道しるべになるって事は、自信を持ってお伝えできます。アストルさんの手を離れた後、ワインショップさんの保管状態が良くなかった場合を除いては。
Specialiste en Vins de Bordeaux
ボルドーの魅力、それは王道であること
↑毎月届くアストルさんのカタログのタイトルが大好きです。アストルさんの進む道が王道になる日は、そう遠くないのかもしれません。
以下、輸入元コメントです。
【ARTISAN BORDEAUX:アルティザン・ボルドー】 とは
「貴族・大規模生産」のイメージや「格付・銘柄」に傾倒しがちなボルドーにあって、『オーナー自ら畑を耕し、ワイン造りを行い、真摯にテロワールを表現するこだわりの小規模生産者』を、アストルスタッフが体感して表現した標語です。弊社ではこうした小規模生産者達にスポットを当て、”クリュ・アルティザン” への加盟の有無を問わず、独自の視点でボルドー各地の優良生産者を発掘しご紹介して参ります。
『CRU ARTISAN BORDEAUX:クリュ・アルティザン』について
メドックやサンテミリオンなどのグランクリュ格付けの他にも、クリュ・ブルジョワなどのカテゴリーがあるのはご存知と思いますが、”クリュ・アルティザン”という団体があるのは、あまり知られていないと思います。1800代後半には、グランクリュ格付けとともにメドックで公式に認められていた存在で、戦時中の混乱期に自然消滅した形になったものの、近年、再び公式な格付けとして復活しました。いわゆる農家が造るワインはブルゴーニュやアルザスなどと同様、当然ながらボルドーにもたくさんあるのです。
Château des Graviers
マルゴー村アルサックのコミューンにある5代目当主クリストフ・ランドリーさんのシャトー・レ・グラヴィエールは、ローザン・セグラやディサンなどマルゴー村を代表する格付けの畑に囲まれる中でもひときわ輝くアルティザン・ボルドーです。
大きく4区画に分けられる畑は1998年から自然農法を実施し、周辺の森林なども含めた自然の力を活かした環境農法を理念に掲げ、現在はビオデナミを実践しています。
3種のタンクを使い畑由来の自生酵母で発酵、熟成にはさらに品種ごと6つのタイプの異なるアンフォラや樽などを使用。バリックは新樽25%で12~16ヵ月熟成。1日2時間、熟成中のワインがリラックスするように、スティールパン系のヒーリング音楽を聞かせています。
世界的な銘醸地マルゴーにおいて自らの思い描く究極のワインを追及しているアルティザン(職人)で
す。
アストルさん輸入のワインはこちらのボタンでも。