ドメーヌ トルトショ / ブルゴーニュ キュヴェ フィーヌ コレクション (フランス/ブルゴーニュ)
ドメーヌ トルトショ / ブルゴーニュ キュヴェ フィーヌ コレクション 2019(赤)
VT:2019
生産国:フランス
生産地:ブルゴーニュ
葡萄品種:ピノ ノワール100
コメント【商品説明】:
薄旨ピノ ノワールこそ至福。
濃密なピノが数十年を経て、薄く旨くなった挙句、抜栓と同時に部屋中がその香りに包まれ、部屋の反対にいた人が思わず振り向いてしまう様な香りの爆発。大なり小なり熟成の波を乗り越えながらコルクが抜かれるのを待っているピノ ノワールが、生涯最良のタイミングで抜栓された時にのみ起こる奇跡であり、ピノ ノワールのみに許された特権でもあります。
それを一度でも経験したことが有れば、ワインを選ぼうとする時についついピノの目が行くのも自然な事。
過去に仕事で一回、プライヴェートで二回、その様なタイミングでピノ ノワールを楽しめた事が僕のソムリエ人生での自慢のひとつ。たった三回、最後の三回目はもう10年以上前に明けた1986年のルーミエのクロ サン ジャック。それからずっと、その様な経験に恵まれないでいても、その記憶は五感にずっと残っている。
で、このワインがそういったタイミングなのかって言えば、全くそうでは無いものの、そういったタイミングで見られるような淡く細い果実味と長い余韻が出来たての2019年で楽しめるってのがすごいなって。当店でご紹介しているブルゴーニュでは、オレリアン ヴェルデなんかもそのタイプ。ジャッキー トルショーの系譜というか、ブルゴーニュの原点に立ち返るスタイルというか。そう、先日ジャッキー トルショーのプライヴェート ラベルみたいなのをインスタで見ましたが、そんなの出てるんですかね。有るんだったら何としても飲みたい…。
お話がどこまでもそれるのでまとめますが、僕はただただ若い段階で薄くて旨くてバランス取れてるピノって、お買い得ですよねって事が言いたいのです。すぐに飲んでもある程度の「ピノらしさ」が楽しめますし、個人の努力で熟成させたなら、数十年も待たずとも香りの膨らみも体感できます。
今回、こちらのワインをヴィントナーズの担当さんが「ぜひご紹介したい」とお声掛けいただき、試させて頂いてホントに良かったなと。上のキュヴェは濃縮感があるそうなので、試飲したACブルのみのご紹介ですが、機会が有れば上の方も試したいなと思える良いワインでした。
以下、輸入元コメントです。
DOMAINE TORTOCHOT
ドメーヌ・トルトショは1865年から4世代に渡りワイン造りを行うジュヴレ・シャンベルタン村の造り手です。ジェヴレ・シャンベルタン村のワイナリー労働組合会長やINAO(国立原産地統制呼称委員会)委員を努めるなどこの地のワイン造りに多大な貢献をした先代のガブリエル・トルトショが手がけたワインはロバート・パーカーが絶賛するなど高い評価を得、ジュヴレ・シャンベルタン村における有力生産者の地位を確立します。現在はガブリエルの娘であるシャンタルとブリジットが跡を継ぎ、自然に優しい栽培、テロワールの実感できる味わいのワインを志しています。
2003年からリュット・レゾネでの栽培を始めるなど環境に配慮した取り組みをはじめ、2008年にはすべての畑をビオロジック栽培に転換。2013年にはエコセールの認証も取得しております。密植率は10000本/ha。芽かきやグリーンハーヴェストなどを行い1株あたり7-8房に限定するなど細やかな収量制限を行います。
熟した健康な房のみを選別し手作業による選果。加えて、選果台での1粒1粒選別し、完璧な果粒のみが醸造に回されます。発酵前には14-15℃に冷却して低温浸漬を行います。発酵には野生酵母のみを使用、発酵開始後は1日2回の手作業によるピジャージュ。熟成に使用されるバリックは、過度に樽のニュアンスが付かないようミディアムトーストのものを使用します。瓶詰めはノンフィルターにて行われます。
BOURGOGNE PINOT NOIR CUVEE FINE SELECTION
100%除梗。低温浸漬後、野生酵母のみを使いステンレスタンク発酵、旧フレンチオークバリック15-18ヶ月熟成。
ジュヴレ・シャンベルタン村内の県道974号線(旧国道74号線)より東側の区画から収穫された葡萄を使用します。
輸入元:ヴィントナーズ
http://www.vintners.co.jp/france/bourgogne-cotes-de-nuits/domaine-tortochot/