アレクサンドル ビュルゴー / ボージョレ ヴィラージュ ランティニエ 2018 (フランス/その他の地方)
アレクサンドル ビュルゴー / ボージョレ ヴィラージュ ランティニエ 2018(赤)
VT:2018
生産国:フランス
生産地:ルーション
葡萄品種:ガメイ
コメント【商品説明】:
ガメイ飲みましょう。
先日解禁になったばかりなので、新酒でガメイを飲んだ方も多いかと思います。こちら、ヌーボーじゃない方のボージョレーのガメイ。吉澤ワイン商店は、僕がガメイを推してる感が強いからなのか、ブドウ品種としては当店では人気がある方なのではないかと感じております。
ガメイをお勧めしておると「わざわざガメイを飲まなくても」という声があるのは確かです。でも、ガメイにはガメイの良い所がありまして、それは抜群にお食事に合わせやすいブドウ品種だという所。
ガメイの香りの構成で、一般的でワイン的な果実味以外で主に感じるところについては、ブドウ品種由来よりも醸造段階で発生する香りや風味であることが多く、ガメイ自体がそんなに香気を発散するタイプの品種では無いという事になりますから、すなわちそれは一緒に頂くお食事の香気もそんなに盛り上げると言うという事でもなく、そっと寄り添うタイプだという結論になります。
すぐお近くの大人気のブルゴーニュのピノとの一番大きな違いはそこで、ガメイは多少の癖のある風味を持つお食事とでも問題なくマリアージュが可能な品種なのです。例えばピノ ノワールが苦手とする青魚や鶏卵などのお料理と試して頂くと、その機能性を感じて抱けるのではないかと思います。
サバの唐揚げを食べる時に無難に白でいくのもいいですが、そこでガメイのボトルを握る事が出来たのならば、その瞬間にあなたはもう「本日のソムリエ」に決定です。
ガメイという品種の懐の広さを感じる事が出来た時に、ワインの世界は少しだけ広がります。
ただ、残念ながらヌーボーで一年分の売り上げを叩き出すような、お祭り重視の生産者がいるのも事実。(ビジネスですから、それはそれで否定もしませんが)
どうせ飲むなら、美味しいガメイを飲みましょう。芋っぽいような感じがどうも好きになれないって方もいらっしゃるでしょう。でも、フレンチはソースだけ、主の食材だけを食べてもそうでもないけど、一緒に食べると抜群によい相性のもの、良くありますよね。ガメイもそんな感じだと割り切れば、結構楽しめちゃうものです。まあ、無理にとは言わないんですけどね。
セパージュさんのワインは楽しさが隠し味。
ソムリエ時代にお世話になったフランス人のワイン商がセパージュさんに移籍した時に「セラーが広くなったら始めるね」と約束したままなかなか手が付けられないでいた時に、私のワインの好みを一番理解してくれている某輸入元の担当さんがセパージュさんに移籍したって事でお取り扱いを始めました。
セパージュさんは、チョロチョロ見かける「ワインが大好きなフランス人が安くて美味しい南仏のワインを集める」といったスタイルのインポーターさんの内のひとつ。ワインに対して熱を入れる場所が違うのか、ワインに求めているポイントが違うのか、セレクトしているワインはどれもみな個性的でありながらお食事の邪魔をしないものばかり。何より、働いている人たちがみんな楽しそうなんですよね、そこってすごく重要ですよね。
「ワインを美味しいと感じるかどうかは、何と飲むかも大事だけど【誰と飲むか】が意外と大事」って言ってるソムリエさんがいました。なるほどなるほどとその時は思ったのですが、セパージュさんのワインを飲んでいると【誰から買うか】ってのも結構大切だよなって思うので、吉澤ワイン商店ももっともっと頑張らなくっちゃなって。
セパージュさんのワインはこちらのボタンでも。
以下、輸入元コメントです。
Alexandre Burgaud
数世代にわたり開発してきたぶどう畑を買い戻し、2013年にドメーヌを設立しました。現在はランティニエの花崗岩の土壌に12ヘクタールを所有。樹齢40年のぶどうから100年以上のぶどうの区画があります。
<私の仕事は土地と祖先が築いてきた伝統を尊敬することで実現します。醸造は100%伝統的な方法(セミ・カルボニック)を用い、非の打ち所の無い品質とぶどうの特性、そしてミレジムの特徴が反映されます。>