ジェローム アルヌー / アルボワ ピノ プールサール トゥルソー フリアンディーズ 2020 (フランス/その他の地方)
ジェローム アルヌー / アルボワ ピノ プールサール トゥルソー フリアンディーズ 2020(赤)
VT:2020
生産国:フランス
生産地:ジュラ
葡萄品種:ピノ ノワール、プールサール、トゥルソー各1/3
コメント【商品説明】:
アルボワ = 肥沃な大地。
ケルト語でね、そういうんですって。
ああもう美味しい。オルヴォーの担当さんに「吉澤さんはジュラとかどうでしたっけ」と聞かれ、少したじろぐ私。ジュラのワインをいくつも並べてしまうと、なんだかいけてる自然派ワインのお店になってしまいそうで、二の足を踏んでしまうんです。
でも、こちらがあんまり美味しいもんですから、ずらっと並べてみようかと思うんです。
染み込む旨味。
2020年、最新ヴィンテージですが、液面の端の方は既にうっすらと茶色がかってきていたり、ジュラの赤の妖艶な要素がすぐに楽しめるありがたいキュヴェ。だからといって無理くり酸化させていたり、激しい還元に覆われていたりもせず、とても健全。
これは、消費者がすぐに美味しい状態で飲めるようにと生産者の醸造技術の賜物という事なんでしょうけど、その落とし込み方が抜群で、もう両手を挙げてまいりましたといった感じです。
ジュラの土着品種のプールサールとトゥルソーは、個別で飲んでも面白い品種ですが、ピノと混ぜると相乗効果でお互いの良い所が強調される様な気がします。
僕は、こういったワインがお家で飲めたら幸せだなって素直に思うのです。
以下、輸入元コメントです。
La Cave de la Reine Jeanne/Jerome Arnou
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、1997年に生産者からブドウを買い付けるスタイルのネゴシアンとして、ジュラのビオディナミ生産者として注目を浴びるステファン・ティソと妻のベネディクトにより設立されました。
その後2009年にブノワ・ミュランが共同経営者として加入。ステファン・ティソが醸造を担当、ブノワ・ミュランが営業を担当していました。
2012年からはカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌの醸造についてはドメーヌ・ティソで彼の右腕として10年以上従事していたジェローム・アルヌー氏に任せています。
2019年、ラ・カーヴ・ド・レーヌ・ジャンヌは醸造責任者であるジェローム・アルヌー氏に売却し、ブノワ・ミュラン氏は念願の自社畑を持つドメーヌ ル・クロ・デ・グリーヴを購入し、責任者となりました。
ワイン(特にシャルドネ「グラン・ド・ピエール」およびピノ・ノワール「レ・リュサード」)はアルボワでも屈指の歴史あるカーヴにて樽熟成が行われます。カーヴ内は2列のオジーヴ穹窿(きゅうりゅう)を支えるアーチ型の支柱が奥まで突き抜けるように整然と並んでいます。
このゴシック様式の美しいカーヴを建築したのは誰なのでしょう。
それはブルゴーニュ伯オトン4世の娘で、1316年から1322年までフランス王となるフィリップ5世・長躯王(フィリップ4世・端麗王の息子)と結婚したジャンヌ。フランスの女王となったジャンヌは夫の死後、現在のアルボワ市ブルゴーニュ通り5番地にあたる場所に、自分の母であるアルトワ女伯マティルドと共に、屋敷の中にこの素晴らしいカーヴを建設しました。この歴史的建造物は当初、この地方の最高のワインを保存するために作られましたが、その後建設時のままの形で現在まで残されました。
メゾンでは御目に適ったブドウを買い付けることにより、伝統的な栽培方法のものと有機栽培のもの双方において提供できるアイテムが増え、また表現できるテロワールの幅を広げることが可能となっています。
常にコストパファーマンスの高いワインを提供し続けるカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、設立して間もないうちから多くの愛好家に評価され続けています。
Arbois Pinot-Poulsard-Trousseau ≪Friandise≫
ブドウ品種: ピノ・ノワール、プールサール、トゥルソー各1/3
土壌:粘土石灰質、南東向き
醸造、熟成:50%は除梗、50%は除梗しないでマセラシオンカルボニック。
軽くピジャージュしながら20日間のキュヴェゾン。天然酵母にて発酵。熟成はタンクで3か月。少量のSo2を添加して瓶詰。
味わい:赤い果実や燻した香り。タンニンは控えめで飲みやすい。