ニコラ ラスピエ / ブルゴーニュ パストゥグラン 2021 (フランス/ブルゴーニュ)
ニコラ ラスピエ / ブルゴーニュ パストゥグラン 2021(赤)
VT:2021
生産国:フランス
生産地:ブルゴーニュ
葡萄品種:ピノ ノワール50、ガメイ50
※3月から11月の間はチルド便必須です。カート画面でご指定お願い致します。ご指定頂けない場合、こちらで追加してご利用料金の修正をさせて頂くか、キャンセルのお願いをさせて頂きます。
2021年のブルゴーニュについて。
霜と雹と病害のトリプルパンチで収量が激減。「もう、今年は自分のワインは造らなくていいいや」って事で、生き残ったわずかなブドウはネゴシアンに卸してしまったり、特級や一級の畑も格付け無しのワインとごちゃまぜにして醸してしまう生産者が出るくらい。後世に語り継がれる程、歴史的な収量の低い年って事になっています。
悲惨な状況のように聞こえますが、かといってそういう時のワインが美味しくないのかって話になるとそれはまた別の話で。
2018年から2020年まで続いた高い気温の流れが終わり、涼しい夏と8月9月の感想により、トリプルパンチの被害を受けなかったブドウは(以前の)ブルゴーニュらしい環境で生育することが可能でした。
温暖化の影響で、ブルゴーニュではそれに抗う対策が色々と始まっていますが、そういった心配は必要のない「ブルゴーニュワインが好きな人に飲んで頂きたい」年であり、「ブルゴーニュの本来(伝統的な?)味わいを体感できる」年が2021年という事になりそうです。
ただ、数がひたすら少ないんですよね。価格もどんどん上がってますし。でも、それでも飲む価値があるのが2021年のブルゴーニュワインです。
ドメーヌを夢見た先に。
著名なドメーヌで働きながら、少しずつ少しずつ自分の畑を増やし2017年にいよいよ自社瓶詰めを開始。自然なワインのスタイルが評価され、早くも注目を集めています。
なんとも贅沢なピノガメイ。
これ、ピノとガメイのブレンドとは言え、このご時世でこんなお値段で出てくるのはちょっと信じられないですよね。
畑はフラジェ エシェゾー内、樹齢は80年以上、収量は20hl/haですって。お客様にも数量限定にしないので、僕が自分で飲む分もキープさせて頂いてよろしいですか?
以下、輸入元コメントです。
Nicolas Raspiller
相続する畑を持たなかったニコラ・ラスピエは、「アミオ・セルヴェール」(シャンボール・ミュジニー)、「アルマン・ジョフロワ」(ジュヴレ・シャンベルタン)、「フェヴレ」(ニュイ・サン・ジョルジュ)等の生産者に都合15年間に渡って勤務するかたわら、2012年からオート・コート・ド・ニュイとオート・コート・ド・ボーヌを中心に少しずつ畑の購入と賃借を進めていきました。そして、畑が5ヘクタールに達した2017年、オート・コート・ド・ニュイのショー村に自身のドメーヌを設立し、自社ビン詰めを開始しました。
創業時より、すべての畑でビオロジック栽培を実践。
「「アミオ・セルヴェール」のビオロジック栽培への転換に最初から最後まで関わったことで、すべてを実地に習得することができました。ブルゴーニュではビオロジック栽培は難しいとよく言われますが、やる気さえあれば普通にできることも分かりました。私は(ビオロジック栽培で認められている)銅を畑に撒くのに抵抗があり、独自に調合したハーブの煮汁を畑に撒くなど、ビオディナミの手法を応用して対応しています。近年中に正式にビオディナミに移行する予定です」。
「この20年間、ほぼ毎日畑で過ごしてきましたので、温暖化の進行を強く実感しています。最初に取得した畑がオート・コートだったのはたまたまでしたが、このエリアはコート・ドールより100メートルほど標高が高く気温が低いため、近年急速に再評価が進んでいます。「ブルゴーニュにおける最後のピノ・ノワールの栽培地」とか「将来のグラン・クリュ」といった声も聞こえはじめており、一昔前とは隔世の感があります。また、丘陵畑が多いため気候や土壌といったテロワールの多様性に富み、造り手として興味は尽きません。
ニコラの造るワインは、ライフスタイルそのものが自然派といえる彼自身の写し鏡のような、ナチュラルで癒しのあるものです。再生紙を使用したシンプルなラベルには、趣味でハチミツを造っている彼の小さなお友達が描かれています。
Bourgogne Passetoutgrain
ピノ・ノワール50%、ガメイ50%。フラジェ・エシェゾー村内の区画より。0.35ha。粘土石灰質土壌。樹齢約80年の超VV。収量は20hl/ha。除梗率50%。コンクリート製タンクで発酵後、ステンレスタンクで10ヶ月間熟成。SO2はビン詰め時にのみ極少量使用。
※詳しい情報は輸入元のHPをご覧ください。