シャトー ラルシ デュカス / サン テミリオン グラン クリュ クラッセ 1986 (フランス/ボルドー)
シャトー ラルシ デュカス / サン テミリオン グラン クリュ クラッセ 1986(赤)
VT:1986
生産国:フランス
生産地:ボルドー
葡萄品種:メルロー78、カベルネ フラン22
コメント【商品説明】:
そろそろ40年が見えて来る1986年。熟成としては長い期間になりますが、こちらのワインはどこかのタイミングで「リコルク」されている様子。「リコルク」はコルクの打ち直しなのですが、打ち直しするタイミングで目減りした分の補充が許可されています。
でも、「リコルクしましたよ」とか「ワインを補填しましたよ」というのは公表されない事も多いので、飲むまでわからないというのが現状です。妙に安い、とっても古いワインを買ったら、全然熟成感が無かったって時は、このリコルクか、もしくはタンクで熟成させていたものを瓶詰めしたものである場合が多いです。
嘘ではないといえば嘘ではないですが、古いワインを飲むときはやっぱり熟成感が楽しみたいよなって事で、吉澤ワイン商店として古いワインを仕入れる時は、なるべくリコルクしていないワインを仕入れようと心掛けてはいるんです。
そんな折に出会ったこちらのワイン。リコルクっぽさは随所にあるものの、古酒的な熟成感も楽しめてお値段もそこそこ。そしてクラッセが付く方のサン テミリオン グラン クリュ。もう、なかなかお目にかからない80年代。これはこれで良いのかもという事で、少しだけ仕入れてみました。
この手のワインも悪くないよねってっ方のみご検討をお願いいたします。
アストルさんのボルドーワイン。
吉澤ワイン商店で取り扱うボルドーワインのほとんどは、ボルドー専門インポーターの「アストル」さんから仕入れています。
アストルさんで働く皆さんは根っからのボルドー好き。それもそのはず、ボルドーに住み、ボルドーで学んでいた仲間が、ボルドーの魅力を伝える為に立ち上げた会社です。なので、ボルドーワインに対する愛の深さは、お仕事でワインを取り扱う商社の方とはちょっと異なりますし、何しろ日本に引っ張ってくるワインのセレクトが素敵で尚且つ美味しい。
現地で深く掘り下げた人脈は、生産者だけでなくボルドーワインの取扱いに於ける最重要ファクターのネゴス(仲買いのネゴシアン)にまで及び、星の数以上のボルドーワインの中から一際輝くきら星をセレクトされています。
ボルドー市内の「レクスキ」という日本人シェフのレストラン(https://www.restaurantlexquisbordeaux.fr/ja/)と、神保町で「レピック」というボルドーワインバー(http://www.lepique.jp/)もやっています。私がボルドーにいった時も名だたるシャトーにヴィジットのアポイントを取って頂き、公私ともに大変お世話になっています。もう、アストルさんのワインは全部仕入れちゃいたいくらいなのですが、セラーの容量をお財布の都合で我慢我慢。
数が多すぎ、ラベルで内容が分かりにくい、安いものにはハズレがある、輸入経路によっては劣化している、同じシャトーで同じヴィンテージなのに値段がまちまちなど、市場の需要が高くクラシックであるが故に購入時に二の足を踏んでしまう要素が多いボルドーワインですが、「アストルさんの輸入しているものから選ぶ」って事が取り急ぎの道しるべになるって事は、自信を持ってお伝えできます。アストルさんの手を離れた後、ワインショップさんの保管状態が良くなかった場合を除いては。
Specialiste en Vins de Bordeaux
ボルドーの魅力、それは王道であること
↑毎月届くアストルさんのカタログのタイトルが大好きです。アストルさんの進む道が王道になる日は、そう遠くないのかもしれません。
以下、輸入元コメントです。
Château Larcis Ducasse
サンテミリオンの町から東へ伸びる台地の斜面、シャトー・パヴィなどに隣接する抜群の立地にあるシャトー・ラルシ・デュカス。
1893年から100年以上にわたりグラディオ家が所有しています。
現在約11.5ヘクタールのブドウ畑は急斜面のため粘土石灰質土壌、石灰岩、粘土、泥灰土など多様な土壌構成となっており、ブドウに複雑さをもたらしています。
非凡なテロワールにより古くから高い評価を得ていましたが、2002年以降、ニコラ・ティアンポンや、ステファン・ドゥルノンクールらとともに優れたチームで最高峰を追求したワイン造りを行い、2012年にはサンテミリオン・プルミエ・グランクリュ・クラッセに昇り詰めました。
銘醸地サンテミリオンの非常に恵まれたテロワールを持つシャトー・ラルシ・デュカスの希少な1986年です。
アストルさん輸入のワインはこちらのボタンでも。