シュヴァリエドラスコンブ / マルゴー 2016 （フランス/ボルドー）
シュヴァリエドラスコンブ / マルゴー 2016（赤）
VT：2016
生産国：フランス
生産地：ボルドー
葡萄品種：カベルネ・ソーヴィニヨン50、メルロー50
コメント【商品説明】：
マルゴー格付二級、常に全ての人の期待を裏切らないシャトー、ラスコンブ。の、セカンド。ボトルの中身と価格とを頭の中で天秤にかけることが多々ありますが、これはなんとも絶妙なバランス。
ワインが大好きな皆さんの中には、ここの所の価格上昇にやりきれない想いをされている方も多いのではないでしょか。この騒動、ワインの中味の値上がりよりも深刻なのが、瓶を溶かす燃料の価格高騰が問題になってるんじゃないかという声も多いんです。
そうなってくると、この流れが一体いつまで続くのか、出口が見えなくなってしまいひたすら悲しくなってしまいますよね。
これまでもワイン以外の要因でワインが値上がりする事はあれど、要因が改善されても価格が元に戻る事は基本的にはありませんでしたから。
こういった時にですね、こちらのワインの様な良心的な価格のワインに出会うと、ボルドーの「ネゴシアン」という仲買人を経由する商流と言うのは、価格を安定させる効果があるのだなと改めて感じます。全体に目を向けると、ワインの輸入をされている皆さんが本当に大変そうなのですが、試行錯誤してワインと価格のバランスを保とうとされています。
価格だけを見てると、あっちはこれだけ値上がりしたとか、こっちはそうでもなかったと一喜一憂してしまいそうですが、こんな状況だからこそ、しっかりとご紹介すべきワインを見定めていきたいなと強く強く思うのでした。
アストルさんのボルドーワイン。
吉澤ワイン商店で取り扱うボルドーワインのほとんどは、ボルドー専門インポーターの「アストル」さんから仕入れています。
アストルさんで働く皆さんは根っからのボルドー好き。それもそのはず、ボルドーに住み、ボルドーで学んでいた仲間が、ボルドーの魅力を伝える為に立ち上げた会社です。なので、ボルドーワインに対する愛の深さは、お仕事でワインを取り扱う商社の方とはちょっと異なりますし、何しろ日本に引っ張ってくるワインのセレクトが素敵で尚且つ美味しい。
現地で深く掘り下げた人脈は、生産者だけでなくボルドーワインの取扱いに於ける最重要ファクターのネゴス（仲買いのネゴシアン）にまで及び、星の数以上のボルドーワインの中から一際輝くきら星をセレクトされています。
ボルドー市内の「レクスキ」という日本人シェフのレストラン（https://www.restaurantlexquisbordeaux.fr/ja/）と、神保町で「レピック」というボルドーワインバー（http://www.lepique.jp/）もやっています。私がボルドーにいった時も名だたるシャトーにヴィジットのアポイントを取って頂き、公私ともに大変お世話になっています。もう、アストルさんのワインは全部仕入れちゃいたいくらいなのですが、セラーの容量をお財布の都合で我慢我慢。
数が多すぎ、ラベルで内容が分かりにくい、安いものにはハズレがある、輸入経路によっては劣化している、同じシャトーで同じヴィンテージなのに値段がまちまちなど、市場の需要が高くクラシックであるが故に購入時に二の足を踏んでしまう要素が多いボルドーワインですが、「アストルさんの輸入しているものから選ぶ」って事が取り急ぎの道しるべになるって事は、自信を持ってお伝えできます。アストルさんの手を離れた後、ワインショップさんの保管状態が良くなかった場合を除いては。
Specialiste en Vins de Bordeaux
ボルドーの魅力、それは王道であること
↑毎月届くアストルさんのカタログのタイトルが大好きです。アストルさんの進む道が王道になる日は、そう遠くないのかもしれません。
Chevalier de Lascombes
シャトー・ラスコンブは、メドック最大規模を誇る１１８ヘクタールの畑を持つマルゴー村格付け２級シャトーです。マルゴー・アペラシオンの中でも最良の土壌を備えた約40の小区画からなるテロワールといった長所を持ち、かつてはアレクシス・リシーヌが、その後、設備投資に積極的なコロニー・キャピタル（2001～）やMACSFグループ（2011～）が高品質ワイン造りを追求し続け、マルゴー２級の偉大な格付けどおり高い評価を受けています。
セカンドラベルであるシュヴァリエ・ド・ラスコンブはファーストよりもフルーティさを前面に引き出した果実味溢れる心地良い味わいが特徴。
低温マセラシオン（８℃で１週間）、シュールリー４ヶ月。熟成はバリック（１年樽）にて16ヶ月行います。
華やかさの中に凝縮した果実の旨味が感じられる飲み頃を迎えつつある、セカンドの枠を超えた出来栄えの、ファーストの評価も高い当たり年2016年です。
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